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Mセダン初のAWD・新型M5の海外試乗で8速ATと快適性に驚く

2017-12-13 10:00| post: biteme| view: 346| コメント: 0|著者: 文:清水 和夫/写真:BMWジャパン

摘要: Mモデル・セダン初のXドライブを採用 新型「BMW M5」の国際試乗会に参加してきた。今回は600PSのM5をポルトガルのエストリル・サーキットで思い切り振り回すことができた。早速レポートしていこう。最近のハイパフォ ...

Mセダン初のAWD・新型M5の海外試乗で8速ATと快適性に驚く

Mモデル・セダン初のXドライブを採用

新型「BMW M5」の国際試乗会に参加してきた。今回は600PSのM5をポルトガルのエストリル・サーキットで思い切り振り回すことができた。早速レポートしていこう。

最近のハイパフォーマンスモデルは700Nmを超えている。自然吸気からターボに技術がシフトすると、パワー(出力)よりもトルクの増加が目立ってくる。まるでディーゼルエンジンのように700Nm超えのトルクを発生するガソリンエンジンが増えているわけだ。あるギアボックスの専門家の話では、トルク限界はエンジンよりもギアボックスで決まるそうだ。

新型M5は608PSと750Nmのパワーとトルクを絞り出す4.4L V8エンジンに加えて、Mモデルのセダンとしては初めてXドライブ(AWD)を搭載したことが話題となっている。

エンジンはVバンクの谷間に2つのツインスクロールターボを搭載する“ホットV”を採用しているが、このシステムは先代のM5から始まった技術で、いまではメルセデスもアウディも使っている。ターボに繋がる排気管が短いので、ターボレスポンスがシャープになるメリットがある。M5の場合、2つのツインスクロールターボを使うので、2つのシリンダーの排気管を1つにまとめてターボに繋げる。具体的には1/6、2/8、3/5、4/7 番シリンダーが集合してタービンを回すが、この方式ではタイムラグはほとんど感じられない。

その結果、新型M5は0-100km/hを3.4秒で駆け抜けるが、これはより高出力の「AMG E63 S 4マチック+」と同じ加速性能だ。軽量化とギアボックスのレスポンスが優れているのだろう。

軽量化やM xDriveで進化したサーキットの走り

かなり前のMの試乗会で「MはNOディーゼル、NO四駆、NO電気」と言っていたことを思い出した。今ではその掟は見直されている新型M5は「AMG E63 S 4マチック+」と同じくFRベースのAWDをMモデルに搭載し、ドリフトも楽しめるFRモードを持っている。さらに先代のM5と比べると、ベースモデルの5シリーズのプラットフォームの良さが功を奏し、ボディサイズは大きくなっているのに車両重量は125Kgも軽くなっている。

パワーアップ、AWDによるトラクション性能向上、軽量化がキーワードだが、サーキットでは十分その速さを堪能できる。完全に電子制御でコントロールされるM専用のドライビング・ダイナミクス・コントロールは「4WD」「4WD スポーツ 」「2WD(FR)」が選べる。公道では「4WD」、エストリル・サーキットでは「4WD スポーツ」+インストラクターとのコンボイだが、若いレースドライバーが私の担当だ。

叱られるギリギリの車間でプッシュすると、レーシングドライバーの常で、自然とバトルモードとなるのだ。このエストリルは何度も走ったことがあるので、コーナーのクセは分かっている。深く周り込むコーナーがあるので、アンダーステアが出やすいが、新型M5はAWDでもプッシュアンダーがでにくい。

結果的にステアリングの正確性が維持できるので、操縦性と安定性のバランスは先代よりも確実に進化している。速さはピカ一だ。最後にビデオ撮影で走ったとき、急に雨が降ってきた。インストラクターは無線で「滑る!」と叫んでいるが、AWDなのでパワーオーバーステアが出にくく、フロントタイヤのグリップを監視しておけば問題ない。DSCも正確に機能するし、ブレーキの利きも安心できる。

サーキット走行よりATのデキと快適性に驚いた

先代のM5はトランスミッションにツインクラッチを使っていたが、新型M5は8速トルコンATの「Mステップトロニック」を採用している。その影響は大きく、ロードカーとしてすごく乗りやすく高級感が増している。ドライブロジックは3つのモードからチョイスできる。通常のモード1に対して、より素早いシフトが可能なモード2、さらにサーキットに特化したモード3では複数のギアを超えるダウンシフトも可能だ。

Dレンジで走っている時、右足(スロットル)の動きからドライバーの意思を正確に読みとってくれる頭の良さは印象的だ。素早く踏むと複数のギアダウンが可能なのだ。ノーマルのDレンジが素晴らしいので、パドルに頼る必要はなさそうだ。

ベースとなった新型「5シリーズ」は乗り心地と静粛性が良いのだが、M5も同じDNAを持っている。むしろランフラットタイヤを使わないので、ノーマル5シリーズのスポーツサスペンションより高級感があるかもしれない。

トルクフルでレスポンスのいいエンジンと快適な乗り心地。AWDなので、路面コンディションを選ばない走破性など、新型M5はマルチなキャラクーを持っている。ビジネスユースもファミリーユースも、時にはサーキットで汗をかくのも良いかもしれない。FRベースのスポーツカー四駆と言えば日本の「日産 GT-R」を思い出すが、まさに新型M5は4ドアセダンのGT-Rのようなキャラクーだった。

スペック

【 BMW M5 】
全長×全幅×全高=4965×1903×1473mm
ホイールベース=2982mm
車両重量=1930kg
駆動方式=4WD
エンジン=4.4L V型8気筒DOHC直噴ツインターボ
最高出力=441kW(600ps)/5600-6700rpm
最大トルク=750Nm/1800-5600rpm
トランスミッション=8速AT
0-100km/h加速=3.4秒
最高速度=250km/h
※Mドライバーズパッケージで305km/h
使用燃料=プレミアム
サスペンション=前:ダブルウィッシュボーン式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前:275/40ZR19、後:285/40ZR19
欧州複合サイクル燃費=10.5L/100km
車両本体価格=1703万円(※日本価格)
※欧州参考値


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