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新型アウディRS5の乗り心地に驚き、異次元のコーナリングに舌を巻く

2017-7-11 12:50| post: biteme| view: 786| コメント: 0|著者: 文:河口 まなぶ/写真:アウディ ジャパン

摘要: より獰猛なイメージに 羽田空港からミュンヘンを経由して、フランスのトゥールーズへと降り立った。エアバスの工場があることで有名なこの場所で、我々を待ち構えていたのはアウディの最新モデル、RS5だった。RS5は ...

新型アウディRS5の乗り心地に驚き、異次元のコーナリングに舌を巻く

より獰猛なイメージに

羽田空港からミュンヘンを経由して、フランスのトゥールーズへと降り立った。エアバスの工場があることで有名なこの場所で、我々を待ち構えていたのはアウディの最新モデル、RS5だった。

RS5は既に日本でも発売されたA5シリーズの頂点に位置している。そしてA5シリーズというのは、アウディの基幹モデルA4の派生版(A4はセダンとワゴン、クロスオーバーのオールロードで構成される)で、ボディ形状はクーペ、カブリオレ、そして5ドアのスポーツバックの3種類が用意される。そうしたラインナップの中で最もハイパフォーマンスな1台が今回のRS5だ。

RS5はまず、ノーマルのA5から確実に見た目が変化する。特に注目はエクステリアにおけるヘッドライトとテールレンズの外側に与えられた黒いパーツ。ここはインレットになっており、ノーマルモデルでは採用されない。そして前後のフェンダーは、ノーマルに対して左右とも15mmワイド化され、よりスタンスを広げた。また前後のバンパーも、ノーマルよりもスポーティなデザインとされ、より獰猛なイメージを与えるものとなった。

一方でインテリアは、既に登場済みのS5にかなり近いが、ステッチ類がボディ同色となるなどのコダワリを見せるほか、随所に与えられたRS5のロゴが誇らしく光っている。

2.9L V6ターボ搭載。0-100km/h加速タイムは3.9秒

日本でもA5には既にクーペとスポーツバックのそれぞれに、S5と呼ばれるハイパフォーマンスモデルが存在している。このモデルは3.0LのV6ターボを搭載しており、最高出力354ps、最大トルク500Nmを発生する。これに対して、今回試乗したRS5は、同450ps、同600Nmを発生する新世代の2.9LのV6直噴ツインターボ・エンジンを搭載しているのが特徴だ。

ちなみにこのエンジンは、同じVWグループの中では最近、ポルシェ パナメーラに搭載されたものと同様だという。そして今後、他のモデルにも用いられると考えていいだろう。そしてここに8速ATのティプトロニックを組み合わせ、アウディのお家芸であるクワトロ(4WD)によって、生み出されるパワーとトルクを効率よく路面に伝える仕組みだ。動力性能を数字で示すと、0-100km/h加速タイムは3.9秒。最高速は280km/hと、言うまでもなく圧倒的な動力性能が実現されている。

シリーズ随一といえる乗り心地の良さ

ノーマルのA5に対して、スポーティな仕立てのS5、さらにその上に位置するRS5というヒエラルキーからすると、今回のRS5が当然最もパフォーマンスが高いわけで、その名前からもハードなキャラクターであろうと誰もが想像するだろう。事実、これまでの歴史を振り返ってもその通りのモデルだった。

だが今回、RS5に試乗して驚いたのは、シリーズ随一といえる乗り心地の良さが実現されていたことだった。前後ともに275/30R20という極めて大きな径のタイヤ&ホイールを装着しているにも関わらず、RS5はまるで絨毯が敷かれた上を走るかのような、フラットで衝撃を徹底的に緩和した乗り心地の良さを実現しているのである。ある意味、サルーンを思わせるような感覚すらあった。

この乗り心地の良さは、RS5が備えるサスペンションによるもの。RS5のサスペンションは電子制御式の可変ダンパーが装着されており、これによって優れたハンドリングと高い快適性を両立している。

アウディ・ドライブ・セレクトでは、コンフォート、オート、ダイナミック、インディヴィデュアルの4つの走行モードが選べる。これによって乗り心地が変化するし、オートを選んでおけばその時の走りの状況に応じてコンフォートになったりダイナミックになったりと、自動的にサスペンションを設定してくれるのだ。

極めて痛快な加速。サウンドも耳に心地よい

トゥールーズからオートルートを走る。フラットで快適な乗り心地を示しながらも、矢のように直進するRS5を走らせていると、確かにアウディ自身が説明するように、このモデルが「グランツーリスモ」であることを痛感する。スペイン方面へと走っていくとピレネー山脈が近づいてくる。そうしてオートルートを降りてしばらくすると、ワインディングが続くセクションへと突入した。そしてこの場所が、今回の目的地であるフランスとスペインの間にある小国、アンドラ公国だった。

