オーラの出力特性やサスペンション、空力を専用チューニング2021年8月初旬、神奈川県横須賀市の日産自動車のテストコースで、新型「ノート オーラ ニスモ」に編集が試乗しましたので、レポートします。 今回発表されたノート オーラ ニスモは、2021年6月15日に発売された「ノート オーラ」ベースのスポーツモデルで、グレード構成はFFモデルのみのモノグレード、価格はノート オーラの約26万円高の286万9900円となっています。オプションのプロパイロット(日産コネクトナビパッケージが約35万円)やレカロシート(約40万円)を選ぶと300万円を超える価格になります。 ノート オーラ ニスモの商品企画のコンセプトは、ノート オーラをベースにニスモ流にデザイン、ハンドリング、加速感を新開発した、「俊足の電動シティレーサー」。パワートレーンと最高出力はノート オーラと共通ですが、シリーズハイブリッドであるe-POWERの出力特性をスポーティにチューニングし、ハードなサスペンション構成やエアロダイナミクスを向上させたコンパクトスポーツモデルです。 エクステリアは、車体下部に配されたレッドアクセントでニスモらしさが表現されています。ノート オーラベースのワイドフェンダーと前後のディフューザーなどで全長は80mm伸び、20mmローダウンされた車体は、どっしりとした雰囲気を感じます。ニスモのレースシーンからフィードバックされたエアロパーツを装備するノート オーラ ニスモは、空気抵抗係数はノート オーラのCd 0.31と変わりませんが、揚力係数はCl 0.11からCl -0.03となり、ダウンフォースによる中高速域での安定した走りが期待できます。 乗り込むと、ニスモ専用のデジタル化された赤いメーターグラフィックが走りを予感させます。オプションのニスモ専用レカロシートに座り、ショルダー部のホールドを強く感じながら、スポーツカーをドライブする時のワクワク感覚でスタートボタンを押すと、エンジンは静かに始動し…数秒後に停止。e-POWERであることを忘れてしまうスポーティな雰囲気のコックピットです。 日産 ノートのカタログページを見る 日産ノート eパワーの買取相場 >>>試乗チェック動画をチェック >>>開発者インタビュー動画をチェック ワインディングやシティユースにおすすめドライブモードをノーマルでスタートします。サスペンションは低速域や粗い路面では細かい振動を拾う動きを感じましたが、速度を上げていくとミシュランパイロットスポーツと、ハードでローダウンされたスプリング、フロントの厚板化、リアの単筒化されたショックアブソーバーなどの効果で、ステアリングの切りはじめから鋭いレスポンスのハンドリングが生み出され、スラロームやコーナーを速いアベレージスピードで安心してクリアできます。 新たに追加されたニスモモードにすると、高いエンジン回転数がキープされ、少ないアクセル開度でも素早いレスポンスでトルクが立ち上がり、よりスポーツ走行に適したパワー特性に変化します。エコモードではノート オーラベースの静粛性もあって、快適な長距離移動ができそうです。 ノート オーラ ニスモはコンパクトスポーツモデルのサイズ感や価格帯から「スズキ スイフト スポーツ」や「トヨタ GR ヤリス」、セグメントは違いますが「ルノー メガーヌ」や「ホンダ シビック タイプR」などがライバルと考えられます。e-POWERの電欠タイムロスが心配になってしまうような体育会系のサーキットを連続全開走行する人より、スポーティに走りたいが、ワインディングやシティユースがメインで、モーター走行時の静粛性や燃費をメリットに感じるという人には、ライバル車やノート オーラとの装備差を考えると、ノート オーラ ニスモはお買得と思える1台かもしれません。 日産 ノートのカタログページを見る 日産ノート eパワーの買取相場 >>>試乗チェック動画をチェック >>>開発者インタビュー動画をチェック スペック【 ノート オーラ ニスモ 】 日産 ノートのカタログページを見る 日産ノート eパワーの買取相場 >>>試乗チェック動画をチェック >>>開発者インタビュー動画をチェック |
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