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発売から1年ちょっと経過したフィットに乗りライバルとの売れ方の違いを考えてみた

2021-5-12 11:55| post: biteme| view: 352| コメント: 0|著者: 文:塩見 智/写真:篠原 晃一

摘要: 販売台数ではライバルの後塵を拝しているが ホンダ「フィット」、トヨタ「ヤリス」、日産「ノート」。それぞれ日本を代表するメーカーの看板コンパクトカーだ(真に日本を代表するコンパクトカーは軽自動車だが)。 ...

発売から1年ちょっと経過したフィットに乗りライバルとの売れ方の違いを考えてみた

販売台数ではライバルの後塵を拝しているが

ホンダ「フィット」、トヨタ「ヤリス」、日産「ノート」。それぞれ日本を代表するメーカーの看板コンパクトカーだ(真に日本を代表するコンパクトカーは軽自動車だが)。そのうちのフィットに試乗する機会を得た。登場直後から何度となく試乗しているが、その度によくできた、不満のない、完成度の高いコンパクトカーだと感じる。

一番気に入っているのは、水平のダッシュボードと細いAピラーが織りなすフロントウインドウ越しの良好な視界だ。運転席からワイパーを見せない工夫もされていて見晴らしがよい。運動性能、燃費、ユーテリティーといった基本性能も高い次元でパッケージされている。もっと売れていてもよいと思うが、ライバルのヤリス、ノートの後塵を拝している。なぜだろう? そのことを考えながら試乗した。

大雑把に言うと、ここ数カ月の平均月販台数は、フィットが7000台、ヤリスが2万5000台、ノートが9000台といったところ。ヤリスの数字には「ヤリスクロス」と「GRヤリス」の台数も含まれている。フィットやノートと直接競合するハッチバックのヤリスはこのうちの6割程度、月平均1万台強と思われる。それでも3車種中最も売れている。

今回試乗したのはハイブリッドの「HOME(ホーム)」。ボディカラーはプレミアムサンライトホワイト・パールで、インテリアカラーはグレー。227万1500円。

彼らが「e:HEV(イーエイチイーブイ)」と呼ぶホンダのハイブリッドシステムは、先代が採用していた1モーター式とは異なる2モーター式。駆動用モーターの出力が上がり、必要にして十分な力強さを発揮するだけでなく、モーターのみで走行する時間と速度域が拡大したため、静かで加減速がスムーズだ。巡航時にはエンジンが直接駆動するが、負荷が変動する街乗りではモーターが駆動を担い、エンジンは必要に応じて発電のために動く。

その分、エンジンがかかった時の音と振動はそれなりに気になる。それらは非ハイブリッドならば常時発生しているもので、非ハイブリッドだと当たり前のものとして気にならないのだが、ハイブリッドだと普段静かで突然時々その音と振動が発生するのでやや気になる。ハイブリッドのコンパクトカーの宿命であり、ヤリスでもノートでもそれは避けられない。

ライバルが持つわかりやすい飛び道具がない

HOMEというのは5つあるグレードのひとつで、シンプルな内外装で、「BASIC(ベーシック)」に次いで廉価な仕様だ。他にシート、ステアリングホイール、ATセレクターレバーにレザーが使われる豪華仕様の「LUXE(リュクス)」、何が特徴なのかいまいちはっきりしない「NESS(ネス)」、それに他のホンダ車にも設定されるややオフローダーっぽい加飾が施された「CROSSTAR(クロスター)」がある。

販売台数における構成比はHOMEが半数を占めるという。タイヤ&ホイールが標準でBASICとHOMEは15インチ、その他は16インチというのが大きな違いで、それによって燃費もやや異なる。だんだん豪華になっていくようなグレード展開ではないのが新しいが、わかりにくくもあって、端的に言えば5つもいらない気がする。あくまで個人の感想だが。

ヤリスやノートと比べると乗り心地がソフトなのがフィットの長所だ。脱力系スタイリングから想像する通りの柔らかい乗り心地は好ましい。反対に車体剛性の高さを常に感じながらキビキビとした走行感覚を好むならオススメはヤリス、ノート、フィットの順になる。インテリアの質感はノート、ヤリス、フィットの順に高く、室内と荷室の広さはノート、フィット、ヤリスの順。先進運転支援システムについては、肝となるACCと車線中央維持支援に関して3モデルとも満足できる性能が備わっている。ただしヤリスのACCには停止保持はつかない(※ヤリスのACCは2021年5月のMCで全車速対応化)。

注目すべき違いは燃費性能だ。今回のフィットの試乗では、高速道、一般道を総合した燃費は25.7km/Lだった。ノートを試乗しても毎回同程度の燃費となる。ヤリスの燃費は明確に一歩リードしていて、毎回フィット、ノートの1割増しの28km/L前後を記録する(どれもハイブリッドのFWDでの比較)。ヤリスが一番売れている理由のひとつがこれだろう。

ノートとフィットの販売台数の差はさほど大きくはないので、後発のノートの新車効果が維持されているだけかもしれない。ただノートは他の2車種と違ってハイブリッド(e-POWER)しか設定していない。にもかかわらず台数でフィットを上回っている。

結局、3車種の売れ行きの差の理由を明確にはできないのだが、ヤリスは燃費がよく、ノートは100%モーター駆動であることを活かしたスムーズな挙動とアクセルオフである程度強い減速が得られるといった電動車感を味わうことができるのに対し、フィットにはひと言で説明できる飛び道具的な特徴がないのが理由ではないかと想像する。3車種に本質的な性能差はないが、わかりにくさが響いているのかもしれない。

発売されたばかりの「ヴェゼル」によって、コンパクトカテゴリー全体で巻き返しをはかることができるだろうか。まぁコンパクトカテゴリー全体という意味では、ホンダには販売台数No.1のNシリーズがあるからすでにNo.1と言えなくもないが。

【 ホンダ フィットのその他の情報 】
ホンダ フィットの買取相場

【 ホンダ フィットハイブリッドのその他の情報 】
ホンダ フィットハイブリッドの買取相場

スペック例

【 フィット e:HEV HOME(FF) 】
全長×全幅×全高=3995×1695×1515mm
ホイールベース=2530mm
車両重量=1180kg
駆動方式=FF
モーター最高出力=80kW(109ps)/3500-8000rpm
モーター最大トルク=253Nm(25.8kg-m)/0-3000rpm
トランスミッション=電気式CVT
バッテリー=リチウムイオン
エンジン=1.5L 直列4気筒DOHC
エンジン最高出力=72kW(98ps)/5600-6400rpm
エンジン最大トルク=127Nm(13.0kg-m)/4500-5000rpm
使用燃料=レギュラーガソリン
サスペンション=前:マクファーソン式、後:車軸式
タイヤサイズ=前後:185/60R15(スチールホイール)
WLTCモード燃費=28.8km/L
車両本体価格=206万8000円

【 フィット HOME(FF) 】
全長×全幅×全高=3995×1695×1515mm
ホイールベース=2530mm
車両重量=1090kg
駆動方式=FF
エンジン=1.3L 直列4気筒DOHC
最高出力=72kW(98ps)/6000rpm
最大トルク=118Nm(12.0kg-m)/5000rpm
トランスミッション=CVT
使用燃料=レギュラーガソリン
サスペンション=前:マクファーソン式、後:車軸式
タイヤサイズ=前後:185/60R15(スチールホイール)
WLTCモード燃費=20.2km/L
車両本体価格=171万8200円


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