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アウディQ5が初のフルモデルチェンジ。プラットフォーム一新で大きく“深化”

2017-11-6 11:35| post: biteme| view: 529| コメント: 0|著者: 文:まるも 亜希子 /写真:篠原 晃一

摘要: 8年ぶりのフルモデルチェンジで2代目へ 今年前半に新モデルの「Q2」を投入して、Q3、Q5、Q7とSUVのラインアップを充実させてきたアウディ。その中でも2008年に発表され、翌年に日本で発売されたアウディQ5は、とくに ...

アウディQ5が初のフルモデルチェンジ。プラットフォーム一新で大きく“深化”

8年ぶりのフルモデルチェンジで2代目へ

今年前半に新モデルの「Q2」を投入して、Q3、Q5、Q7とSUVのラインアップを充実させてきたアウディ。その中でも2008年に発表され、翌年に日本で発売されたアウディQ5は、とくに成功を収めているモデルだ。世界的なSUVブームの波も味方して、すでに世界累計販売台数は160万台以上。全長4.6mほどという、世界的に見ると大きすぎないボディサイズに、エレガントさと逞しさをうまくブレンドしたエクステリア、アウディ得意の四輪駆動、クワトロによる高い走破性も兼ね備えたパッケージが支持を集め、数あるプレミアムSUVの代表格にまで成長した。

そして今回、初のフルモデルチェンジを迎えた「Q5」は、一見するとキープコンセプトの印象が強いものの、その中身はプラットフォームから一新。上位クラスのQ7に搭載された先進技術も大盤振る舞いで投入されている。もちろん、じっくり見るとそのデザインからも新しさは伝わるが、乗って触れてみるほどに進化の度合いが感じられる、そんなフルモデルチェンジになっているようだ。

約60kgの軽量化とともに車両バランスを向上

まず外観から見ていくと、新型Q5のボディサイズは先代より50mm長く、5mm高く、ホイールベースも15mm延長されている。プラットフォームは、先代が用いていたMLB(モジュラーロンギチューディナルマトリックス)の進化版である「MLB evo」をベースに開発されており、大きく違うのは日本仕様で約60kg軽量化されたことや、空力性能でも欧州仕様でCd値0.30という低い数値を実現していること、そしてボンネットやテールゲートにアルミ素材を採用して、重心をボディ中心にもってきてバランス向上を図っていることなど。

デザインでは、よりワイドになったシングルフレームグリルや、シャープなLEDヘッドライト、そしてクーペのようなルーフラインと筋肉質なホイールアーチなどを融合した全体の印象はキープしつつ、ヘッドライトからテールランプまで長く伸びるキャラクターラインが特徴的。リアビューも水平ラインを強調した力強いデザインとなっている。

インテリアは一気に次世代感に溢れた

インテリアを見ていくと、Q5は先代から5人がゆったりと座れる室内だったが、さらに前後席ともに頭上や肩まわりに余裕が生まれ、後席の足元スペースも広がった。その広々感は水平基調のインテリアデザインからも感じられるが、ややドライバー側を向くセンターパネルなどから、操作系の配置はドライバー中心というアウディらしさもしっかりある。

しかも、ナビゲーションからオーディオ、車両セッティングまでの多彩な機能をシンプルな操作で可能とするシステム「MMI」が進化し、デザインも操作ロジックも一新された「MMIタッチ」が搭載されたのも今回のトピック。また、通常のアナログメーターの代わりに12.3インチTFTモニターを配置し、鮮やかな画像によってメーターやナビゲーションを映し出す「アウディ バーチャルコクピット」もオプションで採用され、Q5のインテリアは一気に次世代感に溢れた印象だ。

ユーティリティもよく練られている

実際に座ってみると、しっとりとした肌触りのシートはたっぷりとしたゆとりがあり、目に入るインパネやドアインナーのしつらえからも丁寧さがにじみ出ているよう。視界はSUVらしくアップライトで、運転席はシートをいちばん高くするとボンネットの先まで見渡せるが、ガラスの上下は前後ともややタイトだ。

後席は前席ほどの頭上のゆとりはないが、しっかりとしたセンターアームレストがあり、すっぽりと包まれるような空間でリラックスできる。収納も大きなドアポケットや大小のトレイ、ドリンクホルダーと充実。2つのUSBや12Vソケットも備わっており、使い勝手もよく考えられている。

ラゲッジ容量は5人乗りの状態でも先代より10L拡大して550L。掃き出し口からの段差も凹凸もほとんどない、スクエアでフラットなスペースだ。後席は4:2:4分割で、ラゲッジ側からレバー操作でも簡単に倒すことができ、最大1550Lの大容量。これは「A4アバント」よりも40Lほど大きいが、地上からフロアまでの高さはQ5の方が高くなるため、どちらが使いやすいかは一概には言えないものの、日常での買い物からレジャーまで頼もしく使えることは確か。またバックゲートはスイッチで自動開閉するのはもちろん、リヤバンパー下に足をかざすと開閉するオートマチック機能も備わっている。

パワーと燃費を両立した最新鋭のパワートレーン

パワートレーンは今回、ターボチャージャーとインタークーラー付きのガソリン直噴エンジンである2.0L TFSIを搭載。高性能バージョンの「SQ5」には、3.0L V6のTFSIが搭載され、2.0Lには新開発の7速Sトロニック、3.0Lには8速ティプトロニックが組み合わされる。

エンジンはそれぞれ進化しているが、まず2.0Lでは先代に搭載されていたTFSIよりもパワーが22psアップの252ps、トルクは20Nmアップの370Nm/1600~4500rpm。瞬発力が増しているほか、燃費も11%改善の13.9km/Lとなっている。

