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ざっくり100kg軽い新型スイフトの衝撃。軽さは七難隠すは本当か?

2017-2-3 10:00| post: biteme| view: 123| コメント: 0|著者: 文:小沢 コージ /写真:望月 浩彦

摘要: ざっくり100kg軽い車重800kg台スタート! 不肖小沢、久々に衝撃! スズキの骨太なコンセプトというか、ポリシーに胸打たれましたわ。それは「軽さですべてを超えてやろう!」というイマドキありそうで無さそうなガ ...

ざっくり100kg軽い新型スイフトの衝撃。軽さは七難隠すは本当か?

ざっくり100kg軽い車重800kg台スタート!

不肖小沢、久々に衝撃! スズキの骨太なコンセプトというか、ポリシーに胸打たれましたわ。それは「軽さですべてを超えてやろう!」というイマドキありそうで無さそうなガンコ戦略。

というのも先日デビューしたばかりの4代目「スイフト」。いわゆるトヨタ「ヴィッツ」やホンダ「フィット」をライバルとする全長4m以下コンパクトハッチですけど、なんと車重800kg台スタート! 最軽量のベーシックグレード「XG」の5MT車が840kgで、売れ線「ハイブリッド ML」のCVT車でも900kgでその4WD版が960kg! 最も重くて装備が嵩む「ハイブリッド RS」の4WDでもたったの970kgとくる。

比べると現行ヴィッツはほとんど 1トンオーバーで唯一1.0L 3気筒モデルが970kg(スイフトは1.2L)。これはフィットもほぼ同様。

要はライバルよりざっくり100kgは軽くて、具体的には70年代のカローラやサニー並みの軽さで、気分的には小沢が20代の時に見ていたクルマのようですわ。

しかしあれから20年。衝突安全は飛躍的に増してボディ骨格は太く強固になり、装備もエアコンやオーディオと電装品豊富で、安全装備も複数エアバッグにABSにカメラ&センサーの先進安全とてんこ盛り。昔レベルの装備だったら700kg台!? も夢じゃない軽さに入ったわけですよ。

軽量化がマイルドHVの実力を補っている

ご存じ軽さは燃費を筆頭に速さ、レスポンス、部品点数のダイエットとすべての性能に効くだけでなく、実は安さに効いてきます。無駄なハイブリッド電池とかハイパワーモーターが要らないわけですから。

具体的には注目のモード燃費ですけど、最もベーシックな1.2Lデュアルジェットエンジン搭載「XG」のCVT車が24.0km/Lで、スズキ自慢のなんちゃってハイブリッド付き「ハイブリッド ML」が27.4km/L。コイツはストロングハイブリッドを装備する「アクア」の37.0km/Lや「ヴィッツハイブリッド」の34.4km/Lには敵わないけど、「フィットハイブリッド」の4WDの豪華なヤツには迫ってるわけです。

後はなんと言っても走り味ですわ。小沢はまず1.2Lマイルドハイブリッド付きでCVT搭載のスポーティな「ハイブリッド RS」に乗りましたが、コイツが出足から爽やか。アクアのEV走行みたいなスムーズさはないけど、マジな話で単なる91psの直4ノンターボとは思えないクイック感。微妙に3.1psの小型モーターパワーも加わってて、システム出力137psのフィットハイブリッドに比べて凄く遅いかって疑問。やはり車重910kgの軽さはハンパじゃございません。軽さは確実に“二”難ぐらいは隠します。

直噴ターボのRStは6AT搭載で走りが気持ちいい!

さらなるビックリはボディの剛性感とステアリングフィール。コノ手の軽量ボディは昔だったら剛性感が足りなかったり、フロアが安っぽく響いたもんですが、新型スイフトにソイツは皆無。

逆にガッチリ感は必要以上なレベルで、出足からしっかりしていて、路面継ぎ目のショックも全く軽々しくない。それどころか足硬めのスポーティなハイブリッドRSだと、ちょっとショック硬すぎるかも? ってところまであってその感覚は全くもって予想以上。

