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新型「アクア」と「ヤリス」を比較してみてわかった“性格の違い”

2021-9-10 12:00| post: biteme| view: 785| コメント: 0|著者: 文:伊達軍曹/写真:篠原 晃一

摘要: 中高年やダウンサイザーならアクアの上質感に満足するはず 遅ればせながら新型トヨタ「アクア」に試乗した。本稿では、新型アクアと車格や価格がきわめて似ているトヨタ「ヤリス」との違いは果たして何なのか? と ...

新型「アクア」と「ヤリス」を比較してみてわかった“性格の違い”

中高年やダウンサイザーならアクアの上質感に満足するはず

遅ればせながら新型トヨタ「アクア」に試乗した。本稿では、新型アクアと車格や価格がきわめて似ているトヨタ「ヤリス」との違いは果たして何なのか? ということを中心に据えながら報告したい。

まずは外観デザインについて。初代アクアのそれは――もちろん感じ方は人それぞれだろうが、美的センスという点においては疑問符を付けざるを得ないものだったと思っている。が、新型のそれは世界基準に達している。

とりたてて美しいとか素晴らしいとは(個人的には)思わないが、エンブレムを隠したうえで「これはフランスの某社がこのたび発表した新型コンパクトカーですよ」と嘘をつかれたなら、「なるほど、そうですか」と普通に騙されてしまいそうな全体のフォルムおよびディテールなのだ。

やや落ち着き過ぎている(=中高年にはいいが、若い世代にはじじむさく感じられるかも)というきらいはあるが、総じて上質な、大人が乗っていても何ら恥ずかしい部分はない外観デザインだとは言えるだろう。

インテリアは、ドア内側の樹脂パネルこそかなりの安っぽさを感じるが、主にドライバーやパッセンジャーの目に入るインパネ周辺やセンターコンソールあたりの質感と造形は「値段(198万~259万8000円)を考えれば十分納得の範囲」といったニュアンスの上質さはある。

ヤリスの同箇所はいささかそっけなく、かつやや古くさいデザインにも感じられることから、いわゆる「小さな高級車」的な存在を求めるダウンサイザーや中高年オーナーは、ヤリスよりも新型アクアのインテリアを居心地よく感じるはずだ。

とはいえ新型アクアのインテリアは決して「小さな高級車」的なものではなく、「まずまず上質なコンパクトカーのそれ」といったニュアンスだ。もしも小さな高級車的インテリアを本気で求めるのであれば、新型アクアでもヤリスでもなく、日産「ノート e-POWER」または「オーラ e-POWER」を選ぶべきだろう。

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乗って楽しいヤリスと違って良くも悪くも快適なアクア

新型アクアは走りにおいても、インテリアと同様に「程よく上質」である。

プラットフォームはヤリスと同じ最新の「GA-B」だが、さまざまな剛性強化や静粛性能の追求、あるいは足まわりのセッティングが異なると同時に、ヤリスより50mm長いホイールベースが如実に利いているのか、路面の凹凸とロードノイズを律儀に感じながら走ることになるヤリスと違い、ほぼ常にフラットライドであり、静粛性もきわめて高い。

また新開発の「バイポーラ型ニッケル水素電池」なるバッテリーにより出力性能が先代比で110%になったということで、新型アクアは普通に十分な速さを有している。

そしてそのパワーの出方と車速の伸び方の関係にズレがないため、「パワーは十分なんだけど、この車、なんか気持ち悪いんだよね……」と感じることもない。

近距離をお買い物スペシャルとして使うだけでなく、何らかの用事のために長距離を走る場合でも――当然ながらWLTCモード33.6~35.8km/L(FF車)という超良好な燃費性能と併せ――新型アクアは「頼れる相棒」になってくれるだろう。

懸念点は、あまりにも普通に快適というかスムーズであるため、「退屈」にも感じられるということだ。

50代に達した筆者であっても、新型アクアで高速道路を走っていると「もうちょっとだけ刺激がほしい……眠くなる」と感じた。そのため、もっと血気盛んな20代から30代、あるいは40代ぐらいのドライバーは、決して快適ではないが、良く言えばダイレクト感が、あえて悪く言えばガサツさも感じられるヤリスのほうが「乗ってて楽しい!」と感じる可能性は高いだろう。まぁ年齢にかかわらず個人差がデカい部分ではあるが。

とはいえ新型アクアのドライブモードスイッチを「POWER+」モードにすれば、(このクラスとしては)まずまず刺激的な速さを獲得することはできる。

ただしPOWER+モードにすると、1.5Lの3気筒エンジンはモーモーとうるさく吠える。「NORMAL」モードでも普通に走る分には十分なパフォーマンスを示してくれるため、個人的には「POWER+」モードは不要と感じた。

