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【まとめ】ニューヨークショー2014・輸入車編

2014-5-10 11:00| post: biteme| view: 554| コメント: 0|著者: 文:川端 由美

摘要: イタリア車メーカーにも注目! 意外に思うかもしれないが、マセラティとアルファロメオの2つのイタリア車メーカーにも注目だ。アメリカ市場では今年、マセラティが100周年を迎えるにあたって、高額な広告料で知られ ...

【まとめ】ニューヨークショー2014・輸入車編

イタリア車メーカーにも注目!

意外に思うかもしれないが、マセラティとアルファロメオの2つのイタリア車メーカーにも注目だ。

アメリカ市場では今年、マセラティが100周年を迎えるにあたって、高額な広告料で知られるスーパーボールのコマーシャルに初登場して話題になったばかり。V6エンジンを搭載する「ギブリ」をモチーフにしたもの。ニューヨークでは、100周年を記念した「グラントゥーリズモMC」をベースにした特別仕様車「センテニアルエディション」を発表した。心臓部のV8ユニットに変更はないが、ホイールやシート地などが専用デザインとなる。クーペとコンバーチブルの2つのボディで7色と、選択肢は広い。

小さいながらも、アメリカのモーターショーに久方ぶりに独自のブースを設けたアルファロメオ。数年前、セルジオ・マルキオンネCEOが「アルファロメオはアメリカに再上陸する」と予告した通り、「4C」を中心に展示したブースを設けていた。1995年に「164」の販売を最後にアメリカ市場から撤退して以来、実に19年ぶりの再上陸となる。

次期ディスカバリーがワールドプレミア

アメリカ市場の中でも、東海岸で人気の高いレンジローバー。なかでも、アメリカ市場から「ディスカバリー」の車名が消えていた(別名で販売)だけに、ニューヨーク・ショーの前夜に「ディスカバリー・ヴィジョン・コンセプト」のお披露目を大々的に行ったことは大きな話題だった。ティザー映像はジュネーブ・ショーで公開されたが、実車は今回がはじめて。ハドソン川沿いにある航空宇宙博物館にて、リチャード・ブランソン率いるヴァージン・ギャラクティックが開発した宇宙船「VSSエンタープライズ」の実物大モデルと共に展示されていたという。

ただし、あまりにも未来的なスタイリングには賛否両論があった。フロントグリルの形状や、サイドのエアインテークなどランドローバー一族らしいディテールは継承しつつも、全体のフォルムは斬新だ。角のないラウンドしたフォルムに、つるりとした印象のフロントフェイスやリアエンドが既視感のないデザインを作り出している。赤外レーザーで前方の路面の凹凸をスキャンしてディスプレイに表示する「レーザー・テレイン・スキャン」、グリル下のカメラからの画像を車内のヘッドアップディスプレイに表示する「トランスパレント・ボンネット」など、斬新な技術を搭載して未来感を演出する。

ドイツ勢も虎視眈々と

ドイツ勢では、メルセデス・ベンツが「S63 AMG クーペ」を発表。ツインターボ付き5.5LV8エンジンは最高出力585ps/最大トルク800Nmを発揮し、7速AMGスピードシフトを介して、4輪にトルクを伝える。0-98km/h加速はわずか3.9秒という俊足ぶりだ。先日、今年秋の発売が予告されたミッドサイズのスポーツ・クーペ「AMG GT」とあわせて、AMGの好調ぶりがさらに加速しそうだ。

BMWは、「X4」をワールドプレミアした。3シリーズをベースにした4ドアのクロスオーバーだが、BMWでは、3シリーズをベースにした派生モデルとして、ワゴンの「3シリーズ・スポーツワゴン」、車高を高めた「X3」をラインナップしていた。加えて、昨年に「3シリーズ グランツーリスモ」を発表し、ジュネーブ・ショーで「4シリーズ グランクーペ」を発表したばかり。「X4」の登場で、3シリーズ・ベースのクロスオーバーは、ワゴンボディ、SUV、4ドアクーペと車高の高低が出揃ったことになる。「X4」は、兄貴分の「X6」を一回り小さくしたスタイリングで、ターボ付き2L直4、ターボ付き3L直6の2機種のエンジンが用意されており、8速ATと4WD機構が組み合わされる。

