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未来型アイサイトはここで生まれる。新コースで「BRZ STIスポーツ」に乗った

2017-11-20 08:00| post: biteme| view: 471| コメント: 0|著者: 文:塩見 智/写真:SUBARU

摘要: 下方修正ながらも前年比8000台のプラス成長 日産の無資格検査が発覚した後、全自動車メーカーが自社の検査体制をチェックし、各社が相次いで「問題なし」とするプレスリリースを出したが、東京モーターショー一般公 ...

未来型アイサイトはここで生まれる。新コースで「BRZ STIスポーツ」に乗った

下方修正ながらも前年比8000台のプラス成長

日産の無資格検査が発覚した後、全自動車メーカーが自社の検査体制をチェックし、各社が相次いで「問題なし」とするプレスリリースを出したが、東京モーターショー一般公開日初日の10月27日、スバルにも同様の問題があるとの新聞報道があり、同日午後、同社の吉永泰之社長は無資格者による検査が続いていたことを認めて謝罪、該当車両のリコールを発表した。

スバルの2016年度(2016年4月~17年3月)の国内販売台数は15万9000台、世界販売台数は106万5000台と同社初の100万台突破を果たした。4月、富士重工業株式会社から株式会社SUBARUへと社名を変更し、飛躍の年になるはずだったが、落とし穴があった。ただし先日発表された同社の計画によれば、17年度の国内販売計画は当初の17万2000台からはやや下方修正したものの、16万7000台と前年度比8000台増加を見込んでいる。日産のように出荷を止めるほどの問題に発展していないため、影響は限定的ということなのかもしれない。

未来型アイサイトの実用化に向けたテストコースを新設

さて、その問題が発覚する少し前の10月某日、自動車メディアを対象とした「SUBARUテックツアー・第7弾」が開催され、大改修が完成した北海道の美深(びふか)テストコースが公開されたほか、同社が重要部分の製造を担うボーイング787の体感フライトが実施された。

スバルは寒冷地での性能評価、雪上試験などを目的とした開発拠点として同テストコースを1995年に開設した。総敷地面積361ヘクタール。2003年に高速周回路を増設してからは年間を通じてさまざまなテストを実施してきた。

今回の改修では、全長4.2kmの高速周回路に、実際の高速道路に存在するような緩やかなカーブ、インターチェンジやサービスエリアを想定した分合流路、4車線区間、北米のフリーウェイを想定したコンクリート舗装路を新設した。また片側1車線の対面通行を想定した道路、右折レーンのある/ない交差点やラウンドアバウトを再現した市街地路も新設した。

改修の目的は一にも二にも高度化する運転支援技術に必要な技術開発のため。同社は2020年にステレオカメラを使った運転支援技術のアイサイトにデジタルマップ、GPS、レーダーなどのデバイスを組み合わせ、より高度な運転支援を実用化することを公表しているが、その実用化に向けたテストを新しい環境で加速するという。

BRZの新たな最上級グレードからは“いいモノ感”がひしひしと

新テストコースの一部区間を使った特設コースで、その後に東京モーターショーで発表されたBRZの新グレード「STIスポーツ」にごく短時間ながら試乗する機会を得た。気分は新コースのこけら落とし走行だ。

STIスポーツはGTグレードをベースに、18インチのミシュラン・パイロットスポーツやザックス製ダンパー、ブレンボブレーキ、STI製フレキシブルVバー(エンジンルーム内)など、スポーティーな走行に資する専用装備を加えた最上級グレードだ。スバルのモータースポーツ活動を担う子会社のSTIの名を冠しており、開発にも同社がかかわるが、生産はスバル本体。BMW MモデルとBMW Mスポーツの違いに近い。STIスポーツが設定されるのはレヴォーグに続き2モデル目となる。

走らせ始めてすぐ、これまでのBRZよりも“いいモノ感”がひしひしと伝わってきた。できたばかりのテストコースの路面状態はもちろん最高に良好なのだが、実際の道路環境を模し、ところどころに設けられた継ぎ目などを越える際に、高級なダンパーだなと感じさせ、スラローム区間では剛性の高さを感じることができた。パワートレーンに変更はないが、ここまで車体がよくなるのなら「もっとパワーを!」と言いたくなるが、シャシー性能を勝たせているところがスマートで通っぽいのかもしれない。6MTが353万1600円、6ATが359万1000円とGTの約20万円高だが、あとから仕様を近づけるともっと高価になるだろうからお得といえるだろう。

航空機の重要部分を担うSUBARUのもうひとつの顔

帰路、SUBARU(航空宇宙カンパニー)が中央翼の製造を担うボーイング787-9のチャーター機で旭川空港を離陸、成田空港へ向かった。“中央翼を担っている”という事実は知っていたが、中央翼が何かは今回機内で説明を受けるまで知らなかった。中央翼というのは、機体中央にある長さ約9m、幅6mの筒を半分に割ったような形のパーツで、左右は主翼と、前後と上部は胴体とそれぞれ結合され、さらに内部に燃料タンクが設置される非常に重要な部分だった。

翼を名乗るものの、一般的に「翼」と聞いてイメージする部分ではなかったのは意外だったが、国内外への出張でよく使うなじみ深い機体であり、扇の要に相当する、素人でも重要だとわかる部分を日本の企業が担っていると知り、素直に誇らしいと思った。ちなみに主翼は三菱重工、主脚格納部は川崎重工が担う。787は2007年に初号機が出荷され、毎月12機のペースで生産され、17年8月に650機目が出荷された。

同部門はボーイングやエアバスといった民間企業のみならず防衛省とも取り引きがあるが、当然ながらその内容の詳細は明らかにされない。だが民間だろうと国だろうと航空機には自動車よりも次元の異なる技術と品質が求められるはずだ。そのことと今回の不祥事の次元の低さが対照的で残念さが増すが、だからといって今回のテックツアーで見知ったスバルの魅力が色褪せることはない。

スペック

【 BRZ STI スポーツ(6MT) 】
全長×全幅×全高=4240mm×1775mm×1320mm
ホイールベース=2570mm
駆動方式=FR
車両重量=1250kg
エンジン=2.0L水平対向4気筒DOHC直噴
最高出力=152kW(207ps)/7000rpm
最大トルク=212Nm(21.6kg-m)/6400-6800rpm
トランスミッション=6MT
JC08モード燃費=11.6km/L
使用燃料=プレミアムガソリン
サスペンション=前:ストラット式、後:ダブルウィッシュボーン式
タイヤサイズ=前後:215/40R18
車両本体価格=353万1600円
発売日=2017年10月25日

【 BRZ STI スポーツ(6AT) 】
車両重量=1270kg
最高出力=147kW(200ps)/7000rpm
最大トルク=205Nm(20.9kg-m)/6400-6800rpm
トランスミッション=6AT
JC08モード燃費=11.8km/L
車両本体価格=359万1000円

※6MTとの相違部分のみ抜粋


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