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新型ホンダ「シビック」試乗 見た目も走りも居住性もヨシ。これを自動車界の十徳ナイフと呼びたい ...

2021-10-6 11:55| post: biteme| view: 677| コメント: 0|著者: 文:伊達軍曹/写真:ホンダ技研工業

摘要: 「爽快シビック」というキーワードはどうかと思ったが 9月3日に発売された新型ホンダ「シビック」に試乗した。結論から申し上げると、それは「自動車界の十徳ナイフ(アーミーナイフ)」とでも呼ぶべき、全方位的に ...

新型ホンダ「シビック」試乗 見た目も走りも居住性もヨシ。これを自動車界の十徳ナイフと呼びたい

「爽快シビック」というキーワードはどうかと思ったが

9月3日に発売された新型ホンダ「シビック」に試乗した。結論から申し上げると、それは「自動車界の十徳ナイフ(アーミーナイフ)」とでも呼ぶべき、全方位的に高い能力を発揮できる素晴らしい乗り物であった。

「爽快シビック」というグランドコンセプトのワード選択は、まるで老人向け雑誌のタイトルのようで正直どうかと思う。だが確かにこの車は「爽快」だ。

具体的には、運転席からの視界がきわめて良好で、室内空間は広く開放的で、低重心な骨格が利いているのか、操縦感覚はきわめて軽快かつ上質であるため、ドライバーは確かに「うむ、爽快なり!」と感じてしまうのである。

日本市場に投入された新型シビックのボディタイプは5ドアハッチバックのみ。全幅は先代同様の1800mmだが、全長を30mm延ばして全高を20mm低めたことでワイド&ローな姿勢が強調され、そのフォルムは端的に言ってカッコいい。そしてAピラーの付け根位置を先代より50mm後退させ、さらには低く水平なボンネットを採用したことで、前方視界がやたらと良好なのだ。

グレードは標準の「LX」と上級の「EX」という2種類があるが、搭載エンジンは1種類のみ。最高出力182ps/6000rpmと最大トルク24.5kgm/1700~4500rpmを発生する1.5Lの直4ターボエンジンだ。そこに組み合わされるトランスミッションは6MTとCVT。まずはEXの6MTに乗った。

上級グレードであるEXに採用されるプライムスムースとウルトラスエードのコンビシートは見た目もしゃれていて、スポーツ性を誇示する「赤いステッチ」も適量であるため、この種の意匠にありがちな「こっぱずかしさ」は感じない。着座位置は、外から想像するよりもずいぶん低い。

よく見ると凝っているのだが、パッと見はシンプルに見えるインテリア各部――つまり優秀なデザイナーが優秀な仕事をした結果に感心しながら1.5Lターボエンジンに火を入れ、6MTを1速に入れて走り出す。

……走り出して5mでとは言わないが、ドライバーは15mか20mほども走れば、ホンダの技術者が繰り返し言っていた「爽快」というキーワードに対して「なるほど確かに!」とつぶやくことになるだろう。

骨太で筋肉質なのだが、無駄な贅肉がほとんどないために体重はさほど重くない一流のアスリートが、アップのためのジョグを開始した――というのが、新型ホンダ シビックを20mほど走らせた段階で、筆者の脳裏に浮かんだ光景である。

県道に出て、きわめてシフトストロークが短い6MTをコクコクと楽しく、リズミカルに、そして必要に応じて変速させながら進む新型シビックは、「ファミリーカー」としての乗り味と「パーソナルカー」としての味わいが見事に両立しているといった印象。

つまり、1700rpmで最大のトルクが発生するエンジンを低回転に保ったまま走ろうとすれば「乗り心地が良くてまあまあトルクフルなファミリーカー」であり、そこから1速落として走ろうとすればスポーツカー……とまでは言わないが、気持ちの良い(ホンダ風に言うならば爽快な)スポーティカーへと即座に変身する――ということだ。

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推しはMTだがエンジンと相性が良いCVTもなかなか

山坂道に入ってもその印象は変わらない。

助手席と後席に家族を乗せて温泉宿を目指すとイメージしながら(実際乗っているのはおっさん編集者&カメラマンだが)、なるべくスムーズにワインディング路を走らせようと意識すれば、新型シビックはその意図に正しく応えてくれる。で、同乗している家族もおそらくは快適(爽快)と感じているはずだが、ドライバーも実は爽快なのだ。なぜならば、車が「ほぼイメージどおりに動いてくれるから」である。

事前のイメージより「ロールが大きく、かつ唐突だなぁ……」と感じることがなく、「もう少し坂をぐいっと登ってくれると思ったが、いまいち登らねえなぁ……」ということもなく、さらには「家族を乗せてるからハードなコーナリングをしてるわけじゃないんだけど、それでも、想定していたクリッピングポイントにどうしても付かないなぁ……」等々と感じる瞬間がないのだ。

そのため新型シビックは「同乗者最優先の運転」をしている最中でも、ドライバーはまったく退屈しないのである。むしろ40~50km/hほどでトコトコと山坂道を走るその凡庸な行為が、きわめて楽しいサムシングとして感じられるのだ。

