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ミシュランの新型スタッドレスは磨耗時の劣化を抑える新技術を搭載

2017-11-29 11:00| post: biteme| view: 919| コメント: 0|著者: 文:清水 和夫/写真:日本ミシュランタイヤ

摘要: スタッドレスタイヤは磨耗時の性能で選ぶ時代に 冬の雪道ドライブを40年以上も経験してきた私でも、スタッドレスタイヤを選ぶときは夏タイヤ以上に慎重になる。雪道は新雪、圧雪、アイスバーン、ミラーバーンなどタ ...

ミシュランの新型スタッドレスは磨耗時の劣化を抑える新技術を搭載

スタッドレスタイヤは磨耗時の性能で選ぶ時代に

冬の雪道ドライブを40年以上も経験してきた私でも、スタッドレスタイヤを選ぶときは夏タイヤ以上に慎重になる。雪道は新雪、圧雪、アイスバーン、ミラーバーンなどタイヤが苦手とする路面が次々と現れるが、なかでも経験上、スタッドレスタイヤは磨耗してきた時の性能低下が気になるものだ。

タイヤが減ると排水能力が低下するし、古くなったゴムは硬化するため粘着力が低下しやすい。逆に言えば、ある程度減っても、あるいは数年使っていても、なるべく新品に近い性能が得られれば、そのタイヤは自分にとっては最良のタイヤとなるはずだ。わかりきったことだが、タイヤは人の命を乗せて走っている。

スタッドレスの場合、むしろサマータイヤよりも性能低下は激しいかもしれない。今回ミシュランが開発した新製品「X-ICE3+(エックスアイス スリープラス)」は従来の「X-ICE XI3(エックスアイス エックスアイスリー)」(継続して発売中)を進化させたもので、まさに私が気になっている、減った時の性能低下をできるだけ抑える技術を投入してきた。

摩耗時のアイスブレーキングは約 11.5% 改善

旭川よりも北に位置する士別には自動車メーカーのテストコースが数多く存在するが、真冬は耐寒テストで賑わっている。ミシュランも士別の近くに自前で作ったインドアのアイスリンクを持っている。X-ICE3+もそうだが、最近のスタッドレスタイヤの最大のターゲットはアイスバーン性能だ。試乗会では「VW ゴルフ」に装着したアイスリンクでの比較で、磨耗した時の制動距離が、X-ICE3+はX-ICE XI3比で約11.5%向上していることがわかった。

これは新製品と従来品の比較テストであるが、2つのタイヤは新品の時のアイス制動距離では新製品のX-ICE3+が4.5%短いという向上値なので、X-ICE3+はX-ICE XI3より性能が長持ちするスタッドレスタイヤということになる。この11.5%という数字は重要だ。

次に「日産 リーフ」を使ってアウトドアのアイスリンクを試乗してみた。アウトドアでは外気温や路面温度が影響しやすい。テスト時の外気温はマイナス5度。実は0度近辺のアイスバーンが一番始末が悪いので、そこそこグリップする条件かもしれないが、何度かテストを繰り返すと路面が磨かれ、より滑りやすくなってきた。

だが、X-ICE3+はキュキュキュという音をたてながら確実にブレーキが利く。ABSは作動しているが、路面をしっかりとバイトする(喰いつく)感じが伝わってくる。8の字旋回を試みたがハンドリングも良好で、曲がりながら加速することもできた。

それにしてもEVとスタッドレスの相性がいい。モーターは微妙なトルクをコントロールできるので、エンジン車のようにタイヤに加えられるトルクが荒っぽくなく、しなやかにトルクを与えることが可能だ。トルク変動が少ないモーターはタイヤにも優しいと言えそうだ。

磨耗しても水膜除去性能を保つ表面再生ゴムを採用

スタッドレスは一般的にアイスバーンの性能を重視せざるを得ない事情がある。市街地の交差点では絶対に止まらないといけないが、たくさんのクルマがブレーキングで路面を磨くために、山道よりも滑りやすいアイスバーンが現れる。このミラーバーンと呼ばれるアイスバーンが事故に直結しやすいのだ。

ミラーバーンはマイナス5~0度近辺の温度なので、氷の表面は水分を持っている。この水が潤滑剤の役を果たし、タイヤと路面の摩擦力を低下させてしまう。つまり、スタッドレスタイヤは水を除去する機能が求められるのだが、X-ICE3+は「表面再生ゴム」という新コンパウンドでこの課題をクリアしてきた。

表面再生ゴムには「Mチップ」と呼ばれる微粒子が練り込まれ、磨耗が進んでも表面のMチップだけが溶けて、ゴム表面の無数の穴(氷表面の水を除去する)を長期にわたって再生するのだ。また、Mチップは表面に露出するまでは溶けないので、ブロックの剛性を高めるのにも役立っている。対摩耗性能とアイスバーン性能を両立したX-ICE3+なら、使用2~3年後にすり減った時のドライブも安心というわけだ。

後日談だが、初冬を迎えた北国の山岳ドライブで、新型「トヨタ カムリ」にX-ICE3+を履かせて走ってみたところ、ドライの高速道路ではしっかとした安定性を確認できた。個人的な経験では車両重量が重いSUVでも、ミシュランのスタッドレスは剛性感が高くて走りやすい。また、ワインディングではところどころ雪が路面を覆っていたが、ステアリングは正確に走行ラインをトレースし、FF車でも十分なトラクションが得られた。ユーザーの最大の関心事はアイスバーンと摩耗したときの性能だが、どんなクルマでも、どんな路面でもこなしてしまうマルチなスタッドレスタイヤというのが私の印象だ。

タイヤサイズ

185/65R15 92T XL~245/45R18 100H XLまで全15サイズ、オープン価格。


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