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ブリヂストンのブリザックVRX2に試乗。旧型からの進化ポイントを確認

2017-10-12 10:30| post: biteme| view: 393| コメント: 0|著者: 文:竹町 昭男/写真:ブリヂストン

摘要: 氷上グリップ性能と同時に耐摩耗性を大きく向上 今シーズンは数多くの新型スタッドレスが誕生した。その中でもブリヂストンの「ブリザック VRX2」、何と言ってもこれに注目している人は多いだろう。ブリザックは独自 ...

ブリヂストンのブリザックVRX2に試乗。旧型からの進化ポイントを確認

氷上グリップ性能と同時に耐摩耗性を大きく向上

今シーズンは数多くの新型スタッドレスが誕生した。その中でもブリヂストンの「ブリザック VRX2」、何と言ってもこれに注目している人は多いだろう。ブリザックは独自の発泡ゴムが生み出す氷上グリップの高さが大きな魅力で、降雪地域で特に高い人気を継続している。新型はもちろん期待通り、氷上グリップを高めた。同時に、新たに耐摩耗性を大きく向上させた。これは見逃せないポイントだ。従来は難しかった、弱点とも言われ続けてきた耐摩耗性をなぜ向上できたのか。実は、新型には今までの発想を転換し、進化を達成した注目すべき点がある。

発泡ゴムはミクロの気泡や水路を数多く備え、氷上でスリップの原因となる氷表面の水膜を吸水してゴムを氷に密着させる。新型はコンパウンドに新しいシリカを混合して凝着摩擦を強化した。氷上グリップを高めるには、このように「氷表面の水膜の吸水」のほかに「ゴムの柔軟性」や「溝とサイプのエッジ効果」あたりが欠かせない要素と言われる。旧型までのブリザックは「エッジ効果」を徹底追求するためサイプを増やしてきた。サイプは深さ0.3~0.4ミリ程度の極細溝で、増やすとブロック剛性がダウンする。従来はブロックを大型化して剛性を確保していた。

新型は発泡ゴムの使い方を根本的に見直して、サイプを減らした。一方、ブロックは小さめにして溝を増やした。ブロック端は増えたのでエッジ効果自体は変わらない。サイプよりブロック端は接地圧が高いためエッジが効きやすいメリットもある。最適なバランスを考慮した結果、サイプを減らしたため前後ブロック剛性は24%向上。これなら耐摩耗性の大幅アップも物理的に納得できる。

一般道で剛性アップの効果を実感

新型をパッと見ると剛性がアップしたようには見えない。溝が増えブロックが小型化しているからだ。しかし、サイプで分断されたブロック片は前後方向に拡大。剛性が高まり倒れにくいため摩耗しにくくなる。消しゴムに例えると、角は減りやすいが垂直に立てるとすり減りにくい。これと同じだ。

この手法は一般的なコンパウンドでは氷表面の水膜が行き場を失い氷上グリップがダウンしてしまう。しかしブリザックの発泡ゴムは、多数の気泡や水路が水膜の行き場をしっかり確保。吸水してゴムが氷に密着できる。接地面積が増えた分、氷上グリップも同時に高められる仕組みだ。

試乗すると剛性アップの効果が本当に良くわかる。最も効果を感じるのが一般道だ。凍結や積雪、アスファルトの轍などが入り交ざった一般的な道路では、タイヤは様々な方向から力を受けながら走る。旧型の「ブリザック VRX」は、このような場面でタイヤの変形による揺れを感じることがあった。新型のVRX2は剛性が適度にアップして挙動が安定。乗り心地が硬くなるまではいかず、しっかり適切に吸収しながら揺れもなくスムーズに走行できる。

静粛性の向上も新型の大きな特徴で、ブロックが接地する瞬間を微妙にずらしてパターンノイズを低減。スタッドレスの中でブリザックは以前から静粛性には定評があったが、さらに静かで質感の高い走りが可能になった。

氷上コースで新旧比較テスト。結果は…

テストコースでは、さらに高い速度域やツルツルの凍結路を試した。高速ハンドリングコースで走行したのはトヨタ・クラウン、ダイハツ・ムーヴ、アウディA3など。基本は圧雪で、ところどころ凍結した根雪が顔を出すような、滑りやすく不安定な路面状況だった。

VRX2は予想以上にグリップが高い。タイヤが滑り出すオーバースピード領域に入っても挙動が大きく乱れない。旧型のVRXもグリップは高いが、雪や氷が混ざった路面では、グリップが抜けたときタイヤの変形が一気に戻る感じで挙動が気になった。新型はブロック剛性を高めたことが全体に波及効果を生み出し、挙動が大きく改善している。中速以上で感じる切れ遅れが少なく、外見のイメージ以上にスポーティに走れるタイヤという印象を受けた。

ツルツルの氷上コースでは新旧比較と非発泡ゴムの試作タイヤにも試乗した。VRX2に非発泡ゴムを搭載した試作タイヤは、グリップが低下。前車のスリップ跡など磨かれた路面では急に滑り出し、グリップの回復も遅い。発泡ゴムの威力を実感しながら次は旧型VRX。グリップは十分に高く、低速では操舵に対する変形もほとんど気にならない。一方、新型は氷上コーナリングでも狙い通りイン側をトレース可能。明らかにグリップが高まりスムーズに走れた。

新型は剛性が上がって走りが気持ちいいため、ドライ路面ですり減らさないよう注意したい。そのぐらい違いがある。旧型と同じように走れば耐摩耗性の向上は明らかだろう。長期の耐摩耗性は市場評価を見る必要があるが、氷雪路グリップと静粛性の向上は確認できた。降雪地域、非降雪地域を問わず進化を感じ取れる部分は多いはずだ。

ブリザック VRX2 サイズラインアップ

12インチから20インチまで全109サイズ


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