新型レヴォーグをサーキットで試乗9月上旬、千葉県袖ケ浦フォレスト・レースウェイで編集が新型「レヴォーグ」のプロトタイプに試乗してきました。 新型レヴォーグは2019年11月の東京モーターショーで既にプロトタイプがお披露目されていましたが、スバルは新型レヴォーグの開発コンセプトを「継承と超・革新」とし、レガシィからのツーリングワゴン思想を継承しながら、プラットフォームをSGP(スバルグローバルプラットフォーム)に刷新、ハンズフリーなど機能が進化したアイサイトXやドライブモードセレクト、インフォテイメントなどを新たに搭載したモデルです。 今回は、新型のSTI Sport EXとGT-H EX、旧型STI Sportグレードを試乗しました。試乗周回数枠は、それぞれ3周ずつ。当日は外気温30度という暑さのため、ブレーキやタイヤ、ターボエンジンには酷な環境での試乗となりましたが、3台ともにサーキットでの3周走行ではブレーキなどの操作系の変化やトラブルなどはありませんでした。新型車両のタイヤは全てヨコハマ「ブルーアース GT」、旧型はダンロップ「SP SPORT MAXX」が装着されています。 サーキット走行動画 デザインは大人しいが走りはバージョンアップはじめに新型GT-Hから試乗します。ピットロードを進むと、旧型よりロードノイズが抑えられ、フラットな乗り心地と静かでエアコンの効いた車内は快適で、落ち着いた心境でコースインできます。徐々にペースを上げていくと、特にエイペックス以降のコーナー出口で旧型で顕著だったCVT+ターボ特有のレスポンスの遅れをあまり感じさせず、素早く立ち上がりの姿勢を作れることに気づきます。さらにペースを上げていくと、サーキットではサスペンションが柔らかく、ストロークを使い切った底づきの状態になります。 次に新型STI Sportに試乗します。ドライブモードをComfortモードでスタートしSPORT+へ切り替えると、特に電制ダンパーの減衰力がハードになり、GT-Hのような底づきを感じることも無く、ノーズの反応がコントローラブルに変化することを感じます。また、後輪への伝達トルクの立ち上がりが素早く制御され、AWD特有のアクセルコントロールでのアンダーステアを強く感じることはありませんでした。 最後に、旧型STI Sportに試乗しました。ドライブモードをSモードに、新型ではOFFにできないVDCをOFFにしてペースを上げると、絶対的なトルクで新型よりパワー感はありませんが、特にターンインからエイペックスまで4輪スライドしながら進入ができ、ハンドリングは車体の軽さを感じました。 デザインの変化は大人しく纏まっている印象ですが、サーキット試乗では走りのバージョンアップを体感できました。さらにサーキット特性に振ったグレードの追加など、今後の進化に期待です。 スペック例【 レヴォーグ STI Sport EX 】 |
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