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新型ハリアー。ガソリンか、ハイブリッドか?

2014-1-3 11:00| post: admin| view: 338| コメント: 0|著者: admin

摘要: 国内専用モデルとして復活! ハリアーは日本国外ではレクサスRXとして販売されてきた乗用車ベースのSUVだ。1997年に初代、2003年に2代目が登場。2005年、トヨタはレクサスを日本でも展開し始めたが、日本では2代目を ...

新型ハリアー。ガソリンか、ハイブリッドか?

国内専用モデルとして復活!

ハリアーは日本国外ではレクサスRXとして販売されてきた乗用車ベースのSUVだ。1997年に初代、2003年に2代目が登場。2005年、トヨタはレクサスを日本でも展開し始めたが、日本では2代目をそのままハリアーとしてトヨタブランドで販売し、当初レクサスはRXを扱わなかった。2009年に登場した3代目からは日本でも国外同様にレクサスRXとして売られ、今に至る。トヨタはレクサスRX(つまり3代目)日本発売後も、しばらく2代目ハリアーを継続販売していたが、今から約1年前にひっそりと販売中止した。

ハリアーは純然たる日本車だが、"海外ではレクサスという高級ブランドで売られている"という事実と、「WILD but FORMAL」とよくわかんないコピーながらもどことなくガイコクっぽさ、ガイジンっぽさを想起させるCMによって、とてもバタ臭い印象を与えるクルマだった。岡田真澄とか草刈正雄とか羽賀研二とか黒田アーサーとか、カッコよいのだが、一歩間違えると……的なモデルだった。

トヨタは海外でレクサスRXとして売ってきたハリアーを、だから今後は日本でもRXとして販売していくのだろうと思っていたら、今回、突然、ハリアーを再び発売した。聞けば、ユーザーからの要望が多かったのが復活の理由だという。真澄やアーサーのファンは結構多いということか。ただし、もうレクサスを本格的に日本で展開し始めたため、向こうでレクサスとして売っているクルマに日本独自の車名を付けてトヨタディーラーで売るわけにいかない。過渡期にはそういう時期もあったし、今でもランクルなど一部にはそういうモデルもあるが、基本的にそれはナシということなのだろう。という経緯から、トヨタはRXとは別の国内専用モデルとして、ハリアーを開発、発売した。

高級感があるハイブリッド車

国内専用ということで、ハリアーはダウンサイジングされた。先代よりも、全長15mm、全幅10mm、全高20mm、ホイールベース55mm、それぞれ小さくなった。ただしパッケージングを工夫し、前後席間距離を12mm延長、ラゲッジスペースを17L拡大するなど、先代よりもサイズは小さいけれど車内は広い。全長を短縮したにもかかわらず、フロントオーバーハングを延長するなど、デザイン上の仕掛けによって、全体的に伸びやかに見える。Dピラー辺りに歴代ハリアー、RXに共通するデザインが見られる。鳥のエンブレムも健在だ。ちなみに「ハリアー」とは鷹の一種の名前。

カムリと同じ2.5L直4エンジンとTHS(トヨタ・ハイブリッド・システム)IIを組み合わせ、リアにも駆動用モーターを搭載したハイブリッドモデル(システム最高出力197ps)と、ノア/ヴォクシーなどと同じ2L直4エンジン(最高出力151ps/6100rpm、最大トルク19.7kgm/3800rpm)を搭載したガソリンモデルが設定される。ガソリンモデルにはFFと4WDが用意され、いずれもトランスミッションはCVT。カタログ燃費は、ハイブリッドが21.4km/L、21.8km/L(装備差からくる車重による)、ガソリンはFFが16km/Lで、4WDが14.8km/L、15.2km/L(装備差からくる車重による)。

ハイブリッドから試乗。富士スピードウェイ構内のみの試乗だったため、限定的な印象しか報告できないが、モーター駆動で静かに走り出し、途中でエンジンがかかり、車両が停止するより前にエンジンが止まる一連の挙動は、他のTHS搭載車と同じ。価格を考えれば当然かもしれないが、アクアやプリウスよりも遮音がしっかりしていて車内は静かだ。車内が静かだと高級なクルマに感じられるもので、ハリアー・ハイブリッドで過ごす車内は悪くない。

ハイブリッドならでの機能として、モーターのトルクを瞬時にオン/オフすることで車両のピッチング(前後の揺れ)を減らす「バネ上制振制御」が、プリウスαに続きこのクルマにも採用された。が、短時間の試乗では明確にそれが効果を発揮しているかどうか確認することはできなかった。

アクセルを強く踏めばエンジンとモーターがともに稼働し、車重1.8トンのモデルにしては鋭く加速する。エネルギーフローメーターによると、ある程度力強く発進する際にはリアモーターにもトルクが振り分けられているが、ドライ路面でそれをドライバーが感じることはできない。雪道ではありがたみを感じるはずだ。

価格メリットが大きいガソリン車

続いてガソリンモデル(4WD)に試乗。こっちはサーキットの外へ出てもよいとのことだったので、御殿場の田舎道をいく。車重は約150kg軽いものの、ハイブリッドモデルに比べればずいぶんとパワーが控えめなので挙動は鈍いだろうと想像していたが、そこはCVTがよい仕事をしているのか、イライラするほどではない。FFならさらに50kgほど軽いので、もっと走るはずだ。

ハイブリッドのほうがガソリンよりも力強いし燃費も絶対いいはずだが、価格差が約70万円(ガソリンのFFとならもっと広がる)と小さくないので迷うところ。燃料代で元を取るにはかなりの距離が必要となる。雪の少ない都市部をちょい乗りが多いという人なら、ガソリンのFFを選び、浮いたお金を装備を充実させたりデカいタイヤ&ホイールを買ったりするのも、このクルマらしくていいと思う。

ハイブリッドだろうとガソリンだろうと、ハリアーの室内は丁寧に仕立てられていた。ダッシュボードやドア内張りはフェイクレザーだが、安いリアルレザーよりは上質に見える。本来、加飾はトヨタの最も得意とする分野のひとつで、ハリアーの室内にもそれは存分に生かされている。高級なレザーやリアルウッドを使えばもっと上質なインテリアにできるのだろうが、それでは100万円以上高いRXと同じ価格になってしまう。

ハリアーは、コストパフォーマンスが高いというトヨタ車の昔からの真骨頂を具現したクルマだと思う。BMW・X3、アウディ・Q3、レンジローバー・イヴォーク、(-レクサスRXもそこに含めてよいと思うが-)といった500万~600万円するプレミアムSUVの6~7割の価格で買えて、7~8割のパフォーマンスや満足感を味わえる国産SUVではないだろうか。それを貧乏臭いと感じる価値観もあれば、クルマに目いっぱいの予算を使って高級車を買うことこそダサいと感じる価値観もある。ハリアーあたりで手を打って余ったお金をほかに振り向けるというライフスタイルも、当然ありだろう。


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