スーパー・トロフェオのロードゴーイングモデル2021年10月、富士スピードウェイで「ランボルギーニ ウラカンSTO」に編集が試乗しましたのでレポートします。 ウラカンSTOはウラカンのレーシングカー「スーパー・トロフェオ」の公道バージョンとして、2020年11月に公開されましたが、2021年の生産分については既に完売となっているモデルです。価格は4125万円。車名のSTOは、「スーパー・トロフェオ・オモロガータ」の略で、公道可能なスーパー・トロフェオを意味しています。数々のレースで実績を残してきた「ウラカン GT3 EVO」の開発技術をベースに設計されており、サーキットでラップタイムを短縮するためのランボルギーニのノウハウが組み込まれています。 ボディパネルの75%以上にカーボンファイバーを使用。フロントガラスも30%軽量化され、マグネシウムホイールや防音材の減量などにより、「ウラカン ペルフォルマンテ」よりも43kg軽くなっています。フロントは空力性能と軽量化を両立すべくバンパーとボンネット、フェンダーが一体化され、手動で3段調節が可能なリアウイングを装備。アクラポヴィッチが開発を手がけたチタン製のロールケージが組み込まれています。さらにドアハンドルや内側のドアオープナーは軽量化のためストラップ形状となっています。 エンジンは5.2L V型10気筒・自然吸気で、最高出力640ps/8000rpm、最大トルク565Nm/6500rpmを発生。0-100km/h加速タイムは3.0秒、最高速度は310km/hをマークします。 ランボルギーニ ウラカンのカタログページを見る ランボルギーニウラカン の買取相場 今や貴重な大排気量NAのサーキットモデルエクステリアではフロント部の台形のウイングからサイドスカート、リアディフューザーまで、車体色とは別色のアクセントが入るほか、ボンネット、ドア、リアガーニッシュに配されたSTOの文字が目を惹きます。 乗り込むと、シートやドアトリムなどのカーボンパーツや、メーターのSTOの文字が特別なモデルであることを意識させます。 エンジンをスタートすると5.2LのV10が背後から勇ましく目を覚まします。ドライブモードセレクター「ANIMA」に用意されたモードは、STO、トロフェオ、ピオッジャ(雨)の3つ。まずはSTOモードでコースインします。タイヤとブレーキを温めながら周回すると、車体の軽さを感じるステアフィールで、サーキット初心者にも扱える比較的間口の広い現代的なスーパースポーツという印象でした。 しかし、トロフェオモードにすると一変、ダイレクトなドライブトレーンとトラクションコントロールなどの制御介入が減り、ある程度のスライドは許容され、MRの緊張感を伴ったハンドリングになります。最大420Kgのダウンフォースを発生するエアロダイナミクスは、タイヤがまだ冷えていて低速域ではスライドしてしまうような状況下でも、高速コーナーではレコードラインをトレースしやすくなり、グリップに寄与している感覚がありました。十分にマージンを取った走りでも、手元の時計で1分50秒台前半、ストレートエンドでは290km/h弱を確認することができました。 スーパースポーツカーのカテゴリも今や電動化が進む中、貴重な大排気量NAのサーキットモデルになりつつあるウラカンSTO。サーキット初心者の方も、腕に自信のある方も、V10サウンドと軽量でシャープなMRのパッケージは、アドレナリンを感じながらラップタイムのコンマ数秒を削りに行く楽しみがあることを再確認できるモデルではないでしょうか。 ランボルギーニ ウラカンのカタログページを見る ランボルギーニウラカン の買取相場 スペック例【 ランボルギーニ ウラカン STO 】 ランボルギーニ ウラカンのカタログページを見る ランボルギーニウラカン の買取相場 |
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