実際、チーフエンジニアの小堀昌雄氏によると「軽いと接地感出すのが難しくて。フワフラを抑えるのに苦労しました」とか。

一方ステアリングは高速走行時のセンターフィールこそ若干ヌルめなところありましたが、しっとり感といい、ガッチリ感といい問題なし。今後の熟成に期待です。

それより走りの気持ち良さで言ったら、新世代1.0L直3直噴ターボを唯一搭載する「RSt」でしょう。最高出力102psと他より力あるだけでなく、唯一6段ステップATと組み合わされることもあって(ターボモデル以外はCVT)、回して気持ちいい! しかも102psって数字は大したことないんだけど、こっちも車重930kgだから実際速い。

軽さは“七”難? はともかく“四”難ぐらいは平気で隠しますなぁ。

マジメな軽量化&価格を抑えたモノ作りがいい

しかしなぜスズキだけがここまで軽量化に突っ走れるかって、1つはコンセプトの全社的徹底ぶりで今回「HEARTECT」(ハーテクト)と名付けられた新プラットフォームは実は去年登場のソリオから導入されたもの。そもそも2014年登場の軽自動車アルトも同じコンセプトでプラットフォームが作られてます。

これはボディ骨格の骨の通し方から一新して軽さを追求したもので、前述の小堀昌雄チーフ曰く「今まではボディ1つとってもフレーム、ハブ、フロアと部署ごとに軽量化を追究してたけど、この世代から一部を強くした分、他をより軽く出来て全体的に軽く出来るならばそうする」ような全体マネージメントがなされたそうで、かつてない総合力で軽量化がなされているわけです。

高張力鋼板の使用率は全体で5割前後と旧型とさほど変わってないけど、より強い超高張力鋼板は増えていて、質が向上しているとか。

さらに新型スイフトで凄いのはデザインで、キャビンのカタチやライト回りなどは一緒でも全体に今までにないヌメリ感を持つ面質で攻めてます。それと全長3.8m台のコンパクトサイズをキープしつつ室内幅やリアシートの足元は微妙拡大で、ラゲッジも55Lアップの265Lになっててホントにマジメに進化。

ぶっちゃけこの時代は最新式ハイブリッドや先進安全を付けた方が分かり易くウケるし、スイフトも新世代のデュアルセンサーブレーキサポート(セーフティパッケージ装着車に標準装備)でこれは歩行者も検知しますが、それ以上にスイフトはジミにマジメに本当に全域で効く軽量化を魅力の核としてます。

世間的にはヴィッツハイブリッドの方が分かり易くウケちゃうでしょう。そっちの方が分かり易くお金も取れるし。でも小沢は渋くてガンコで価格控えめなスイフトイチオシですなぁ。

スペック例

【 スイフト ハイブリッド RS セーフティパッケージ装着車 】
全長×全幅×全高=3840mm×1695mm×1500mm
ホイールベース=2450mm
駆動方式=FF
車両重量=910kg
エンジン=1.2L 直列4気筒DOHC
最高出力=67kW(91ps)/6000rpm
最大トルク=118Nm(12.0kg-m)/4400rpm
モーター最高出力=2.3kW(3.1ps)/1000rpm
モーター最大トルク=50Nm(5.1kg-m)/100rpm
トランスミッション=CVT
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:トーションビーム式
タイヤサイズ=185/55R16
JC08モード燃費=27.4km/L
使用燃料=レギュラーガソリン
車両本体価格=178万7400円

【 スイフト RSt セーフティパッケージ装着車 】
駆動方式=FF
車両重量=930kg
エンジン=1.0L 直列3気筒DOHC直噴ターボ
最高出力=75kW(102ps)/5500rpm
最大トルク=150Nm(15.3kg-m)/1700-4500rpm
トランスミッション=6速トルコンAT
タイヤサイズ=185/55R16
JC08モード燃費=20.0km/L
使用燃料=レギュラーガソリン
車両本体価格=180万360円

【 スイフト XL 】
駆動方式=FF
車両重量=890kg
エンジン=1.2L 直列4気筒DOHC
最高出力=67kW(91ps)/6000rpm
最大トルク=118Nm(12.0kg-m)/4400rpm
トランスミッション=CVT
タイヤサイズ=185/55R16
JC08モード燃費=24.0km/L
使用燃料=レギュラーガソリン
車両本体価格=146万3400円


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