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日本にシビックは要るのか要らないのか…タイプ Rならいいかも!?

2017-9-20 10:25| post: biteme| view: 730| コメント: 0|著者: 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一、本田技研工業株式会社

摘要: なぜに今さら? 八郷社長に直接聞いてみた! 先日日本に6年ぶりに復活! 9月29日に発売されるホンダ伝統の大衆車、10代目「シビック」をプロトタイプ試乗にて酷評させていただいた小沢。聞けば7月の発表時点で全国 ...

日本にシビックは要るのか要らないのか…タイプ Rならいいかも!?

なぜに今さら? 八郷社長に直接聞いてみた!

先日日本に6年ぶりに復活! 9月29日に発売されるホンダ伝統の大衆車、10代目「シビック」をプロトタイプ試乗にて酷評させていただいた小沢。聞けば7月の発表時点で全国6300台を受注し、今や事前受注は月目標2000台の5か月分となる約10000台に達してるらしいですが、基本的な意見は変わりません。

確かに出来はユニークだし、走りのいい個性派スポーツハッチ&セダンが日本でもっと売れたら面白いけど、そんな奇跡はまず起きないでしょう。なにしろ日本のこの200万円クラスはハイブリッドとミニバンに席巻されてるので。しかもそれをリードしたのは他ならぬホンダ。一体なぜこの不毛な市場に再びシビックを持ってくるのかと。アメリカで昨年だけで36万台も売れてるならもういいじゃないかと。

そしたら今回の北海道試乗会、ホンダ陣営は狙ったのか偶然か、なんと八郷隆弘社長が急遽登場。さっそく小沢が不満をぶつけてみたところ「今回(日本でシビックを売るにあたり)販売台数は決して求めていない」と。それより「日本で作り、売ってこそホンダ車。そこで鍛えられるものが絶対にあるし、今回は簡単に撤退しません」との言質を獲得。それなりに納得させていただきました。

開発責任者の松本英樹さんによると「今回の日本復活は決して付け焼き刃や思いつきではなく、1つ前の9代目でも復活を考えていた」ことなんだとか。ただ「当時はリーマンショックの痛手を乗り越えられていなかった」というのです。

小沢もそれを信じて新型シビックの健闘を祈りたいところですけど、やっぱりそんなに上手く行くとは思えないんですけどね。早々に撤退しないといいですが。

エンジニアの自己満足なタイプ Rはもう要らない!

それより注目は今回の「シビック タイプ R」。97年の6代目シビックで初登場。以来、ときおり設定されていたカリカリチューンのホットバージョンですが、今回大きいのは旧型タイプ Rのような「750台限定」とか、それ以前の数百台、数千台限定ではなく、カタログモデルとしてずっと売る計画なこと。

そのためにメインの5ドアハッチバック、4ドアセダンに加えて、5ドアのタイプ Rを最初から同時開発しており、開発効率は上がっている。具体的にはボディ剛性を最初から高めることが出来たし、走りを考えてリアサスのトレッド幅を十分取り、最初からニュルブルクリンク最速を狙うことができた。その結果、既にラップタイムはFFハッチ世界最速の7分43秒80を記録。もっとも競争は激しいのですぐにライバルに破られちゃいそうですが。

ただそれ以上に重要なのは、今回初めてタイプ Rを北米にも本気投入することで、そのプランに小沢は諸手を挙げて賛成。というのもマニア向けの台数&地域限定ビジネスって、悪い言い方するとエンジニアの自己満足っぽいじゃないですか。

街のチューナーの如き技術で馬力を上げ、シャシー剛性を上げて数100台売っても仕方ないでしょうと。大会社でやるべきことじゃない。結局はエンジニアのマスターベーションですよ。

だったら小沢はタイプ Rに本気で儲かるスポーツカービジネスを目指して欲しいのです。世界最大のスポーツカー大国たるアメリカ本格進出はマスト。個人的にはぜひシビックに“FFのマツダロードスター”を目指して欲しい。長く売り続け、何十万台、何百万台と愛好家が増え、真の意味でスポーツカー文化を世界に根付かせて欲しい。それもホンダ流のFFホットハッチでね。

デザインのセンスがオタク向けになっていないか?