オートルートでハイスピードツーリングをこなし、さらに目の前に広がるワインディングを堪能する。まさにRS5の走りを存分に味わうための試乗コースといえる。すでに約200kmの道のりを走ってきたが疲れは少ない。なるほど、ここからが本番なのだ。ここまでの道のりでは主に、RS5の乗り心地の良さにフォーカスしてきたが、この後にRS5をアンドラのワインディングに解き放つと、まさにその実力を遺憾無く発揮してくれたのだった。

450ps/600Nmというスペックを生むV6直噴ツインターボは、RS5のボディを軽々と動かしてしまうように感じさせるだけのパワー&トルクによって、極めて痛快な加速を味わわせる。ドライブセレクトをダイナミックにすれば、エンジンの反応がよりシャープになり、高回転までエンジンが回ってからシフトアップされるようになるため、まるでクルマ自身が別物のようになった印象さえ受ける。

そしてこの時に、室内に響き渡るサウンドが実に耳に心地よい。というのも最近のスポーツモデルは、アクセルオフにした時のアフターファイアで、バリバリッと過激な音を立てるものが多いが、RS5はそれらとは明らかに一線を画す。エンジンの回転の高まりとともにサウンド自体のボリュームこそ増すものの、純粋に音の気持ち良いところだけを室内に響かせてくれるのだ。

DRCによって異次元のコーナリングを披露

ダイナミックモードでワインディングを走ると、RS5は異次元のコーナリングを披露する。特に今回試乗した車両には、スポーツディファレンシャルが備わっていたため、コーナーを駆け抜ける時には左右輪にかかるトルクを最適配分して曲がりやすくする。このためかなり高い速度でもハンドル操作に対して極めて忠実に反応して曲がって行くため、コーナーで膨らむような感覚がほぼ皆無だ。

もちろんスポーツディファレンシャルだけでなく、可変式サスも効果を発揮しており、さらにRS5だけに与えられるオプションとして、DRC(ダイナミックライドコントロール)を採用したRSスポーツサスペンションプラスというものが選べる。これによって、究極的なボディコントロールが行われるのだ。

DRCはご存知の方も多いかもしれないが、日本のヤマハが開発した技術。サスペンションの右前と左後、左前と右後をX字型のオイルラインで結び、中央に調整バルブを備えた可変のダンパーを備える機構だ。かつてそれはトヨタのスープラやクラウンなどでも、Xリアスという名前で採用されていたが、この機構をアウディも随分前から使っており、走りのパフォーマンスを高めるために用いているのだ。

DRCによって、ボディに発生するピッチやロール、あるいはその複合的な動きがコントロールされると同時に、先の様々な制御が加わることで、RS5は実に見事なコーナリングフォームを披露する。RS5はロールが一定のところまで来ると、踏ん張る感じがあまりないのに高い安心感をともなってコーナーを駆け抜けていく。ロール感が少ないのに、しっかりとコーナーをクリアするのだ。

しかもコーナリングスピードは極めて高く、どこまでもオンザレール感覚で走る様には舌を巻いた。しかも、スポーツドライビング時でも乗り心地は良好。路面に大きく荒れた部分や継ぎ目がない限りは、路面に吸い付く感覚をずっと提供しつづけてくれる。

日本上陸は9月下旬。1257万円は納得価格

RS5は圧倒的なパフォーマンスと同時に、まるでサルーンのような乗り心地を持つなど、モードに応じて様々な顔を見せるが、実は安全装備にも現在考えられる最良のものが与えられている。

ノーマルのA4やA5と同じく、全車速域対応のアダプティブクルーズコントロールに加え、自動ブレーキや、渋滞時にはほぼ自動運転といえる運転支援を行なう。もはやスポーツモデルとはいえ、こうした装備がスタンダードになりつつある。そしてこうした装備によってスポーツモデルは、解放された場所でその性能を存分に楽しむことができ、帰り道ではクルマにアシストしてもらいながら疲れや危険を軽減して帰路につけるわけだ。

RS5の日本上陸は、今年の9月下旬が予定されている。ただし日本での受注は既に始まっており、価格は1257万円から。実に高価なモデルではあるが、ここまで語ってきたその性能と内容を考えるとむしろ、納得できる価格といえる。

スペック

【 アウディ RS 5 クーペ 】
全長×全幅×全高=4723×1861×1360mm
ホイールベース=2766mm
駆動方式=4WD
車両重量=1655kg ※空車重量
エンジン=2.9リッターV型6気筒DOHC直噴ターボ
最高出力=331kW(450ps)/5700-6700rpm
最大トルク=600Nm/1900-5000rpm
トランスミッション=8速AT(ティプトロニック)
サスペンション=前:5リンク式、後:5リンク式
タイヤサイズ=前後265/35R19
使用燃料=プレミアムガソリン
欧州複合サイクル燃費=8.7L/100km
車両本体価格=1257万円
※欧州参考値


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