次に、家族は乗せずに自分ひとりで運転しているものと想定し(実際はおっさん2名が助手席と後席に乗っているが)、山坂道を少々飛ばし気味に走ってみる。

……これまた最高である。いや、最高(数ある中のベスト)かどうかは知らないが、少なくとも「素晴らしい」と断言することはできる。

いついかなるときもドライバーはステアリングを握る両手とお尻から路面のインフォメーションを明確に感じることができ、筆者のごときレーサーではない素人がちょっと飛ばしたぐらいでは、限界のゲの字も探り当てることはできない。

「ここからさらに踏んでいくと、さすがにタイヤが鳴ったり、フロントがアウト側に逃げていったりするのかな?」などとイメージするシーンでも、新型ホンダ シビックは「……何かありましたでしょうか?」ぐらいの涼しい顔で何事もなかったかのように、そして良好な乗り心地のまま、駆けていくのだ。いやこれは本当に「爽快」である。

6MTの試乗を終え、CVTの「EX」に乗り換えてみる。

6MTの印象があまりにも良好であったため、CVT車に乗り換えた直後は「……ダメだこりゃ。新型シビック買うなら6MTに限るな」と思った筆者だったが、300mか500mほども走れば、その印象が間違いであったことに気づく。

低回転域からまあまあのトルクを発生するこのエンジンはCVTとの相性が良く、そこからアクセルペダルを深めに踏んでいっても、ステップ感を伴いながら気持ちよく、グイグイと加速してくれる。前言撤回である。個人的には6MTのほうが好印象だが、CVTを選びたいと考える人を止める理由はいっさいない。

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1台でいろいろこなしたいのであれば有力候補になるだろう

以上が、筆者がこの車を「自動車界の十徳ナイフ(アーミーナイフ)」と評したい理由である。すなわち、

・快適な家族グルマとして使用可能(後席はかなり広い。ただしボディ形状の関係で頭上スペースの余裕はさほどではないが)
・便利な荷物グルマとしても使用可能(セダンではなく5ドアハッチバックなので荷物はかなり載る。シートを倒せば単身者の引っ越しぐらいはできるかも?)
・しゃれたオブジェとしても鑑賞が可能(今回の内外装デザインはかなり良い!)
・そしてスポーティなパーソナルカーとしての使用も可能

ということだ。

2シーターのスポーツカーやオフローダーなどの「スペシャリスト」を10台(10種類)ぐらいガレージに用意し、用途に応じて使い分けたい――というのが自動車好きの夢だが、夢というのはそう簡単に叶うものでもない。

その結果、多くの人は「ミニバン」や「SUV」あたりを1台だけ購入し、その1台をゼネラリストとして使用する。

そのことを咎めるつもりはない。だが、もしも「もう少し爽快に走れるゼネラリストが欲しい……」と考える人にとっては、現時点では新型シビックこそが、最高かどうかは知らないが「超有力な候補」であることは、まず間違いないだろう。

……以上が話の要旨であるが、その他の細かな点にも、下記に少しだけ触れておこう。

●新型シビックを激賞した筆者ではあるが、エンジンのトルクについては「もうひと声あって然るべきでは?」と感じた。ここについては、各自ご試乗のうえご判断いただきたい。

●EXの場合で353万9800円という車両価格が「高い!」と言われることも多いようだ。しかし新型シビックは最初からほぼフルフル装備であり、必要なオプション装備はフロアマット程度。そのため「真の総額」は競合とさほど変わらない。

●新型シビックは販売ターゲットをZ世代(1990年代中盤以降に生まれた世代)としている点でも、「日本の若い世代の経済的な現状をまったくわかってない!」と非難されている模様。だが、ここで言うZ世代は「日本のZ世代」だけではなく「先進諸国全体のZ世代」を指している。そのため、日本の現状だけを見てアレコレ言うのはナンセンスだ。まぁ気持ちはわかるが。

●仮に日本のZ世代に限定したとしても、その狙いは決して間違ってはいないと思われる。なぜならば、新型シビックの月販目標台数はたかだか1000台。そのうち3割ぐらいを若い世代に売りたいとして、月に300人。そのぐらいの数であれば、マッチングする可能性は十分ある。なにも「日本のZ世代全員に新型シビックを売りたい!」という話ではないのだ。

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スペック例

【 シビック EX(6MT) 】
全長×全幅×全高=4550×1800×1415mm
ホイールベース=2735mm
駆動方式=FF
車両重量=車両重量=1340kg(MT)/1370kg(CVT)
乗車定員=5名
エンジン=1.5L 直列4気筒ターボ
最高出力=134kW(182ps)/6000rpm
最大トルク=240Nm/1700-4500rpm
トランスミッション=6MT
燃料=プレミアムガソリン
WLTCモード燃費=16.3km/L
サスペンション=前:マクファーソン式
        後:マルチリンク式
最小回転半径=5.7m
タイヤサイズ=前後:235/40R18(アルミホイール)
価格=353万9800円

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