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ランドローバーに異変あり。末弟・ディフェンダーが上位モデルを超えてしまった!?

2020-9-4 11:55| post: biteme| view: 305| コメント: 0|著者: 文:小沢 コージ /写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン

摘要: 72年変わらなかった“走るシーラカンス”が別モノに ヤ、ヤラれた…ひさびさにイギリス伝統のクルマ文化にヤラれたというか、一見ガンコでマジメな英国紳士にオキテ破りの技でも喰らったような気分だ。そう、72年ぶ ...

ランドローバーに異変あり。末弟・ディフェンダーが上位モデルを超えてしまった!?

72年変わらなかった“走るシーラカンス”が別モノに

ヤ、ヤラれた…ひさびさにイギリス伝統のクルマ文化にヤラれたというか、一見ガンコでマジメな英国紳士にオキテ破りの技でも喰らったような気分だ。そう、72年ぶりに初のフルモデルを敢行した新型2代目「ランドローバー ディフェンダー」である。

ディフェンダーはいわゆる世界の3大名作クロカン4WDの中でも例外的に延命したモデルで、1945年生まれの元祖「ジープ」たるCJ型、1951年生まれの元祖「トヨタ ランドクルーザー」たるBJ型にも匹敵する存在。なにしろ1948年生まれの「ランドローバー シリーズ1」から、2016年に生産中止したディフェンダー90/110まで、ラダーフレームの構造やアルミボディが68年間変わってないのだ。これだけ安全性にウルサい現代自動車界にあって古い骨格のまま生き伸びたのは例外中の例外。主に英国で趣味的に使われるクロカン4WDであり、実際に頑丈なボディをもっていたからだと考えられる。

しかし、その現代自動車界では例外的な“走るシーラカンス”たるディフェンダーも今回72年ぶりにフルモデルチェンジ。結果、新型はオキテ破りにカッコ可愛く、しかも物欲を誘うから不思議なのだ。

キャラクターっぽいデザインもオフロードでは不思議と許せる

まず驚くのはボディ。72年ぶりのフルモデルチェンジだけあって、パーツに一切共有品がないのは当然だが、構造も初代が本格的クロカンSUVでは常識のラダーフレームボディなのに対して、2代目は旧型比で約3倍のねじり剛性を誇るアルミの「D7Xモノコック」。同時にサスペンションは前後リジットから独立懸架になり、ステアリング型式もボール・ナット式からいまどきのラック&ピニオンに変化した。

さらに問題なのが見た目だ。全長×全幅×全高が4510×1995×1970mmとひと回り以上大きいだけではない。完全直線デザインのクラシカルな初代に対し、2代目は曲線を多用したモダンデザインどころか、キャラクターデザインとでも言いたくなるディテールをもっている。

写真で最初に見た時はちょっとデザイン遊びすぎでしょ! と思ったし、中でもロボットの目のようなヘッドライトデザインは可愛すぎって感じだが、実際にオフロードで見て、クオリティの高さを知ると不思議と許せる。いまどきにしては直線基調のグリルや窓枠、丸目ヘッドライトが紛れもなくディフェンダーに見えてくる。そういう老舗にしかできない“奥の手”のようキュート系デザインでもあるのだろう。

オンロードでは上質、オフロードではキャラが豹変

実際走り出してみると初代の硬さやゴツゴツ感はなく、上級サルーンのそれ。特に舗装路を走ってる時は、コレ本当に本格SUVなの? と言いたくなる上質さだ。

発進は滑らかかつ静かで、本格アウトドアタイヤを履いているだけに、パターンノイズこそ入ってくるが乗り心地はいい。旧型より軽量化されたとはいえ、2.2トンの車重も活きている。

加速感もしっとり上質だ。パワートレインは一見物足りない2Lガソリン直4ターボのインジニウムエンジン+8速ATだが、300psの最高出力と400Nmの最大トルクを発揮するだけに十分。本格SUVにありがちなローギアードギアボックスによる回転の頭打ち感もなく、高速も悪くない。

こうなると悪路をマジで走れるの? もしやファッション4WDになっちゃったんじゃない? と思いがちだが、これまた凄い。

妙高の結構な勾配の本格オフロードコースではキャラが豹変する。まずは若干分かりにくいインパネスイッチ操作でオフロードモードにすると車高が自動で7.5cm上がる。同時にギアはすべてローギアード化され、3速フルスロットルでも40~50km/hしか出なくなる。しかもモダンSUVならではの装備として、オフロードモードでモニターに映し出される3Dサラウンドカメラの映像が便利なのだ。

走行中のフロントタイヤがボンネットを透過して見える合成映像が投影され、凸凹の悪路でも安心してステアリングを切ることが出来る。あと数cm右を切ってればボディを、岩にぶつけなかったのに! ということが防げる超安心装備なのだ。

そのほかいわゆるデジタルバックミラーたる「インテリアリアビューミラー」も老眼の年配者以外には便利で、ラゲッジに荷物満載でも運転席から後方路面が確認できる。

兄貴分のディスカバリーやレンジローバーの立場がヤバい!?

という具合に全く別モノかつ快適に進化していたニューディフェンダー。正直、初代愛好者がすんなり飛びつくとは思えないほど別次元のクルマになってるが、これはこれで箱っぽい見た目共々オフロードファンには受けるはず。というか単純にカッコよく、なおかつオンオフ共によく走る。

よって小沢が懸念するのは売れる売れないの話ではなく、もしや価格帯が被る兄貴分の「ディスカバリー」やフラッグシップの「レンジローバー」をも食うんじゃないかってこと。それくらい良く出来ているし、実にランドローバーブランドらしいわかりやすさを備えているのである。

ある意味、本物指向の高級クロカンSUVとして、メルセデスの「Gクラス」を脅かす存在にもなるかもしれない。そう考えると安くない価格も手頃に見えてきたりもするから不思議なのであーる。

スペック例

【ディフェンダー 110 SE】
全長×全幅×全高=4945×1995×1970mm
ホイールベース=3020mm
駆動方式=4WD
車両重量=2240kg
エンジン=2.0L 直列4気筒DOHCターボ
最高出力=221kW(300ps)/5500rpm
最大トルク=400Nm/2000rpm
トランスミッション=8速AT
燃料=プレミアム(90L)
WLTCモード燃費=8.3km/L
サスペンション=前:ダブルウィッシュボーン式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前後:255/60R20など
価格=732万円~


さようなら

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