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新型BMW X2にはSUVとハッチバックの間という新しい走りの価値観がある

2018-2-22 10:00| post: biteme| view: 570| コメント: 0|著者: 文:河口 まなぶ/写真:BMWジャパン

摘要: X1がベースのスタイリッシュなハッチバック BMWが世に送り出すモデルは、数字でモデル名が構成されており、奇数が基幹モデル、偶数が派生モデル(ほとんどがクーペモデル)ということになっている。これは車名が「X ...

新型BMW X2にはSUVとハッチバックの間という新しい走りの価値観がある

X1がベースのスタイリッシュなハッチバック

BMWが世に送り出すモデルは、数字でモデル名が構成されており、奇数が基幹モデル、偶数が派生モデル(ほとんどがクーペモデル)ということになっている。これは車名が「X」から始まるSAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル/BMWではSUVとは言わない)シリーズでも同じ。

Xから始まるモデルは「X5」から始まって、「X3」「X1」といういわゆるSUVが存在し、その派生として「X4」と「X6」という4ドアクーペ風のボディを与えてスポーティな印象を強めたモデルが存在する。ちなみに今後は「X7」というモデルも登場予定だ。

この文法だと「X2」は「X1」の派生4ドアクーペ…という位置付けになるのだが、実物は4ドアクーペというよりもスタイリッシュなハッチバックという表現がふさわしい。

X2はなぜ、X4やX6のようなルーフラインの4ドアクーペボディを採用しなかったのか? 理由はサイズにある。BMWで最もコンパクトなSAVであるX1をベースとしているために、X4やX6のようなルーフラインだと後席のヘッドクリアランスが著しく損なわれてしまうためである。これは担当したデザイナーが自ら説明してくれた。

ベースとなったX1と比べると、下半身のボリュームは同じように厚みがあるし、サイドシル部分にはSUVチックなアンダーガード風デザインが与えられる一方で、キャビンは低く抑えられているのが分かる。いわゆるチョップドトップ的なフォルムをしているのだ。最近のBMWでは見られなかった、CピラーにBMWのエンブレムが与えられていることもポイント。これはもちろん、歴史的な名車である「3.0CS」へのオマージュでもある。

注目はSUVらしさが強調された「MスポーツX」

それにしてもBMWのデザインは面白い。一見、これまでのモデルと大きく変わらなくても、ディテールは確実に以前とは違う造形とされる。例えばキドニーグリルは最近のどのモデルにも用いられていないハニカム形状かつボリューム感のあるデザインになっている。また、リアのコンビランプも内側に行くにしたがって、ボディパネルに輪郭を与える処理をするなど、これも今までにない手法が与えられる。

インテリアはダッシュボード上部にタブレットを埋め込んだようなデザインのモニターや、少しドライバー側を向くように生えるシフトレバーなどは、これまでのテイストを受け継ぐ。一方、メーターはリングこそ残っているもののカラー液晶に置き換えられたX3譲りのものとなるなど、次世代のエレメントも盛り込まれている。

X2のエンジン・ラインナップは多数用意されるが、日本に導入されるのは2.0Lの直列4気筒ガソリンターボで、出力違いの18iと20iの2種類の予定だ。駆動方式はsDrive(FF)と、xDrive(4WD)の2種類が用意される。

グレードはノーマル、Mスポーツ、MスポーツXの3種類。「Mスポーツ」は専用のバンパーや大径ホイールが与えられるが「MスポーツX」ではさらに、フロントバンパーの開口部やホイールアーチ、サイドシル、リアバンパー下などにマットグレーに塗られたパーツが与えられ、一層SUV的な雰囲気になっている。X2のキャラクターを象徴するのはこのMスポーツXだろう。ハッチバックを思わせつつも、下半身にSUVらしい主張がある。

試乗車は2.0Lの直列4気筒ディーゼルを搭載した「xDrive20d MスポーツX」のみで、日本導入予定のガソリンエンジンに試乗することはかなわなかった。3サイズは全長4360mm×全幅1824mm×全高1526mm(欧州仕様値)、ベースとなるX1と比べると全長で79mm短く、全幅で3mm幅広く、全高で72mm低い。参考までに「BMW 1シリーズ」と比べると、X2は全長で20mm長く、全幅で約60mm幅広く、全高で86mm高くなる。数値的にも、実際の見た目にも、1シリーズとX1の中間という印象だ。

SUVとハッチバックの中間という新しい乗用車感覚

実際の走りはどんな感じだったのか? これは正直、ドライバーズシートに収まっている限り「SUVであることを感じさせない、ハッチバック的なもの」と記すのがもっとも適切な表現だろう。

運転姿勢も1シリーズよりはアップライトで、X1よりは足を投げ出す感覚。抽象的な言い方だが不思議としっくりとする乗車感覚だともいえる。試乗車のMスポーツXは、シートがスポーティな形状ということも相まって、楽チンなドラポジながらもドライビングを意識できて楽しい。

実際に走っても、X1よりは確実に引き締まったキビキビ系のハンドリングをもっている。Mスポーツということもあって、カーブを曲がる際も押さえが効いて安定感が高い。4WDという駆動方式を意識させない回頭性の素直さも感じる。

驚いたのは走り出しで感じた乗り心地の良さで、19インチという大径のタイヤを履くにも関わらず、X1より乗り心地が滑らかなほど。もちろん様々な路面を試すと、さすがに19インチ故の段差通過や荒れた路面でのバネ下の重さ、揺すられ感はあった。それでも、これほどの乗り心地を実現してきた点は高く評価できる。乗っているとSUVであることを忘れる、新しい乗車感覚だった。

X2が日本上陸を果たしたらあなたはハッチバック的と見るかSUV的と見るか、はたまた僕と同じように不思議な感覚を覚えるのか? ここには個人差があるので、興味深いところだ。とはいえ、僕のライフスタイルならば、やはりX1を買うだろう。僕の場合は、ロードバイク等を積んで使うことが多いので、やはりラゲッジそのものの容量や開口部の大きさを重視したいのだ。

しかし、荷物も積む、クルマに走りの気持ち良さの要素もほしいという向きには、X2はぴったりだろう。それなりに荷物を積載できるし、走りは確実にX1よりもスポーティでキビキビとしている。それにX2なら、見た目も走りもこれまでの枠に収まらない存在感がある。僕のような中年よりももっと若々しいユーザーの、新たな価値観に素直に入っていく存在であるようにも感じるのだ。

スペック

【 BMW X2 xDrive20d 】
全長×全幅×全高=4360×1824×1526mm
ホイールベース=2760mm
車両重量=1600kg
駆動方式=4WD
エンジン=2.0L 直列4気筒DOHC直噴ターボディーゼル
最高出力=140kW(190hp)/4000rpm
最大トルク=400Nm/1750-2500rpm
トランスミッション=8速AT
0-100km/h加速=7.7秒
最高速度=221km/h
使用燃料=プレミアム
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前後:225/55R17
欧州複合サイクル燃費=4.8-4.6L/100km
※欧州参考値


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