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新型X4試乗、スタイリングを活かした走り

2014-6-16 14:45| post: biteme| view: 122| コメント: 0|著者: 文:石井 昌道/写真:BMWジャパン

摘要: X3ベースのクーペ風スタイリング BMWのモデルラインアップ拡充の勢いがとまらない。2013年、グローバルの自動車販売台数はBMWが166万台、アウディが157万台、メルセデス・ベンツが146万台とドイツ・プレミアム御三家 ...

新型X4試乗、スタイリングを活かした走り

X3ベースのクーペ風スタイリング

BMWのモデルラインアップ拡充の勢いがとまらない。2013年、グローバルの自動車販売台数はBMWが166万台、アウディが157万台、メルセデス・ベンツが146万台とドイツ・プレミアム御三家の争いは激化しており、いずれもトップを狙うとともに2020年までには200万台を達成しようとしている。それにはモデルラインアップを増やすことが不可欠なのだ。

新たに加わったX4は、BMWがSAV(Sports Activity Vehicle)と呼ぶSUVのXモデルで、X5に対するX6と同じようにX3をベースとしてクーペ風のスタイリングが与えられたモデル。セダンでもクーペ風は増殖しているが、その波はSUVにも広がりそうな予感がある。今をときめくプレミアムSUVも火付け役のX5が登場してからすでに14年経っており、新鮮さが求められるようになってきているからだ。

全長×全幅×全高は4671×1881×1624mmで、X3に比べて全長が14mm長く、全幅は同一、全高は54mm低くなる(いずれも欧州仕様のスペック)。スタイリングは、マイナーチェンジしたばかりのX3とヘッドライト、グリルのフレーム、ボンネット、フロントフェンダーは共通だがあとはすべてX4専用。フロント・マスクではバンパーの大型エアインテークがX3よりもアグレッシブな雰囲気だ。サイドビューは、Aピラーが寝かされてフロントウインドーは大きくなり、ルーフラインは前席頭上を頂点として後方へ向けてなだらかに下がっていく。リアはテールライトがL字型で横長となり、ワイド&ロー感を強調している。

メカニズム的にはX3とほぼかわりないので見所はスタイリングだけかと想像していたが、実際に試乗してみると意外や乗り味に変化が見られるのは興味深いところだった。

剛性が高まり、乗り心地もハンドリングも極上

今回試乗したのはガソリン・エンジンの最上級グレードであるxDrive35i。X3を始め多くのモデルに搭載されている3.0L直列6気筒ツインパワー・ターボだが、BMWの代名詞ともいえる直6はあいかわらず絶品だ。低回転域でのトルクが充実しているため街中を流しているときは2000rpmほどで事足りてしまうが、いざアクセルを踏み込んでいくと6500rpmまでスムーズかつシャープに吹き上がっていく。今どきは燃費志向のエンジンが多く、官能性やドライバビリティが犠牲になっていることも見受けられるが、さすがはBMW。このエンジンだけでも欲しいと思わせる魅力を持っている。

プラットフォームはX3用でホイールベースも同じだが、ボディのシッカリ感が際立ち、乗り心地もハンドリングも極上だった。じつはボディ形状の違いによって剛性が高まっているのだ。直線と角で繋げたようなボックス型のX3よりも強固になり、ボディ剛性値は7%改善されているという。X4はテールゲートの開口部が大きいので剛性面で不利なのかと勝手に想像していたが、これは嬉しい誤算。

X3もそうだがステアリング・フィールは絶品でワインディングでもちょっとしたスポーツカー顔負けの走りを見せる。SUVなりの重さや重心の高さは感じられるが、それも悪くはない。最近のBMWのセダンやクーペはシャシー性能が高く、ちょっとやそっと攻めたぐらいではミズスマシのようにコーナーをクリアしてしまうが、それよりも操っている実感があるからだ。今回はヘビーウエットのなかも走ったが、そういった際にはタイヤにしっかり荷重をかけていける感覚があって、むしろセダン系より乗りやすいぐらいだった。

スタイリッシュで走りも進化

X4がことさらスポーティに感じられたのはAピラーが寝かされていることとヒップポイントが下がったことによる視覚的な雰囲気とも無関係ではない。低いルーフに合わせて前席のヒップポイントはX3に比べて20mm低くなっているのだ。個人的にポジションは低めが好きなので大歓迎だったが、ステアリングのチルト調整幅はX3と同じなので好みまで下がりきってくれないことが、小さな不満ではあった。

後席はさらにルーフが低いのでシート取り付け部だけではなく座面も薄くして28mm低くなり、座面形状も膝のサポートが少なくなっている。そのため座り心地としてはX3のほうが快適だが「そこはスタイリングと走りを優先したため、わずかに妥協した」とエンジニア。ただしX6と同等レベルは確保しているという。ヘッドクリアランス(座面からルーフまでの距離)はX3と比べて前席が-19mm、後席が-44mm。3シリーズ・セダンと比べて前席で9mm、後席で7mm少ないだけなのでそれほど気にすることもないだろう。

ラゲッジルームは通常時で500L。X3よりも50Lほど小さいが、リフトバック・ゲートは大きく開くので利便性はなかなかに高い。リアバンパーの下で足を動かせばゲートが開くスマート・オープン機能はもちろん装備されている。

今や都市生活者のアシとしてすっかり定着してきたプレミアムSUV。街で見かける頻度が高まると、ライバルには無い新鮮さが求められることになるが、そんなときにX4は格好のターゲットとなるだろう。嬉しいのは、スタイリッシュなカタチだけを追求したチャラいモデルではないこと。BMWらしく、ボディ形状の違いを活かして走りをも進化させているのだ。


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