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ミニ クロスオーバーは走りの質感の高さが印象的。後席の乗り心地は要チェック

2021-5-13 11:55| post: biteme| view: 764| コメント: 0|著者: 文:伊藤 梓/写真:篠原 晃一

摘要: ミニ伝統のオシャレ感はさすがだが価格はそれなり 「かわいいクルマ」と言えば、誰もが思い浮かべるのが「ミニ」ではないだろうか。くりっとした丸い目に、ころんとしたボディ。一目見て、誰もが「ミニだ!」と認識 ...

ミニ クロスオーバーは走りの質感の高さが印象的。後席の乗り心地は要チェック

ミニ伝統のオシャレ感はさすがだが価格はそれなり

「かわいいクルマ」と言えば、誰もが思い浮かべるのが「ミニ」ではないだろうか。くりっとした丸い目に、ころんとしたボディ。一目見て、誰もが「ミニだ!」と認識できるアイコンがボディ全体を包んでいる。

ただ、ミニは、可愛いクルマの象徴として、飽和状態になりつつある気がする。デザインは可愛いけれど、自分が購入するには「狙い過ぎているかな……」とか「価格も高いし、もっと他に良いモデルがあるのでは……」とつい考えてしまうというか。

そこで気になるのが、ミニからちょっとハズしたモデルの「ミニ クロスオーバー」。ミニ クロスオーバーは5ドアのSUVで、可愛らしさにたくましさもプラスされて、荷物もしっかり入るし使い勝手も良さそう。これなら少しミニを斜めから見ていた(私のような)人たちも、選択肢に入るのでは? そんな思いもあって、今回じっくりミニ クロスオーバーを試乗してみることにした。

今回の試乗車は、「ミニ クロスオーバー クーパー SD ALL4」。ディーゼルモデルは2種類あり、ハイパワー版がこのクーパーSD(190ps/400Nm)だ。

ミニ クロスオーバーは、エクステリアやインテリアなどの組み合わせが充実していて、どのカラーリングもおしゃれで素敵。デザインについては、オーナーのこだわりを反映できるところも大きな魅力だ。

試乗車もドアを開けた時から「わぁ~!」とはしゃいでしまうほど、しつらえのクオリティの高さやおしゃれなカラーリングに目を奪われる。「こういうクルマが家にあったら、毎日運転するのが楽しみになるだろうな」と容易に想像できる。

ミニだと荷室は小さく、フル乗車で旅行する時には工夫が必要かもしれないが、ミニ クロスオーバーは、荷室容量も450L~1390Lと広々しているし、後席を倒すとフラットになるから、使い勝手もいい。クルマを所有する満足感だけではなく、しっかり使える道具感があるのもミニ クロスオーバーの良いところ。

ただ、輸入車ゆえ価格は高め。ディーゼルモデルはガソリンモデルよりも価格は高いし、さらに上級モデルの「クーパー SD」になると、車両本体価格が510万円スタートとなかなかの高級車になる。他の輸入SUVと比較すると、同価格帯に入ってくるのはメルセデス・ベンツ「GLB」やアウディ「Q3」、BMW「X2」など。どれも実用性も完成度も高いモデルだが、自分らしさや唯一無二の個性を求めるとしたら、ミニ クロスオーバーはそれらモデルの中でも、選ぶ価値のあるモデルだと思う。

後席をよく使うなら乗り心地は要チェック

そして、ミニ クロスオーバーのハイライトはその走り。ミニが持つキビキビ感、クルマからダイレクトに伝わってくる感覚を「ゴーカートフィーリング」と表現されるが、ミニ クロスオーバーはそのゴーカートフィーリングに輪をかけて、一段階シフトアップしているように感じる。

まず、2.0L 4気筒ディーゼルエンジンが秀逸で、どんな回転数からでもパワーが溢れ出る。ミニ特有の3気筒エンジンのポップでちょっとぬけた感じのフィーリングも“らしさ”があっていいのだが、ミニ クロスオーバーはクルマが弾けるように走り出して行く感覚はそのままに、室内は静かで乗り心地はミニより落ち着いている。

そして、「ゴーカートフィーリング」もレベルアップしつつ健在だ。どんなコーナーでもズバッと曲がっていくダイレクトなドライブフィールが気持ちいい。ステアリングはやや重めだが、そのステアリングにぎっちりとセンサーが詰まっているかのように、回したところからクルマがしっかりと緻密に反応してくれる。

ゴーカートフィーリングましましの少々粗削りなミニと比較すると、ミニクロスオーバーはハンドリングの良いポイントだけ抽出しながら、全方位に質感が高められているので、可愛らしさだけではなく、じっくりとクルマを味わいたい人にもおすすめできる。

ひとつだけ気になるのが後席の乗り心地。前席ではあまり気にはならないのだが、後席に乗ってみるとおしりが持ち上がりそうなくらい段差などでよく跳ねる。ミニの革シートは、焼き立てのウインナーのようにパリッと張っているので、それも硬さを助長しているのかもしれない。基本的には2名乗車がメインで、たまに友人や家族を乗せるようなユーザーなら、問題なく使えるだろう。

クルマに限らず現代の風潮としても、単なる可愛らしさだけを良しとする文化は終わりを迎えているような気がしている。ミニ クロスオーバーは、見た目の魅力もさることながら、中にしっかり通っている芯のようなものがある。今の時代に対して凛と背筋を伸ばしつつ、かつフランクに接することのできる、新世代の「かわいい」クルマなのではないかと感じた。

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伊藤 梓(いとう あずさ):ライター
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーという異業種から自動車雑誌の編集者へと転身。2018年からクルマの魅力をより広く伝えるために独立。自動車関連のライターのほか、イラストレーターとしても活動している。

【 BMW MINI Crossoverのその他の情報 】
BMW MINI Crossoverの買取相場

スペック

【 ミニ クロスオーバー クーパー SD ALL4 】
全長×全幅×全高=4315×1820×1595mm
ホイールベース=2670mm
駆動方式=4WD
車両重量=1680kg
エンジン=2.0リッター直列4気筒DOHCディーゼルターボ
最高出力=140kW(190ps)/4000rpm
最大トルク=400Nm/1750-2500rpm
トランスミッション=8速AT
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前後225/50R18
WLTCモード燃費=15.7km/L
使用燃料=軽油
車両本体価格=510万円

※試乗車装着オプション
セージ・グリーン・メタリック=8万円
PEPPERパッケージ=8万6000円
ALL4トリム・パッケージ=42万6000円
デジタル・パッケージ・プラス=14万1000円
18インチ アロイ・ホイール ピン・スポーク=1万5000円
(ブラック 7.5J×18 225/50R18)
アダプティブ・サスペンション=7万9000円
ピアノ・ブラック・エクステリア=4万1000円
アラーム・システム=5万7000円
ヘッドライナー・アンスラサイト=3万4000円
MINI Yoursインテリア・スタイル シェーテッド・シルバー・イルミネーテッド=3万5000円
ピクニック・ベンチ=1万8000円
harman/kardon製HiFiラウド・スピーカー・システム=12万6000円
オプション込み車両価格=623万8000円


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