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ワイルド系デートカーという新境地。ダイハツ タフトはハスラーとはぜんぜん違う仕上がりになっている ...

2020-7-31 11:55| post: biteme| view: 922| コメント: 0|著者: 文:小沢 コージ /写真:望月 浩彦

摘要: レトロ系ゆるキャラvsオラオラ系ミニハマーで見た目から違う 見れば見るほどぜんぜん違う! オートサロンで見た時から予想していたとはいえ、ここまでハスラーと違うキャラ、違う走り味に仕上がってるとは思わなか ...

ワイルド系デートカーという新境地。ダイハツ タフトはハスラーとはぜんぜん違う仕上がりになっている

レトロ系ゆるキャラvsオラオラ系ミニハマーで見た目から違う

見れば見るほどぜんぜん違う! オートサロンで見た時から予想していたとはいえ、ここまでハスラーと違うキャラ、違う走り味に仕上がってるとは思わなかったぜ、「ダイハツ タフト」。ご存じコロナ禍の6月に発売された注目の新型軽クロスオーバーSUVだ。

見た目全体から漂うワイルド感、フェンダーモールや大径タイヤは、確かにこの6年間、破竹の勢いを誇る軽SUV「スズキ ハスラー」と一瞬被る。そりゃ累計48万台も売れ、いまや元国民車の「スズキ ワゴンR」を超える人気の初代ハスラーを考えると、まったく意識しなかったってことはないでしょ。

しかし、タフトはハスラーとはミッキーマウスとドナルドダックくらい、いや巨人と阪神ぐらいにキャラクターが違う。

決定的なのは見た目だ。ハスラーは初代が老若男女に受けるある種のレトロデザイン、ゆるキャラデザインだったのに対し、ハスラーは相当尖ったアメリカンSUVデザインだ。ぶっちゃけミニハマーである。特に受注の約半分を占めるというメッキパック仕様からはワルの匂いが。ある意味、そのオラオラ感、スクエア観を引き継ぎ、最近の敵を作らない系デザインが多い軽マーケットで異彩を放つ。

特にタイヤ前面を全部隠さないフロント樹脂モールの造形なんて、相当イケイケなファッションセンスだ。この辺り、2代目になり本格志向のフォルムをまとっても、目の玉繋がり系のゆるキャラマスクをもつハスラーとはかなり異なる。

前席と荷室重視のタフトはハスラーよりデートカーっぽい

さらにはインテリアの演出の違いだ。ハスラーは2代目になってクオリティ路線に転じ、時計のクロノグラフ的な道具感もまとった。その象徴がインパネの大きな3連ベゼルで、丸型六角形のようなワクが運転席前、中央、助手席前と並び、メーター、ナビ類、小物入れと機能がキッチリ分けられている。

ところがタフトはあくまでもペキペキな直線基調をまとい、外観との一体感が凄い。そしてなんといっても全車標準の大型ガラスルーフ、スカイフィールトップだろう。

オープンカー要らずの開放感で、乗用車的でもあり、デートカーっぽくもある。ついでに交差点に近づくと、場所によってはガラスルーフ越しに信号が見えるのも面白い。

リアシートの設計も興味深い。タフトは新たに「バックパックコンセプト」を採用。ハスラーには付いているリアのロングスライド機構をあえて省いた上、フロントとリアでシート柄を変えて雰囲気を分けている。

同時にその結果、シートレールぶんの座面が下がり、居住空間も低くなり、全高をハスラー比で5cmほど下げることができた。見た目も乗車位置もタフトの方が全体的に低め。ズバリ、リアシートの利便性ではなく、走りと視界の低さを取ったのだ。

もちろんタフトのリアは全然狭くないが、スライドだけでなくリクライニング機構も付かないし、シートバックもワンタッチで超簡単。明らかに積載性能を優先している。

ラゲッジもハスラーは濡れたモノを収納できる横長アンダートレイが付く一方、タフトはトレイなしだが、その分収納容量が倍ぐらいある。

ハスラーが家族全員で楽しむ軽SUVだとしたら、タフトは大人2人で楽しむ軽SUV。割り切った分、デートカーっぽいのだ。

ハスラーは上質&しっかり、タフトは剛性感&スポーティ

走りのテイストも結構異なる。ハスラーは現行アルトから熟成を重ねた軽量高剛性プラットフォーム、ハーテクトがベース。新たに構造用接着剤や環状骨格が加わったことで、現行のスズキ軽でもっとも上質かつしっかりした走り味を獲得。

一方、タフトは去年登場の現行「タント」で採用したばかりの新プラットフォーム、DNGAを採用。剛性感が際立っていて、走り出しから強さを感じさせるだけでなく、ステアリングフィールのしっかり感も凄い。高速道路ではちょっとゴツゴツ感じる時もあるが、その分、直進性、安心感は申し分ない。どちらも軽自動車のワクを超えた走り味だが、上質さ、スポーティさで微妙に方向が異なるのだ。

パワートレインもハスラーがスズキ自慢のマイルドハイブリッドシステムを搭載。ノンターボはエンジン馬力を抑えて電動パワーで補う燃費優先の設定なのに対し、ダイハツは52psのノンターボエンジンで対抗。一方、64psのターボエンジンには独自の高効率ミッションのDCVTが組み合わされるが、燃費スペックではスズキに軍配が上がる。

グレード構成は3つしかなく、ノンターボのXとG、ターボのGターボのみだが、車重は800kg台と軽いので、高速をあまりを使わず、乗っても1~2人の場合はノンターボで装備充実のGで十分だろう。

価格は135万円台スタートとハスラー比で約1万安だが、お買い得チェックは難しい。中間グレードGは148.5万円で内外装は過不足ないが、ACCは4.4万円のセットオプションでオートハイビームの設定なし。かたやハスラーのノンターボ上級グレード、ハイブリッドXは151.8万円だがACCの設定はなく、ハイビームアシスト標準。アナタ、どこまで求めますか? という。

今の軽自動車界は、かつてスズキとダイハツが同一カテゴリーで激しいバトルを繰り広げていた2強時代とは違う。当時は「ワゴンR」が出たら「ムーヴ」を、「タント」が出たら「スペーシア」をと露骨に対抗していたが、今は「ホンダ Nシリーズ」がハンパなく強いし、日産三菱陣営も侮れない。

ライバル対抗のガチンコ勝負というより、自らのブランドの個性でありソリューションを活かしたクルマ作りをしなければならないわけよ。

実際、ハイテク安全はDNGAで採用した新世代のスマートアシストを装備し、ACC(高速道路追従走行)での完全停止が可能。電子パーキングブレーキも装着しており、ハスラーにはない停止維持ができる。

確かにハスラーが広めた軽カジュアルSUVの世界ではあるが、タフトはタフトで己が道を行っているのだ。ってなわけで小沢的にはここからさらにホンダや日産三菱もSUV路線に参戦してくれたら個性のぶつかりあいでますます楽しくなるのに! と思った新型タフトなのでありました。

スペック例

【 タフト G 】
全長×全幅×全高=3395×1475×1630mm
ホイールベース=2460mm
車両重量=830kg
乗車定員=4名
駆動方式=FF
エンジン=660cc 直列3気筒DOHC
最高出力=38kW(52ps)/6900rpm
最大トルク=60Nm(6.1kg-m)/3600rpm
使用燃料=レギュラーガソリン
トランスミッション=CVT
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:トーションビーム式
タイヤサイズ=前後:165/65R15
価格=148万5000円(消費税10%込)


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