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BMW i3で味わう、新鮮な“ワンペダル”ドライブ

2014-3-24 12:05| post: biteme| view: 891| コメント: 0|著者: 文:九島 辰也/写真:BMWジャパン

摘要: 見た目以上に広く、フレッシュな移動空間 昨年秋に行われた東京モーターショーのBMWブースは、新たなサブブランド「i(アイ)」一色だった。新型X5など展示はしていたものの、メインステージを譲ることはなく、ふた ...

BMW i3で味わう、新鮮な“ワンペダル”ドライブ

見た目以上に広く、フレッシュな移動空間

昨年秋に行われた東京モーターショーのBMWブースは、新たなサブブランド「i(アイ)」一色だった。新型X5など展示はしていたものの、メインステージを譲ることはなく、ふたつのiがそこに鎮座していた。

さて、その第一弾の「i3」でいよいよ公道を走る機会を得た。ショーからおよそ半年、自然光の中での初対面となる。場所は鹿児島県南部に位置する屋久島。1993年に世界遺産に登録された、日本が世界に誇る自然の宝庫である。この場所が選ばれたのにはちゃんと理由があった。というのも、ここは島全体の電力を島内の水力発電所でまかなっている。つまり、天然資源からの電力であり、それはCO2フリーとなるのだ。また、そんな環境だけにEVを積極的に採用している。レンタカー屋を覗けば、日産リーフと三菱アイミーブがずらり並んでいた。聞くところによると特有の助成金もあるらしい。

といった話はともかく、i3に話を移そう。最初に用意されたのは“純粋なEV”の方であった。ドライバーズシートに座って感じたのは、これまでのBMWとは少々雰囲気が違うこと。ドライビングポジションはアップライト気味で、ドライバーズシートの位置は通常よりも後ろに思えた。きっとフロントピラーの付け根が思いのほか前方にあるからだろう。ニュービートルに初めて乗ったときのような感覚だ。

また、キャビンが異様に広く感じたのも印象的。ガラス面が広いのも相まって、スケールは大きく感じる。クルマのサイズはコンパクトなだけになにか不思議な感覚だ。

「ワンペダル運転ですよ」

では、さっそく走りについてだが、低速からグイグイとトルクを発生させるのはイメージ通り。というか他のEVとの違いはそれほどない。中速域からアクセルを踏み込んだときのグイっと加速するフィールも想像の範囲内となる。もちろん、ガソリン車にはない独特の加速だが、最近はEVの試乗も増えたことで、正直それほどの感動はない。

驚いたのは回生ブレーキの抵抗力で、アクセルから足を離すとけっこう強い制動力が発生する。試乗前に「ワンペダル運転ですよ」とスタッフの方が口にした意味がわかった。これだと最後の最後にちょっとだけブレーキを踏むだけで信号も止まれる。

なるほどと思ったのはハンドリングで、いい感じのコーナーが続く屋久島のワインディングにピッタリはまった。スッと切ったときの反応はまさにBMWで、なかなかいいステアリングフィールを手のひらに残してくれた。

と同時に、コーナー出口の立ち上がりの素早さがじつに頼もしい。EVならではの大トルクがドライバーを満足させる。BMWが電気自動車をつくるとこうなる! という結論が見えたようだ。あまりの楽しさに「ヤクスギランド」を一度通り越してしまった。

そんなこんなで島内を走り回ったあと、急速充電も試してみた。日本仕様は特別にチャデモ式に対応させているから、それを使わない理由はない。使い方は至ってシンプル。ボディ右側のリッドを開けて充電器を差し込む。それこそ見慣れたアダプターだ。資料によるとおよそ30分で80%充電できるらしい。

ちなみに、純粋なEVのあと発電用のエンジンを積んだモデルも試乗した。このエンジンはBMWバイク用の2シリンダーである。それによって走りが変わることはなかったが、積極的に発電させようとするとけっこうエンジン音が耳に残った。EVは静かに走る分、音に関してはいろいろな課題がありそうだ。

量産CFRPの広がりに期待

ところで、このクルマの優位性だが、それはやはりBMWというブランドに尽きる。日産とも三菱とも違うこのブランドに裏打ちされる高い技術力と高級感がi3を選ぶ理由付けになることだろう。

個人的に大きな興味を持ったのはカーボンファイバー技術である。いま話題のCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)だけに、そのトップランナーがどんな技術力を持ってクルマづくりに臨んでいるのか知りたいことはいくらでもある。

というのも先日、小惑星探査機「はやぶさ」のカーボンファイバー部分をつくっている会社の役員と話す機会があった。その中で、カーボンファイバーの加工と成形技術はいま日本がトップを走っていると語っていたからだ。ちなみに彼らが宇宙技術で成形したゴルフ用のシャフトは……1200万円で売っているそうだ。

それはともかく、BMWがカーボンファイバーでつくったキャビン一体型のパッセンジャーセルは今後も目が離せない。モジュラーユニットとして他モデルに波及していくことだろう。

最後にボディカラーについてだが、思いのほかそのバリエーションが少ないことがやや残念に思えた。かなり似たようなシルバー系のカラーは何種類か用意されるが、暖色系はソーラーオレンジのみとなる。個人的にはもう少しポップなカラーバリエーションが見たい気がする。イエロー系なんか似合うんじゃなかろうか。

とはいえ、そこはBMW。今後いろいろなエディションが追加されるかもしれない。例えば「i3 M」とか……。そんな期待を膨らませながら、iシリーズの動向を見ていきたいと思う。


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