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ウラカン超速レポート&デザイナー自筆イラスト公開

2014-5-9 18:15| post: biteme| view: 798| コメント: 0|著者: 文:木村 好宏/写真:Kimura Office

摘要: 「Huracan」は伝説の闘牛と風の神 2003年に登場したベイビー・ランボルギーニ「ガヤルド(Gallardo)」はフェラーリよりも2気筒多いV10エンジンを搭載する“ベイビー”とは言わせない存在感で、モデルライフ中に1万4 ...

ウラカン超速レポート&デザイナー自筆イラスト公開

「Huracan」は伝説の闘牛と風の神

2003年に登場したベイビー・ランボルギーニ「ガヤルド(Gallardo)」はフェラーリよりも2気筒多いV10エンジンを搭載する“ベイビー”とは言わせない存在感で、モデルライフ中に1万4022台がサンタアガタからライン・オフされた。そして11年目にして、その後継モデル「ウラカン(Huracan)」が登場する。名前の由来は、これまで通り闘牛に関するもので、今回は19世紀に存在したと言われる牛の名前だ。同時にこの名前はマヤ文明では風の神、すなわちハリケーンの語源でもある。

ウラカンの試乗会はスペインのマラガ郊外、そしてその北にあるレース・リゾート「アスカリ」(http://www.ascari.net)でのトラックテストをハイライトとして行われた。サーキットのパドックで配られたタグの色で、走行グループが4名から5名に分けられる。先頭はランボルギーニのインストラクターで、4周してクルマを交換する。量産試作段階なのでバラツキを心配しているのだろう。

スムーズさを増したトランスミッション

アスカリ・サーキットは競技を目的にしたものではなく、ハンドリングを確認し、タイムトライアル程度を楽しむようなレイアウトである。しかも「ESPはオン」という条件付きだ。加速、ブレーキ、ステアフィールやハンドリング確認程度で4周が終わってしまう。しかし幸いなことに脱落者(?)も多く、トラック走行を希望するドライバーの数が減っていくので、それに連れて私の周回数は増えていく(笑)。

デュアルクラッチ・トランスミッション(DCT)による加速はストラーダ・モードでは非常にスムーズで、ホテルへ帰るまでの間に公道で経験したストップ・アンド・ゴーの多い街乗りではガヤルドから大きな改善を感じた。一方、サーキットに於けるスポーツ/コルサ・モードでは、シフトタイミングが短縮され弾けるようなギアチェンジを楽しむことができる。

ドライブ関連の操作ボタンはステアリング上に集約

ウラカンのドライブを楽しむインターフェースは、ウインカーからドライブモードの選択ボタンまで全てステアリングホイールにレイアウトされている。ただし、完璧な人間工学に基づいたかといえばそうではなく、左スポークにあるウインカースイッチにはちょっと悩まされた。一方、ギアシフト・パドルはコラム固定式で大きなウイングがあるために舵角を大きく取ったステアリング操作中でも指が届かないことはない。

また、フラットなリム底部にはドライブロジックをストラーダ/スポーツ/コルサの3段階に変える「ANIMA」がある。ANIMAとはイタリア語で「魂」だが、Adaptive Network Intelligent Managementの語呂合わせで、エンジン・レスポンス、サウンド、シフトタイミング、ダイナミック・ステアリング、4WDシステム、そしてマグネティックライド(可変ダンパー)の特性を変化させる。

直噴とポート噴射を使い分ける新エンジン

スタンダードのピレリ Pゼロのサイズはフロント:245/30ZR20、リア:305/30ZR20で、グリップ力はサーキットでスポーツ走行をするには申し分ない。また、標準で装備されるベンチレーテッド・ブレーキはカーボンセラミック製で、サイズは前380mm×38mm/後356mm×32mm、キャリパーはフロント6本/リア4本のピストンを持っており、コーナーへオーバースピードで何度も突っ込んだにも関わらず確かな制動力を発揮してくれた。

サーキット走行は10時半からおよそ2時間、4台のクルマを取り替えて終了し、開発担当らとディスカッション。当然の事ながらしきりに感想を聞かれる。私はケッコウ本音でV10の吹け上がりの素晴らしさとサウンドを褒める。すると、担当重役のレギオナーリ氏は「かつてのウェーバー・ダブルチョークのトルクの吹き上がり、レスポンス、さらにサウンドの再現を目指しました。厚いトルクは直噴とポートのダブル噴射、サウンドはスロットルオフで僅かに二次噴射をさせるんです。」と答えてくれる。

しかし、私が「このハイブリッド構造のボディはMSS(モジュール・スポーツカー・システム)で次期アウディR8ですよね?」と質問すると、ニヤッと笑って口を閉ざしてしまった。まあ、否定されてもこれは間違いないはずだ。さらに、コルサ・モードでも全体にソフトな印象が残ったので「エボリューション・モデルのためのリザーブ?」と聞いたら、これも笑ってごまかされてしまった。

公道ではガヤルド以上に扱いやすい

さて、帰路はウラカンを駆ってホテルまで公道を走って試乗会が終わる。ほぼ下り坂のコースは可変ステアリング(やはり不自然さが残る)、ブレーキ、マグネティックライド、街中ではアイドリングストップ、そして一連の操作系のチェックなどであっという間にホテルに到着。ウラカンの公道での扱い易さはガヤルド以上だった。

デザイナー自筆のプライベートイラスト大公開!

日本メーカーのディナーだと変な飲み会になって、趣味の話だと話題はゴルフしかない。ゴルフがあまり好きではない私には迷惑である。しかし欧米の自動車メーカーはそんなことはない。みんなの趣味は仕事と同じ、一致して「クルマ」なのである。その晩もチーフデザイナーのフィリッペ・ペリーニさんが「プライベートで何に乗っているの?」というので「スーパー7」と答えたら「バカだなぁ、あんなクルマに乗って!」と言って、笑いながら見せてくれたのが彼のスーパー7だった。こうして夜半までクルマ談義が続いたのだった。

そして翌朝、空港までのクルマに乗り込もうとしたら、件のデザイナー、フィリッペ・ペリーニ氏が届けものをしてくれた。掲載した画像がそれだ。何と私が冗談で「あんた、絵がうまいな!」と言ったのを覚えていてくれたらしい。サインの下には「オバカなクルマへの情熱を持ったお互いのために!」と書いてあった。そういえば「クルマへの情熱」なんて話題で飲み明かすのは、日本メーカーの試乗会では滅多に無い事に気がついた。


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