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6速MTのC-HR “GR SPORT”は若い世代のクルマ好きを育ててくれるかもしれない

2019-12-4 07:00| post: biteme| view: 501| コメント: 0|著者: 文:山田 弘樹/写真:篠原 晃一

摘要: マイナーチェンジで追加されたGR SPORT トヨタのスポーツグレードである「GR」(GAZOO Racing)に、ニューカマーが2台加わった。ひとつは高い人気を誇るコンパクトSUV、トヨタ「C-HR」。そしてもう一台はダイハツの ...

6速MTのC-HR “GR SPORT”は若い世代のクルマ好きを育ててくれるかもしれない

マイナーチェンジで追加されたGR SPORT

トヨタのスポーツグレードである「GR」(GAZOO Racing)に、ニューカマーが2台加わった。ひとつは高い人気を誇るコンパクトSUV、トヨタ「C-HR」。そしてもう一台はダイハツの小型オープンスポーツカー「コペン」である。両車とも試乗したがコペンは後日紹介するとして、今回はC-HRの試乗記をお届けする。

C-HRは今回同時に、マイナーチェンジモデルの試乗も兼ねていた。なぜなら「GR SPORT」は、マイナーチェンジのラインナップにおいて新たに設定された一台なのである。試乗メニューは大磯プリンスホテル駐車場の特設コースと、一般路の二本立て。まずはマイナーチェンジされたC-HR、1.8リッターエンジンを搭載するハイブリッドの「G」からそのステアリングを握った。

ちなみに試乗した1.8ハイブリッドモデルは、走りにおける変更はない。変わったのはまずフロントバンパーの意匠だが、これは微小な変更だった。前期型に対して“エクボ”(エアインテーク)の部分が縦長となり、そこにフォグランプが移設されてロー&ワイド感が強調された。またそのヘッドライトはデイライトとターンランプを共用し、リアコンビネーションランプのウインカーは、流行りのシーケンシャルタイプになった。ハイブリッドモデルのベーシックグレードである「S」、1.2ターボのベーシックグレードである「S-T」は、ヘッドライトがハロゲンからLEDへと変わった。

また安全装備として駐車時に障害物を検知する「インテリジェントクリアランスソナー」、後退時に左右後方からの接近車両を知らせる「リアクロストラフィックオートブレーキ」、車両を真上から見た疑似映像をディスプレイする「パノラミックビューモニター」といった機能がオプションとして選択可能となった。

変更点はボディ補強と足回り

ということで走りの印象はこれまで通りとなるのだが、それでも改めて乗ってみて、やはりC-HRは非常によくできたコンパクトSUVだと感じる。すっきりとした乗り心地の良さが、そのまま操舵応答性の素直さに直結している身のこなし。スラロームではロールスピードが適度に抑えられ、背の高いSUVながらもロールに対する恐怖感が起こらない。そしてハンドルを切りこんで行けば、グリップが最後まで途切れず追従し、しっかりとヨーモーメントを起こしながら曲がって行く。

取り立てて圧倒的なスタビリティを誇示するわけではないのだが、腰砕け感も一切なくしなやかに旋回することができる。ダブルレーンチェンジでは一発目の収まりも素早く、すぐ次の操舵に移行することができる。

個人的には足回りがこれまでの印象よりも“もっちり”と粘り強く減衰力を発揮しているように思えたのだが、それは新車状態だったからだろうか? ともかくボディにおける質量と剛性のバランスが極めて良好で、適度なしっかり感を伴いながら軽やかに走れるのが、C-HRの良さだと改めて確認できた。

追加された「GR SPORT」は、マイナーチェンジ後初の6速MT搭載モデルとなる「S-T」をベースとした「S-T“GR SPORT”」に試乗した。ちなみにGR SPORTは、1.8ハイブリッドである「S」にもラインアップされる。

GR SPORTとしての変更点は、ボディ補強と足回りだ。フロア下にはセンターブレースを追加してボディ剛性を向上させ、前後サスペンションはスプリング&ダンパー、そしてスタビライザーもGR専用チューニング。感性領域としては、電動パワーステアリングにも手を加えているという。

6速MTはオートブリッピング機能付き

その乗り味は、基準車の粘り強い特性に対して、サラッとしているのがとても印象的だった。“SPORT”というからにはもっと重厚感のある、限界の高そうな足回りを想像していたが、実際は拍子抜けするくらい軽快感がある。ちなみにその足下には19インチタイヤを履かせていたが、その乗り心地は18インチと同等といっても差し支えないほど快適である。

もちろんその軽快さは、比較対象が重量的に50kgほど重たいハイブリッドであるからというのもある。しかし軽いなら軽いで、バネ下で大径タイヤが反発してもおかしくはないのだが、そうした部分もS-T GR SPORTはそつなくバランスしている。

また、6速MTモデルというのもよかった。身のこなしの自由度に加えて1.2リッターターボの加速を自分のリズムで変速できるようになったおかげで、C-HRがより思い通りに操れる気分になるのだ。単純に考えても、背の高いSUVをマニュアルトランスミッションで運転するのは新鮮である。

またこの6速MTは「6速iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)」と呼ばれる、オートブリッピング機能が付いたもので、必要な空ぶかしを自動で行ってくれる。これは普段の運転を楽なものにするだけでなく、ヒール&トゥといったドライビングテクニックの習得をアシストしてくれる武器になる(できる人にとっては必要以上にエンジン回転が上がってしまうのでOFFにすることもできる)。こうすることでトヨタは、若い世代のクルマ好きを、地道に育てようとしているのだと筆者は受け取った。ちなみにこの6速MTを搭載した最もベーシックな「S-T」グレードは236万7000円という安さである。

筆者はいつも思うのだが、C-HRは現代のセリカだと思う。若者向けのカッコ良さを備えながら実用性を過不足なく満たし、走りもいい。そして何より手が届く価格帯にある。スープラのように気合いの入ったスポーツではないけれど、ほどよく日常にマッチしながらスポーティを演じている。

だかこそ、C-HRは爆発的に売れた。そしてGR SPORTグレードを得たことで、さらにその存在感を強めて行くのだろう。こうしたクルマ造りをさせると、とにかくトヨタはすごい。

スペック

【 C-HR S-T “GR SPORT” 】
全長×全幅×全高=4390×1795×1550mm
ホイールベース=2640mm
駆動方式=FF
車両重量=1400kg
エンジン=1.2L直列4気筒DOHC直噴ターボ
最高出力=85kW(116ps)/5200-5600rpm
最大トルク=185Nm(18.9kg-m)/1500-4000rpm
トランスミッション=6MT
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:ダブルウィッシュボーン式
タイヤサイズ=前後:225/45R19
使用燃料=レギュラーガソリン
WLTCモード燃費=15.4km/L
車両本体価格=273万2000円


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