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しみじみと良さが感じられる新型ポロ。ゴルフ最廉価版との比較が悩ましい

2018-3-20 14:30| post: biteme| view: 603| コメント: 0|著者: 文:塩見 智/写真:篠原 晃一

摘要: 6代目にしてついに3ナンバー倶楽部入り 1975年のデビュー以来、世界累計1400万台以上を販売してきたポロが8年ぶりにモデルチェンジ。6代目となった。新型には同社最新のプラットフォームが用いられ、従来よりも長く ...

しみじみと良さが感じられる新型ポロ。ゴルフ最廉価版との比較が悩ましい

6代目にしてついに3ナンバー倶楽部入り

1975年のデビュー以来、世界累計1400万台以上を販売してきたポロが8年ぶりにモデルチェンジ。6代目となった。新型には同社最新のプラットフォームが用いられ、従来よりも長く幅広くなって、安全装備が充実した。エンジンも変更された。日本上陸を果たしたばかりの新型ポロを山梨県のワインディングロードで試乗した。

新型は先代に比べ、全長が65mm長い4060mm、全幅が65mm幅広い1750mm、全高が10mm低い1450mm、そしてWB(ホイールベース)が80mm長い2550mmとなった。6代目にしてついに3ナンバー倶楽部入り。これだけ大きくなったらパッと見の印象はかなり異なる。思わず「もうゴルフじゃないか」と言いたくなるが、ゴルフはゴルフで現行型は全長4265mm、全幅1800mm、全高1480mm、WB2635mmにまで拡大している。新型ポロは20年前に出た4代目ゴルフとほぼ同じサイズだ。

サイズアップは一にも二にも車内空間拡大のため。前席は左右幅(カップルディスタンス)が、後席は左右幅とともに膝前の余裕が明らかに増した。ラゲッジ容量も71リッター拡大して351リッターとなった。スーツケース収納には適しているが、左右に幅広いわけではないのでゴルフバッグは積載できない(後席背もたれを倒せば積載可)。

インテリアはわずかながら華やかに

外観のスタイリングはいつも通り奇をてらうことなく控えめ。水平基調のフロントマスクはクルマのワイドさを強調している。リアもスッキリしていて清々しい。「コレじゃなきゃイヤだ!」という情熱的な選ばれ方を目指していない。1日に2、3回見たら胸焼けしそうなデザインのクルマが多いなかで、ポロは世界中でよく売れる、つまりしょっちゅう目にされることを前提としたスタイリングを心がけているのがよくわかる。

インテリアはわずかながらこれまでより華やかになった。ダッシュボードの素材が上下で違っていて、上部は光沢のあるグレーの加飾パネルで、中央に8インチモニター、左右両端にエアコン吹き出し口が配置される。下部は中央にエアコン吹き出し口、その下にエアコン操作系、その下に小物入れがあり、ATセレクターのあるセンタートンネルにつながっていく。VWの実用車のインテリアは、品質は高いものの黒一辺倒という印象が強いが、新型はところどころグレーが使われたり、あちこちにクロームの縁取りがあったりして好ましい。

乗り味はゴルフワールド

先代の1.2リッター直4ターボエンジンに代えて1リッター直3ターボエンジンを採用。排気量は減ったものの、最高出力95ps/5000-5500rpm、最大トルク175Nm(17.9kg-m)/2000-3500rpmといずれも先代を上回る性能をもつ。細かいスペックは異なるが、アウディA1やQ2に載るのと同じエンジンだ。JC08モード燃費は22.2km/Lから19.1km/Lへとダウンしたが、実質燃費はさほど変わるまい。

音や振動はよく抑えられており、4気筒に対して明確なネガはないが、音の種類で3気筒だなということはわかる。低回転域でプルルルル……と軽い音がするので嫌がる人もいるかもしれない。ただし1500rpm以上回せば気にならなくなる。力強さは先代とほとんど差がないように思えた。速くもなければ遅くもない。必要にして十分。ATセレクターをDから一度手前に引いてSに入れて引っ張り倒しながら山道を駆け巡るのも楽しいが、高速道路を巡航するほうが得意なタイプだ。

MQBが現行ゴルフのプラットフォームとして初めて採用された際、その出来の良さに皆驚いた。以降、トゥーラン、ティグアン、パサート、アルテオンなど、さまざまなクルマに用いられたが、形やサイズにかかわらず、乗り味はゴルフワールドとなる。現状MQBを用いるクルマとして最小となるポロでもそうだった。すなわちハンドリングは弱アンダー維持、乗り心地はソフトながら入力に対する収束は早い。実用車のお手本のような挙動に終始する。刺激はない。

ゴルフ最廉価版との比較が悩ましい

パッケージングも走りもマジメなポロは人に薦めやすい。「初めて輸入車に乗ってみようと思うんですけど、これまで国産車にしか乗ったことがなくて……」なんて相談を受けた時に真っ先に思い浮かぶのがVWだ。不安要素があるとしたら、安牌すぎて面白くない人なんじゃないかと思われる可能性があることくらい。

今回、安全装備が充実して薦めない理由がさらにひとつ減った。衝突軽減ブレーキの「フロントアシスト」が全グレード標準装備され、ACC(全車速対応)は上級グレードに標準装備、中間グレードにオプション設定される。また斜め後方からの車両の接近などを知らせる「ブラインドスポットディテクション」と駐車支援システムの「パーク・ディスタンス・コントロール」は中間、上位グレードにオプション設定される。ただしACC作動中、低速走行時にアクセル、ブレーキ、ステアリング(ドライバーが手を添えているのが作動条件)の制御をしてくれるトラフィックアシストはオプションでも装着することができない。この機能こそ予防安全と疲労低減に絶大な効果を発揮するのだが、なんでも付けてしまってはゴルフの販売に影響してしまうというわけだ。

新型ポロの進化っぷりは先にMQBを使って開発されたゴルフなどから予想できる範囲にとどまっていて新鮮さはなかったが、乗っている間、常にしみじみといいクルマだなと感じるのは確かだ。悩ましいのは、今回試乗した上位グレードのハイライン(265万円)の場合、ゴルフ最廉価版であるトレンドライン(253万9000円)よりも高価なこと。ゴルフのトレンドラインなら前述のトラフィックアシストを装着することができる。その場合、16万2000円追加となり、ポロのハイラインよりも高価になるが、ぜひモノ装備なのでこの点はゴルフが羨ましい。ただしゴルフは来年にはモデルチェンジしてもおかしくない。ポロがゴルフよりもコンパクトなことに価値を見出すか否かという点がキーになるかもしれない。

スペック

【 ポロ TSI ハイライン 】
全長×全幅×全高=4060×1750×1450mm
ホイールベース=2550mm
車両重量=1160kg
駆動方式=FF
エンジン=1.0リッター直列3気筒DOHC直噴ターボ
最高出力=70kW(95ps)/5000-5500rpm
最大トルク=175Nm(17.9kg-m)/2000-3500rpm
トランスミッション=7速DCT
使用燃料=プレミアムガソリン
サスペンション=前:マクファーソンストラット式、後:トーションビーム式
タイヤサイズ=195/55R16
JC08モード燃費=19.1km/L
車両本体価格=265万円
発売日=2018年3月20日


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