ただ、POWER+モードにした際に発動する「快感ペダル」――このネーミングはどうかと思うが、要するに小さめな減速Gを伴う「マイルドなワンペダル走行」が可能になる点については、なかなかよろしいと感じられたが。

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後席の広さはアクアの圧勝

お次は車内の広さあるいは狭さについて述べたい。

前席の広さは新型アクアもヤリスも似たようなものだが、後席居住空間については新型アクアの圧勝である。

具体的には、身長175cmの筆者が前席を適切なポジションにセットしたうえで後席に座ると、ヤリスの場合はひざ元にコブシ0.7個分ほどの余裕しか生まれないが、新型アクアではコブシ2個弱ほどの余裕がある。後席の座面および背もたれの角度が適切なこともあって、新型アクアは「クラウンなどからのダウンサイザーが4人乗車をしても、普通に快適に過ごせる小型車である」と言うことはできるだろう。

ただ、だからといって、後席がやや狭いヤリスの評価が下がるということもない。

なぜならば――もちろん例外は多々あるだろうが――アクアやヤリスなどのコンパクトカーに成人4~5人がフルに乗車して走る機会など、実はそうそうないからだ。

や、もちろん前述した多々ある例外として「ウチはいつも夫婦2人と高校生の息子1人、そしておばあちゃんの計4人でコンパクトハッチバックに乗ってるぞ!」という人もいらっしゃるだろう。

しかしそういった例は――筆者が日頃から観測している限りでは――やはり少数派であり、たいていのコンパクトカーには1人か2人しか乗車していないのだ。たまに見かけるフル乗車のコンパクトカーにはたいていの場合、初心者大学生などのグループが楽しげにすし詰めになっている。

それゆえ、新型アクアの後席が広いというのは確かに優れた美点ではあるものの、実は「割とどっちでもいい問題」である可能性は高いのだ。

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上質さと快適さを求めるならアクア、刺激がほしければヤリス

以上モロモロ述べてきたが、結論としての新型アクアの評価――なんて偉そうなモノではなく「感想」にすぎないが――と、新型アクアとヤリスの差異は、おおむね以下のとおりとなるだろう。

●「超絶上質!」というほどではないが、このクラス・この価格としては十分納得できる上質さを随所に備えたコンパクトカーである。静粛性も高い。

●車内は広い。後席に人を乗せるかどうかはわからないが、この広さは「気分的な余裕」には確実につながるだろう。

●燃費は良好。評価(感想)のためのフル加速や120km/h巡航なども交えながら、エコ運転はいっさい気にせずガンガン走っても実燃費は25km/Lぐらい。いつもの感じで運転すれば、燃費は明らかにもっともっと伸びるはずだ。

●ただし全体的に「落ち着きすぎ」といったきらいはある。車というものに「刺激」はあまり求めない世代や人にとってはちょうどいい塩梅だが、「刺激」も求めたいのであれば、多少後席が狭くても、多少乗り心地が悪くても、デザインも走りもそれなりにホットなヤリス ハイブリッドを選んだほうが、おそらくは満足できるだろう。

以上である。落ち着いた、それなりに上質なコンパクトカーを、近年の車としては安価な予算で手に入れたいのであれば、うってつけな車のひとつである。

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スペック

【 アクア Z 】
全長×全幅×全高=4050×1695×1485mm
ホイールベース=2600mm
車両重量=1130kg
乗車定員=5名
駆動方式=FF
エンジン=1.5L 直列3気筒DOHC
エンジン最高出力=67kW(91ps)/5500rpm
エンジン最大トルク=120Nm(12.2kg-m)/3800-4800rpm
モーター最高出力=59kW(80ps)
モーター最大トルク=141Nm(14.4kg-m)
トランスミッション=電気式CVT
使用燃料=レギュラーガソリン
バッテリー=ニッケル水素(5.0Ah)
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:トーションビーム式
タイヤサイズ=前後:185/65R15(アルミホイール)
WLTCモード燃費=33.6km/L
車両本体価格=240万円

【 ヤリス ハイブリッド Z 】
全長×全幅×全高=3940×1695×1500mm
ホイールベース=2550mm
車両重量=1090kg
駆動方式=FF
エンジン=1.5L 直列3気筒DOHC
エンジン最高出力=67kW(91ps)/5500rpm
エンジン最大トルク=120Nm(12.2kg-m)/3800-4800rpm
モーター最高出力=59kW(80ps)
モーター最大トルク=141Nm(14.4kg-m)
トランスミッション=電気式CVT
使用燃料=レギュラーガソリン
バッテリー=リチウムイオン(4.3Ah)
WLTCモード燃費=35.4km/L
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:トーションビーム式
タイヤサイズ=前後:185/60R15(スチールホイール)
車両本体価格=232万4000円

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