そういう視点で考えた時、あるべき新タイプ Rの姿は、オタク過ぎないことです。もちろんスポーツカーなのでマニアに好かれないとダメですが、必要以上にカタログ数値やラップタイムにこだわって欲しくない。それより重要なのは個性的な走り味で、なおかつそれがガキっぽくないこと。じゃないとナン百万円も出して大人が買いませんから。その点、技術モリモリで400万円台半ばって価格設定は悪くないです。台数出るアメリカは3万3000ドル台スタートなのでもうちょっと安くてもいいですが。

ただし新型タイプ Rの見た目はまだちと子供っぽい。特にチャンピオンシップホワイトの黒と赤のストライプってなんですか? 昔ながらの体育会系の走り屋みたいじゃないですか。エンジンを冷やすためのインテークダクトとかブレーキを冷やすマッチョなフェンダーは悪くないですが。リアの複雑な空力デバイスもややハデ過ぎる気がしますが、テクノロジーは感じます。それから個人的にはシブいブラックやメタリックのボディカラーの方がシックで気に入りました。

マルチリンク採用で予想を超える快適性

肝心の走りですが、ポイントはタイプ R史上最強の320ps(先代比+10ps)&400Nmの新型2リッターVTECターボや、よりコクコク気持ち良く決まる改良型6速MTやスムーズ作動のヘリカル式LSDもそうですけど、なによりも乗り心地。

ホント、これがタイプ Rか? ってビックリするほどの重厚かつしなやかな乗り心地です。このテイストは歴代タイプ Rには無いもので、明らかにワールドワイドのスポーツカー市場を狙ったもの。

それと「COMFORT」「SPORT」「+R」とスイッチで3つの中から選べる走行モードのうち、一番快適なCOMFORTはもちろんSPORT、さらに+Rでも予想以上に快適。もちろんSPORT方向に行くにつれ、硬くなりますがヘビーなチューニングカーにありがちな揺さぶられ感を伴うものではなく、実に上質。これはシビック全体で新採用したマルチリンクのリアサスが間違いなく効いていて、ストロークを稼ぎつつもちゃんと踏ん張れる足回りになったわけです。

エンジンも1.0リッター当たり160psも絞り出すターボでありながら、わずか2500rpmで最大トルクを出すので扱いづらさは微塵もなし。スタートでエンストしそうになることなど皆無。

最後にシビれたのがハンドリング。もうね。物凄くガッチリしていて、トルクステアはほとんど出ないし、ハイパワーFFスポーツにありがちな荒さ、不安定感は全くなし。それでいてコーナリング中にアクセルをベタ踏みしてもヘリカルLSDがいい具合にノーズをインに引っ張るから過剰なアンダーステア感も出ない。

四駆と間違えそう。ライバルはWRX STIだったりして!?

ただね。小沢レベルのドライビングだとどんなにハイスピードで入ってもリアタイヤなんて微塵も滑らないし、ほとんどフルタイム4WD的磐石感。ライバルはもしや「WRX STI」か? って感じでニュル最速を刻んだのも分かる。

どこから踏んでもパワーが出るし、ハンドリングはよっぽど限界を超えないと暴れないし、あえて文句を言わせて貰うと素人に毛が生えたドライビングレベルでは、操る楽しさが得られない。どっちかっていうと操られている感じ。

それとターボエンジンの音がイマイチ快楽的じゃない。もっとコーン! と甲高く回って欲しい。ま、ターボなんで無理言ってますが(笑)。

とにかく性能的には申し分のないレベルに上がり、上質さまで得た新タイプ R。これからの問題は、本当に世界で長く愛される大人のスポーツにちゃんと育てられるのか? ですな。

スペック

【 シビック タイプ R 】
全長×全幅×全高=4560×1875×1435mm
ホイールベース=2700mm
駆動方式=FF
車両重量=1390kg
エンジン=2.0リッター直列4気筒DOHC直噴ターボ
最高出力=235kW(320ps)/6500rpm
最大トルク=400Nm(40.8kg-m)/2500-4500rpm
トランスミッション=6速MT
サスペンション=前:マクファーソン式、後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前後245/30ZR20
JC08モード燃費=12.8km/L
使用燃料=プレミアムガソリン
車両本体価格=450万360円
発売日=2017年9月29日


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