パスワード再発行
 立即注册
検索

ゴルフのワゴン版、新型ヴァリアントはゴルフにマイルドな乗り心地と広い荷室が加わった無敵の実用車だった ...

2021-8-13 11:55| post: biteme| view: 704| コメント: 0|著者: 文:塩見 智/写真:小林 俊樹

摘要: ゴルフにマイルドな乗り心地と荷室容量を加えたほぼ無敵の実用車 つい先日、新型「ゴルフ(ハッチバック)」に試乗し、絶妙なサイズ、堅牢なボディ、電気アシストをうまく用いて獲得した必要十分な動力性能に感心し ...

ゴルフのワゴン版、新型ヴァリアントはゴルフにマイルドな乗り心地と広い荷室が加わった無敵の実用車だった

ゴルフにマイルドな乗り心地と荷室容量を加えたほぼ無敵の実用車

つい先日、新型「ゴルフ(ハッチバック)」に試乗し、絶妙なサイズ、堅牢なボディ、電気アシストをうまく用いて獲得した必要十分な動力性能に感心したところ。このほど追加されたワゴン版の「ゴルフ ヴァリアント」は、それらにマイルドな乗り心地と圧倒的な荷室容量が加わったほぼ無敵の実用車に仕上がっていた。VWはドイツメーカーなので日本の元号をまったく意識していないと思うが、日本人から見ると、令和になってもゴルフはCセグメントの教科書だった。

>>先代フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる

世界のあらゆる市場で売られるゴルフはむやみに大きくならない。先代ゴルフ ヴァリアントに比べてサイズアップは最小限にとどまっている。全長が+65mmの4640mm、全幅は−10mmの1790mm、全高は1485mmで同一、そしてホイールベースは+35mmの2670mm。ちなみに歴代ゴルフ ヴァリアントはホイールベースがハッチバックと同じだったが、この世代で初めてハッチバックよりも50mm長くなった。

デザインはフロントからBピラーまではハッチバックと同じで、それより後ろが専用。従来型よりもリアウインドウが寝ているので、ユーティリティー優先からスタイリング重視へと色気づいたかに見えるが、こう見えて荷室容量は従来型より拡大した。後席背もたれを立てた状態で611L(トノカバーで隠せる高さまで使った場合)が確保される。一般的に多くの人が広いと感じる荷室容量は500Lから。Cセグワゴンで600L超えは立派。より大きなクルマでも600Lを超えるモデルはそう多くない。リアシートを倒して天井の高さまで目いっぱい使えば1642Lに達する。ワゴンにとって最も大切な性能がきちんと確保されている。

ベーシックな1Lでも速くはないが必要十分なエンジンパワー

ハッチバック同様、いずれも48V電源システムを用いたマイルドハイブリッド仕様の1L直3ターボ(最高出力110ps、最大トルク200Nm)と1.5L直4ターボ(同150ps、同250Nm)の2種類のガソリンエンジンをラインアップする。どちらも7速デュアルクラッチ・トランスミッションとの組み合わせ。

今回試乗したのは、1Lのほう。控えめなスペックだが、発進時にベルト駆動式スタータージェネレーターが加速をアシストすることもあって、ハッチバックでは実用上まったく問題がないことを確認済みだが、50kg重いヴァリアントではどうか。やっぱりまったく問題なかった。電気アシストでスムーズに発進し、痛痒なく望む速度までもっていくことができた。郊外のバイパスでも高速道路でも、いったん速度を上げてしまえばこっちのもの。ワイドレンジのギアレシオによって低回転を維持して巡航することが可能。だから3気筒でも静かだ。

全開加速も試みたが、さすがに穏やかな加速に甘んじる。1.5L版は当然もう少し活発だが、速いわけでもない。速いゴルフが欲しいならGTIかRを待とう。でも速いクルマを望むならゴルフの他に選択肢が結構ある。ゴルフの魅力はベーシックモデルであっても安全性や快適性は一級品という点にある。ベーシックなモデルにこそゴルフの魅力が凝縮されていると思う。

