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ボルボ V60 B5 Rデザイン試乗 全方位好バランスで安全性もぬかりなしの万能ワゴン

2021-11-10 11:55| post: biteme| view: 177| コメント: 0|著者: 文:塩見 智/写真:編集部

摘要: 気がつけば全ラインアップ電動化完了 ボルボを運転するのは久しぶりだ。ここ数年モデルチェンジが相次ぎ、2017-18、2018-19と2年連続で日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞(それ以前に輸入車が受賞した例は2013-14の ...

ボルボ V60 B5 Rデザイン試乗 全方位好バランスで安全性もぬかりなしの万能ワゴン

気がつけば全ラインアップ電動化完了

ボルボを運転するのは久しぶりだ。ここ数年モデルチェンジが相次ぎ、2017-18、2018-19と2年連続で日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞(それ以前に輸入車が受賞した例は2013-14のフォルクスワーゲン「ゴルフ」のみ)するなど、華々しい新車攻勢をかけてきた同社だが、2021年は既存のモデルをじっくり販売する年で、メディア露出も控えめだ。

ボルボのラインアップは、縦軸をサイズ(車格)、横軸をボディ形状(カテゴリー)の図表を頭に思い浮かべるとわかりやすい。40、60、90という3種のサイズがあり、セダン、エステート(ワゴン)、エステートから派生したクロスカントリー、XC(SUV)という4種の形状がある。単純計算では3×4で12モデルとなるが、40シリーズにはXCしかないため、計9モデルのラインアップとなる。

それぞれに搭載されるパワートレーンも、他社に比べればシンプルな構成だ。数年前まで販売の主力だったディーゼルモデルを廃止した。純粋な内燃機関のみで駆動するICE(ガソリン)モデルも廃止した。全車MHEV(マイルドハイブリッド)かPHEV(プラグインハイブリッド)モデルだ。

気づけばボルボは電動車のみをラインアップするブランドとなっていたのだ。「2025年までに(グローバルでの)新車販売台数の約50%をピュアEVとする」という野心的な目標を掲げるだけに、逆算すると現時点でこういうラインアップになっていないとまずいのかもしれない。

今回試乗したのは、真ん中のサイズである60シリーズのエステート、「V60」だ。グレードはスポーティーなルックスをまとうRデザイン。624万円。ボルボのインテリアといえば、明るい色のウッドが思い浮かぶが、Rデザインはアルミ素材の加飾が施されたクールな内装だ。

大柄な人が多いスウェーデンのブランドだからか、ボルボのシート、とりわけフロントシートは昔からゆったりとしたサイズでつくられている。最新のV60もそうで、包まれるような掛け心地でリラックスできる。ステアリングホイール、シート、ミラーの調整代も十分。小柄な僕でもちょうどよいドライビングポジションを得られる。

ボルボ V60の買取相場は?

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気になっていたブレーキフィールはだいぶ改善された

パワートレーンは2.0L 直4ターボエンジン(最高出力184kW<250ps>、最大トルク350Nm)に8速ATの組み合わせ。前輪を駆動する。通常のオルタネーターに代えてスターター兼ジェネレーターとなるモーター(同10kW、同40Nm)が組み込まれ、減速エネルギーをリチウムイオンバッテリーに貯め、加速時のモーターアシストに利用することで燃費を稼ぐMHEVが備わる。

走らせてまず感じるのは、MHEVの存在感のなさ。電動車といっても操作も挙動も従来のガソリンやディーゼルのクルマと変わらない。走行中にアクセルペダルを戻すとエンジンが停止してコースティング状態となる。

アクセルオフでニュートラルとなってアイドリング時のエンジン回転数のままコースティングするクルマは多いが、エンジンを停止させてコースティングさせるのは、48V電源を用いたMHEVならでは。チリツモで燃費改善に貢献するはずだ。

パワーは十分。スペック上は標準的だが、十分に活発に走らせることができる。4気筒らしい振動はあるが、不快に感じるほどではなく、特にマルチシリンダーが恋しくなることはない。モーターの出力が小さいので、加速時の電気アシスト感は明確には感じ取ることができない。言われてみれば力強いかも……というレベルだ。

MHEVシステムが組み込まれたモデルが発売された直後、XC60で試した際、回生ブレーキによる特殊なブレーキペダルのフィールに違和感を覚えたが、今回のV60ではかなり自然なフィーリングに改善されていた。

停止寸前など、ごく低速でのフィールにやや不自然な部分がないわけではないが、わざわざその点にフォーカスして試せば感じる程度で、日常的に乗っていれば気にならないか、しばらくは気になってもじきに慣れるレベルと言える。

ハンドリングは特にくせのない典型的なFWD車のそれ。フロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンクのサスペンションは、スポーティーに走らせればスポーティーな、ゆっくり走らせれば快適な動きを見せる。

ダンパーはハード過ぎずソフト過ぎず中庸。言い換えれば万能なセッテングになっている。最も快適なのは高速巡航。充実した運転支援を活用すれば、リラックスしたまま長時間運転することができる。実際、今回も東京~愛知を日帰りで無理なく往復できた。

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ボルボ=安全というブランディングの強さ

エステートのV60を選べば529リッターの大容量をもつラゲッジスペースが手に入る。多人数乗車の機会が多かったり、荷物が多い趣味をもつ人はXCかエステートを検討することになると思うが、ラゲッジの高さが低い分、荷物の積み下ろしはエステートのほうが楽。

ただ載せる荷物なんてほぼないという人にもボルボのエステートはオススメだし、実際にそういうユーザーも多いはず。だってセダンよりもXCよりもカッコいいから。ボルボと言えばエステートでしょう!(←個人の見解です)

運転支援のパイロットアシストは、車線中央を維持するためのステアリングアシストをドライバーにはっきりと伝えてくるタイプだ。車間調整、車線中央維持ともに作動は正確で、安心してロングツーリングすることができた。

近頃は先進的な予防安全装備をカタログに謳うクルマが増えてきたが、そのほとんどすべての装備をボルボは相当前から標準装備している。最新のボルボにあって他社のクルマににない安全装備は結構あるが、その逆はほぼない。(←こちらは客観的事実)それらを駆使しても防げず衝突した際の受動安全性の高さは、それこそボルボの昔からの得意技だ。

速さとか豪華さと違って、安全性は購入前に試すことができない。それだけにボルボ=安全というイメージによるアドバンテージは大きい。もちろん彼らはそのイメージを、一朝一夕にではなく長年のさまざまな取り組みによって獲得した。

この先もそのイメージによる恩恵を受け続けるだろう。野心的な電動化目標も、このブランドならきっと成し遂げるのだろう。最新のボルボを走らせながら、そんな印象を抱いた。

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スペック

【 ボルボ V60 B5 Rデザイン 】
全長×全幅×全高=4760×1850×1435mm
ホイールベース=2870mm
乗車定員=5名
車両重量=1760kg
駆動方式=FF
エンジン=2.0L 直列4気筒DOHCターボ
最高出力=184kW(250ps)/5400-5700rpm
最大トルク=350Nm/1800-4800rpm
モーター最高出力=10kW/3000rpm
モーター最大トルク=40Nm/2250rpm
バッテリー=リチウムイオン電池
WLTCモード燃費=13.7km/L
使用燃料=プレミアムガソリン
サスペンション=前:ダブルウィッシュボーン式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前後:235/45R18(アルミホイール)
価格=624万円

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