そして3.0Lの方は全面的に再設計されており、とくに「Bサイクル」と呼ばれる新しい燃焼方式を採用し、より高効率を実現したことがトピック。これによって先代のSQ5よりトルクが30Nmアップの500Nm/1370~4500rpmとなり、燃費も11.9km/Lと8.6%改善している。

「Q5」はほどよくグイグイ。力強さを丁寧になめらかに

まずはQ5から試乗すべくドアを開けると、のっけからものすごい重厚感。静かなアイドリングから踏み出せば、その重厚感から想像した走り出しより軽やかで、フラットさを保ったままスルスルとスピードが上がっていく。ステアフィールは重めで、しっかりと路面からのフィードバックを伝えてくる。このあたりは、SUVらしさを感じるところだ。

タイヤは20インチを履いており、乗り心地は街中では少し硬め。ただドライブモードを「Auto」から「Comfort」に変えると、直線ではそれほど変わらないもののカーブでの安定感、しなやかさに違いを感じる。今回の試乗コースは狭くつづら折りの山道と高速道路というステージだったが、Q5は高速道路へと一気に合流してからクルージングに入るまで、ほどよくグイグイとくる力強さを丁寧になめらかに引き出してくれる印象で、とても気持ちよく走らせてくれた。

実はこの新型Q5には、これまでのクワトロシステムをさらに磨いた新システムが搭載されている。実走行での無駄な駆動抵抗を減らして、伝達効率を大幅に改善したもので、基本は4WDで状況に応じて2WDに切り替わるが、無数のセンサーから送られてくる情報を元に、システムが走行状態を先読み予測し、4WDのトラクションが必要となる直前にはすでに切り替わっている、というところが新しい。もちろん、運転しながらそれがどこでどのように切り替わったのかを体感することは難しいが、少しの違和感もヒヤリとするような挙動もなく、運転が上手くなったように感じさせてくれると感じた。

「SQ5」は大波のような加速。スポーティな気分が高まる

次にSQ5へと乗り換えると、こちらはすでに出だしからモリモリとしたトルクの余裕を感じるが、同時に走りの重厚感もたっぷり。60km/hくらいからの加速の盛り上がりが大波のようで、あっという間にとんでもない速度域へ突入しそうになる。

今回の狭いつづら折りの道では、ドライブモードを「Comfort」にすると少し持て余し気味でロールも大きめに感じるが、そこを「Auto」で走るとキュッと引き締めてくれてキビキビ感が増した。そして「Dynamic」を選ぶと、スロットルの反応がかなり鋭くなり、低めのシフトを多用してメリハリある走りができる。こちらも20インチタイヤを履いており、乗り心地は多少ゴツくなるものの、低重心感が強調されてスポーティな気分が高まるのが楽しかった。

SQ5のクワトロは従来のシステムだが、足元にはSモデル用に専用チューンされたダンピングコントロール機能付きのスポーツサスペンションが標準装備されている。4輪のダンパーをそれぞれ独立して制御するため、こうしたワインディングでの走りもお手の物というわけだ。さらにステアリングにも専用チューンが施されており、こんなに大きな車体が自分の指先の動きのままに操れる感覚が味わえて、爽快な気分にさせてくれたのだった。

安全装備を重視するなら少し待つのが得策かも

残念なのは雪道やラフロードで試せなかったことだが、先代Q5では冬のカナダを走ったことがある。ナイアガラの滝は凍り、通過した林道も深い雪だったが、そこで先代Q5の高い走破性を堪能させてもらった。すべてが磨かれ、クワトロも新しくなっている新型Q5なら、間違いなくもっと頼もしい走りを見せてくれることだろう。

先進安全装備についても、約10~85km/hで走行中に作動する「アウディプレセンス シティ」(歩行者検知機能付き自動ブレーキシステム)や、危険を察知して乗員保護機能を自動的に作動する「アウディプレセンスベーシック」は全車に標準装備する。

65km/h以上での車線維持をアシストする「アクティブレーンアシスト」、自動運転でレベル2に相当する「トラフィックジャムアシスト機能付きアダプティブクルーズコントロール」も装備されるが、日本発売モデルへの導入は12月末予定とのこと。価格がどれくらいアップするかはわからないが、正直なところQ5/SQ5の購入を考えるならそれまで待つことをオススメしたい。

スペック

【 Q5 2.0TFSI クワトロ 】
全長×全幅×全高=4680×1900×1665mm
ホイールベース=2825mm
駆動方式=4WD
車両重量=1820kg
エンジン=2.0リッター直列4気筒DOHC直噴ターボ
最高出力=185kW(252ps)/5000-6000rpm
最大トルク=370Nm(37.7kg-m)/1600-4500rpm
トランスミッション=7速DCT(Sトロニック)
サスペンション=前:5リンク式、後:5リンク式
タイヤサイズ=前後235/60R18
JC08モード燃費=13.9km/L
使用燃料=プレミアムガソリン
車両本体価格=657万円
発売日=2017年10月2日

【 SQ5 】
全長×全幅×全高=4685×1900×1635mm
ホイールベース=2825mm
駆動方式=4WD
車両重量=1930kg
エンジン=3.0リッターV型6気筒DOHC直噴ターボ
最高出力=260kW(354ps)/5400-6400rpm
最大トルク=500Nm(51.0kg-m)/1370-4500rpm
トランスミッション=8速AT(ティプトロニック)
サスペンション=前:5リンク式、後:5リンク式
タイヤサイズ=前後255/45R20
JC08モード燃費=11.9km/L
使用燃料=プレミアムガソリン
車両本体価格=887万円
発売日=2017年10月2日


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