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500万円台前半で買える3列シートSUV「GLB」はメルセデス初心者のベストモデルかも

2021-5-10 11:55| post: biteme| view: 789| コメント: 0|著者: 文:伊藤 梓/写真:篠原 晃一

摘要: ライバルが多い中ベースモデルは絶妙な価格設定 メルセデス・ベンツのスリーポインテッドスターがドドンとフロントマスクに付いていると、どうしてこうも威圧感を感じるのだろう。長年メルセデスに乗っていたり、ブ ...

500万円台前半で買える3列シートSUV「GLB」はメルセデス初心者のベストモデルかも

ライバルが多い中ベースモデルは絶妙な価格設定

メルセデス・ベンツのスリーポインテッドスターがドドンとフロントマスクに付いていると、どうしてこうも威圧感を感じるのだろう。長年メルセデスに乗っていたり、ブランドの歴史に理解のある人なら、そういった偏見は感じないかもしれないが、おそらくその他の人にとっては、近寄りがたい印象があるのではないだろうか。Aクラスなどのコンパクトカーも、上級クラスに近い高級感ある作りになっているので、実はそこまでのフレンドリーさは感じない。

しかし、今回GLBに乗ってみて「これがもっとも親しみやすいメルセデスじゃないだろうか」と感じた。

メルセデス・ベンツ「GLB」は、3列シートのSUVで、AクラスやBクラスと共通の前輪駆動用のプラットフォーム「MFA2」を採用している。3列シートのSUVというと、国産車ではマツダ「CX-8」やホンダ「CR-V」、日産「エクストレイル」などが挙げられるが、輸入車ではBMW「X5」やアウディ「Q7」、ボルボ「XC90」など、1000万円前後クラスの超高級車ばかり。そんな中、GLBのスタート価格は約518万円から。国産車の3列シートSUVとまではいかないものの、国産車と輸入車の中間の絶妙な立ち位置にいるのが、GLBだ。

GLBを見た時に、真っ先に感じたのは「表情がやわらかいな」ということ。ボディは大きいが、角が丸まっているようなデザインなので、他のメルセデスのモデルより威圧感を感じづらい。

運転席に乗り込んでみると、メルセデスの重厚な雰囲気はそのままだが、じっと目を凝らしてみると、パーツのひとつひとつが簡素なものになっていることに気づく。たとえば、元々金属パーツだったエアコン周りのリングやウィンドウを下げるためのスイッチが、メッキのプラパーツになっている。

「なるほど、こうやって少しずつコストダウンしているのか……」と思ったが、そこまで高級感が落ちている感じはない。「逆にSUVらしくガシガシ使えるのかも」とちょっと肩の力が抜けた。

今回借り出したのは、「GLB 200 d(ディーゼル FF:518万円)」。最近までこのGLB 200 dと「GLB 250 4MATIC Sports(ガソリン 4WD:704万円)」、「メルセデスAMG GLB 35 4MATIC(ガソリン 4WD:732万円)」の3グレードだったが、2021年4月に「GLB 180(ガソリン FF:530万円)」と「GLB 200 d 4MATIC(ディーゼル 4WD:553万円)」を追加設定している。

3列目のシートは使い勝手要確認

近年のディーゼルモデルは、エンジン音が気にならないものが多いが、上り坂や高速の合流など、力強く加速するシーンで「グロロロロ……」というディーゼルらしい音がはっきりと聞こえてくる。「メルセデスらしからぬ音!」と驚いたものの、それに合わせてしっかりとパワーが出るので、運転するうちに気にならなくなっていた。

正直に言うと、GLBは他のメルセデスのセダンモデルなどのように、精緻なドライビングフィールはあまり感じられない。メルセデスといえば、車体をギュッと凝縮したようなボディの剛性感と重厚感、ドアを閉めたら外界の影響を何も受け付けないような堅牢さを感じるのだが、GLBはそれらの「メルセデスらしさ」のネジを二回りくらいゆるめたようなモデルだ。

ひとつ、他モデルとの共通点は、回頭性と小回りが抜群なところ。大きいボディでFFベースのモデルにも関わらず、ハンドリングは切れ味が良いので、誰でも扱いやすいだろうなと感じた。

乗り心地にざらつきがあったり、ハンドルからのインフォメーションがちょっと抜けていたり、メルセデスに慣れ親しんだ人は良い印象は持ちにくいかもしれないが、このGLBの「ゆるさ」は、ある意味で新規ユーザーのとっつきやすさを生んでいるような気もする。

日本ではGLBは3列シートのみの設定なので、この使い勝手もどうなのか気になるところ。早速、乗り込んでみようと後席ドアを開けてみると、ホイールハウスが3列目まで干渉している上に、フロアもそれなりに高いので「よっこいしょ!」と体を持ち上げないと乗り込めない。

ファミリーユースで、もし年配の方を後ろの席に乗せることを考えているとしたら、ちょっと厳しいかもしれない。足元も狭いので、3列目はあくまで緊急用と考えた方がいいだろう。

その代わり、2列目の居心地は良い。シートに厚みがあってたっぷりしていて、実際に2列目に乗ってしばらくドライブしてみても、乗り心地は前席とほとんど変わらず快適だった。さらに先進のADASも装着されているので、「これなら長距離も全然大丈夫だろう」と感じる。

3列シートのSUVとは言いつつも、おそらく3列目は倒しっぱなしにして、たくさん荷物を積んでアウトドアなどに出かけるような、アクティブな若い世代やヤングファミリー層などにぴったりのモデルではないかと思う。どちらかというと「これまでの伝統的なメルセデスが好き」という人より、「輸入車のかっこいいSUVを気軽に乗りたい」という人たちに似合うのではないだろうか。

GLBは、メルセデスらしさを存分に感じることはできないかもしれないが、その代わり、たくさんの人をメルセデスの入り口に招いてくれる、ある意味「メルセデス初心者」にとって、ベストモデルなのではないかと感じた。

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伊藤 梓(いとう あずさ):ライター
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーという異業種から自動車雑誌の編集者へと転身。2018年からクルマの魅力をより広く伝えるために独立。自動車関連のライターのほか、イラストレーターとしても活動している。

【 メルセデス・ベンツ GLBクラスのその他の情報 】
メルセデス・ベンツ GLBクラスの買取相場

スペック

【 メルセデス・ベンツ GLB 200 d 】
全長×全幅×全高=4640×1835×1700mm
ホイールベース=2830mm
最低地上高=202mm
最小回転半径=5.5m
車両重量=1740kg
乗車定員=7名
駆動方式=FF
エンジン=2.0L直列4気筒DOHCディーゼルターボ
最高出力=110kW(150ps)/3400-4400rpm
最大トルク=320Nm/1400-3200rpm
トランスミッション=8速DCT(デュアルクラッチ式)
使用燃料=軽油
WLTCモード燃費=17.5km/L
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前後:235/55R18
車両本体価格=518万円


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