乗り心地はハード過ぎずソフト過ぎずちょうどよく、堅牢なボディから生えた足まわりがしなやかに路面からの入力を処理するというのがハッチバックの印象だが、ヴァリアントでも基本路線は同じ。ほんの少しハッチバックよりもソフト&マイルドという印象を得た。ソフトというのは足まわりで、マイルドというのは挙動全体に対する印象。決して操作に対する反応が鈍いわけではないが、穏やかな反応となって返ってくる。そうさせるのは50mmのホイールベース延長か、ヴァリアント化による前後重量配分の変化かわからないが、とにかくそういう印象をもった。

なお先代ゴルフシリーズ同様、グレードによってリアサス形式が異なり、上位モデル(新型の場合は1.5L版)に4リンクが付き、下位モデル(同1L版)にはトレーリングアームが付く。4リンク(マルチリンク)のほうが複雑で高価なシステムだが、ゴルフの場合、1L版が1.5L版に比べ、低級な乗り心地というわけでもない。

>>先代フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる

進化した先進運転支援システム。ライバルを挙げるとすると…

従来モデルと比べて大きく進化したのは、運転支援システム。先行車両との車間調整および車線中央維持をアシストするトラベルアシストは0-210km/hと、事実上全車速域で作動するようになった。また静電容量式タッチセンサーが備わったステアリングホイールを採用することで、トラベルアシスト作動の条件であるドライバーがステアリングホイールを保持しているかどうかの検知がより正確になった。従来は定期的にパワーステアリング用モーターへ入力があるかどうかで検知していたため、直進が続きステアリング操作の必要がないと、保持していてもアラートが出てしまっていた。また片側22個のLEDライトを用いたヘッドライトは、それぞれを個別に点灯・消灯することでハイビームのままでも先行車や対向車を眩惑することがなくなった(オプション設定)。

まだ実質燃費を計測する機会を得ていないが、カタログ燃費(WLTCモード)は1L版が18.0km/L、1.5L版が17.0km/L。さほどかわらないので燃費を重視して1Lを選ぶ必要はないが、1L版だからといって我慢する要素もない。ターボや電気で賢くドーピングされた小排気量エンジンで、大人数や大容量の荷物を運ぶという賢者のパッケージこそがゴルフ ヴァリアントの魅力だと思う。

日本でのライバルとしては、欧州を中心に世界中で販売競争を繰り広げる「プジョー 308SW」や、ほぼ孤軍奮闘中の国産ワゴン「スバル レヴォーグ」あたりが思い浮かぶ。308にはディーゼルエンジン、レヴォーグには4WDと、それぞれゴルフにはない特徴があり、レヴォーグは条件付きながらハンズオフを可能とするなど、ADASの面で一歩先をいく。一方でゴルフには電動化や広い荷室など、地味だが長く使ううえでありがたみを感じる特徴がある。あとブランドパワー。ディーゼルで4WDのゴルフ ヴァリアントは待っても出ないから何かを選ぶ必要がある。

>>先代フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアントのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる

【 フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアントのその他の情報 】
フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアントの買取相場

スペック例

【 フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント eTSI アクティブ 】
全長×全幅×全高=4640×1790×1485mm
ホイールベース=2670mm
駆動方式=FF
車両重量=1360kg
乗車定員=5名
エンジン=1.0L直列3気筒DOHC直噴ガソリンターボ
エンジン最高出力=81kW(110ps)/5500rpm
エンジン最大トルク=200Nm(20.4kg-m)/2000-3000rpm
トランスミッション=7速DCT
使用燃料=プレミアム
WLTCモード燃費=18.0km/L
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:トレーリングアーム式
タイヤサイズ=前後:205/55R16(アルミホイール)
車両本体価格=326万5000円(税込)


さようなら

なるほど

共感した

ありがとう

相关分类

Archiver|携带版|BiteMe バイトミー

GMT+9, 2025-6-19 02:33 , Processed in 0.055357 second(s), 18 queries .

Powered by Discuz! X3.5

© 2001-2025 BiteMe.jp .

返回顶部