いまさらではあるが、BMWのブースを眺めていてはっと気づいたのが、さりげなく「アルピナ」が並んでいることだ。本来、独立したメイクスなのだが、アメリカ市場では慣例的にBMWの一員として販売されている。ゆえに、今回ワールドプレミアされた「B6 xDrive グランクーペ」もBMWのブースに並んでいた。445psを生む「650i」用のターボ付き4.4LV8ユニットにスープアップを施し、540psまで最高出力を向上。0-98km/h加速は3.7秒でこなす。約12万ドルのプライスタグは控えめとはいえないが、内外装の主張はアルピナの流儀に則っていたって控えめ。前後にスポイラーを装着し、20インチの専用ホイールを履き、スポーツ・ステアリングホイールや革シートなどの専用装備がおごられる。

フォルクスワーゲンは、少々地味め。アメリカ市場の中核を担う「ジェッタ」をフェイスリフトし、北米向けゴルフ・スポーツワゴンを披露した。いずれも、北米ではまだマイナーな存在のディーゼル・ユニットが用意されている。

新型マスタングが86階へ

国産編の冒頭でフィールズCOOの基調講演に触れたフォードは目立った新型の発表はなかったものの、マスタングの50周年を祝うイベントを大々的に開催した。初代マスタングは1964年、ニューヨークで開催されたワールドフェアでお披露目された。50歳以上のアメリカ人なら、必ずと言っていいほど地球儀をかたどったオブジェの前で撮った家族写真があると言われるほどの盛況ぶりだったという。

50周年を祝う限定モデルは、ホワイトとブラックのボディカラーを用意。オプション満艦飾で、ブレンボ製ブレーキを装着した足回りに19インチのピレリPゼロを履き、助手席にシリアルナンバーが刻印される。

チーフ・デザイナーは、J・メイズの跡を継いでデザイン担当副社長に就任したモーレイ・カラム氏。フォードに20年以上も勤めており、自身も70年代のマスタング・オーナーであり、今回の50周年イベントにあわせてデトロイトから自走してきたという。驚くことに、兄はジャガーで辣腕をふるうイアン・カラム氏だという。

「ディテールでは、マスタングらしさを意識しました。一方で、エクステリアや内装の質感を作り込み、クラフツマンシップを表現したものとしました」

50周年モデルがマスタング・ファンの注目を集めたのに対して、一般の注目を集めたのは摩天楼を見晴らすエンパイア・ステート・ビルの86階にある展望台の上で行われたイベントだ。実はコレ、初代マスタングへのオマージュ的なイベント。初代がニューヨークでデビューし、その翌年に登場したコンバーチブルがまさに同じ場所に展示されたのだ。1930年代に建てられた古い建物なのでエレベーターが小さく、当時、苦肉の策で初代マスタングを3分割して86階まで運び、展望台で技術者が組み立てたという逸話が残されている。

今回、一回りも二回りも大きくなった新型をどうやって運んだかというと…特別チームを編成して、新型の部品が昔と同じサイズのエレベーターに入るか綿密に測定し、分解したパーツをエレベーターに乗せて搬送。当日、4月としては珍しい春の雪が降った中、わずか6時間で組み立てられたという。観光客でぎゅう詰めのエレベーターを乗り継いで上った展望台には、目に鮮やかなイエローのボディカラーのマスタングが鎮座していた。わずか54時間という限られたお披露目だったが、摩天楼の夜景とマスタングというアメリカらしい組み合わせは多くの人の注目を集めたに違いない。


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