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MC版プラドに試乗。見た目はイマ風になっても懐かしのクロカン四駆風味が残る

2017-10-30 11:50| post: biteme| view: 1001| コメント: 0|著者: 文:サトー タケシ/写真:菊池 貴之

摘要: 「若返り」は成功。8年目のクルマには見えない トヨタのランドクルーザー・プラドが9月にマイナーチェンジを受けた。150系と呼ばれる現行モデルが登場したのは2009年だから、なかなかの長寿モデルだ。ちなみにマイナ ...

MC版プラドに試乗。見た目はイマ風になっても懐かしのクロカン四駆風味が残る

「若返り」は成功。8年目のクルマには見えない

トヨタのランドクルーザー・プラドが9月にマイナーチェンジを受けた。150系と呼ばれる現行モデルが登場したのは2009年だから、なかなかの長寿モデルだ。ちなみにマイナーチェンジは2013年に続いて2度目となる。

マイナーチェンジでは、ボンネットフードがメリハリのついた形状になるなど、外観に手が加わった。ほかに、フロントグリルとヘッドランプがつながり、以前よりコワオモテな印象になった。ちなみにボンネットフードの形状変更に関しては、ボディの見切りを良くするという機能向上も狙ったものだという。

インテリアも、ナビゲーションをタブレット端末っぽい薄型にすることでイマ風になっている。デザイン変更の狙いは、簡単に言えば内外装とも「若返り」だが、目的は達成しているだろう。少なくとも見ても乗っても、デビューして8年目のクルマには見えない。

現行プラドには、2.7L直列4気筒ガソリンエンジン(最高出力163ps)と、2.8L直列4気筒直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力177ps)の2種のエンジンが用意される。6段ATと組み合わされるのは両者共通だ。今回試乗したのは、後者のディーゼルを積む最上級グレードTZ-Gだ。

懐かしの“クロカン四駆”風味

エンジンを始動、ゼロ発進のトルク感は力強い。最近のすこぶるスムーズなディーゼルエンジンに慣れた身には特に驚きは感じないものの、音や振動は充分に抑えられている。変速ショックをきれいに消した6ATのおかげもあって、走行感覚は実に滑らか。余談だけれど、オートマチックトランスミッションはサッカーのレフリーと同じで、優秀になればなるほど存在感が薄くなる。

3列シートだし、パワートレーンはスムーズだし、これはミニバン嫌いのオトーサンのためのSUVではないか、という思いは、試乗会場付近の舗装が荒れた路面を走ると「ちょっと待てよ」に変わる。ハーシュネス(路面からの突き上げ)が強いというわけではないけれど、常に揺さぶられているような印象を受けるのだ。ぶわんぶわん。最近のシティボーイ化したSUVに比べると、懐かしの“クロカン四駆”風味が残っている。

コーナリングやレーンチェンジも、身を翻すように軽やかに、というわけにはいかない。さすがにステアリングホイールを切ってからワンテンポ遅れるようなことはないけれど、「よっこらしょ」と声を出したくなる誘惑には駆られる。ただし、これはプラドに非があるわけではない。最近は乗用車のように走るSUVが増えて、自分も「まるでスポーツカーのような回頭性」などと書いてしまう。けれどもプラドは、そもそも乗用車ライクな操縦性や快適性を狙って作られてはいないのだ。

いまだに堅牢なフレーム構造を採ることからもわかるように、本来の持ち場は山とか現場。街で履くために作られたお洒落なトレッキングシューズではなく、本物の登山靴なのだ。街を走ると、多少ごわごわするのは当然だろう。トヨタの開発スタッフも、「プラドには最もレベルの高い悪路走破性能を与えたうえで、そこから可能な限り快適性などを上げるように作っている」と明言していた。事実、試乗会場内に特設されたオフロードコースで、プラドは見事な性能を披露した。

アドベンチャー・ファミリーにお勧め

木材を組んで作ったコースは、ほかの人が走っているのを見る限りかなりの難コースだ。4輪のうちの1輪が完全に浮く瞬間もあるし、横転しそうなほど傾く場面もある。

けれども自分でステアリングホイールを握ると、自信満々、余裕をもって走れてしまう。時折、アクティブトラクションコントロール(ATC)が作動して、空転しているタイヤにブレーキをかけている様子は伝わってくる。けれども、ドライバーはただアクセルを踏んでいるだけだし、クルマにはまだまだ余裕がある。この程度のコースだと、プラドの実力のほんの何割かを垣間見たに過ぎないのだろう。

というわけで、プラドは最近の乗用車ベースのSUVとは一線を画すモデルだった。衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」や、アクセルやシフトの誤操作による事故を回避するドライブスタートコントロールが標準で備わるようになったので、普通に乗用車として使うのもいい。でもせっかく高いお金を出すのだから、その出自は知っておいたほうがいいだろう。ここはやはり本格的なオフロード走行を(最大)7名乗車で使う、アドベンチャー・ファミリーにお勧めしたい。

トヨタが世界的に認められるきっかけは、1950年代に登場したランドクルーザーの耐久性と信頼性が北米で認められたことだった。そういう意味で、トヨタはSUVの会社であるとも言える。ランクルのプラドは、そんな歴史を今に伝えるSUVだ。

スペック

【 プラド TZ-G 】
全長×全幅×全高=4825×1885×1835mm
ホイールベース=2790mm
車両重量=2320kg
駆動方式=4WD
エンジン=2.8リッター直列4気筒DOHCディーゼルターボ
最高出力=130kW(177ps)/3400rpm
最大トルク=450Nm(45.9kg-m)/1600-2400rpm
トランスミッション=6速AT
使用燃料=軽油
サスペンション=前:ダブルウイッシュボーン式、後:車軸式
タイヤサイズ=265/55R19
JC08モード燃費=11.2km/L
車両本体価格=536万3280円


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