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新型CX-5の第一印象はザ・熟成。ここからが本当の勝負かもしれない

2016-12-9 17:25| post: biteme| view: 481| コメント: 0|著者: 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之

摘要: スカイアクティブ革命のトップバッターが2代目に 「変化のための変化はさせるつもりありませんから」(チーフデザイナー諫山慎一さん)いよいよついにコノ手で来ちゃいましたか。そう、来年2月にフルモデルチェンジ ...

新型CX-5の第一印象はザ・熟成。ここからが本当の勝負かもしれない

スカイアクティブ革命のトップバッターが2代目に

「変化のための変化はさせるつもりありませんから」(チーフデザイナー諫山慎一さん)

いよいよついにコノ手で来ちゃいましたか。そう、来年2月にフルモデルチェンジするマツダの新型SUV、2代目「CX-5」ですよ。CX-5は、今の絶好調マツダのスカイアクティブ革命のトップバッターで、ある意味その好調ぶりを最も体現するモデル。というのも今となっては不思議に思うくらいだけど、2012年に初代CX-5が出る前、マツダの将来は正直読めなかった。リーマンショック以来4期連続最終赤字で、今のディーゼル革命、デザイン革命、全ラインナップ相似設計はCX-5が最初。実際に出てみるまでは海のものとも山のものとも知れなかったわけです。

だが、その後の活躍はご存じの通りで、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しただけでなく日米で売れ続け、今じゃグローバル年間販売台数が約37万台(2015年)の完全屋台骨。「1番バッターが4番バッターになっちゃいましたね(笑)」と開発本部長の松本浩幸さんも認めるように、台数はアクセラとほぼ同じマツダ車1位で、収益面では全体の4割を占めるダントツ1位。それだけに4年ちょっとでフルモデルチェンジしてきたし、スキなくアップデートしてきたというわけ。

モチーフは変えぬまま、美しさの本質を前面に

まず最大の注目はカッコで、評価の高い魂動デザインが一体どう進化するか? と小沢もLAオートショーの発表会場では刮目して見てたけど、出たとたん正直拍子抜け。「あれ? どこが変わったの?」と思うくらい全体のイメージに変化ありません。

ところが改めて日本の地で実車を見るとその表現力の変化に驚く。なんちゅーか、顔が本当にキレイな女のコを間近で見たような感動があるんですわ。新世代マツダデザインの逆5角形グリルは基本変わらない。だが逆スラントし、シルバーのリップが太くなったことで表情の立体感やワイルドさは段違いに濃くなってるし、ヘッドライトも全車LED化で80mm薄型化して鋭さが増してます。

実はフロントピラー付け根も35mm後退してフロントノーズの量感を際立たせてるし、全体の造形の良さを手間のかかる新色「ソウルレッドクリスタルメタリック」がさらに感じさせる。まさにディテールに神は宿る! モチーフは変えぬまま、美しさの本質をより前面に押し出しているんですわ。

「モデルチェンジするたびに安全性だ、空力だって、カッコ悪くなるのが今のデザインですけど、それっておかしいと思いません? 新しくなるほど美しくなる。そういうカーデザインがあってもいいはず」と諫山さん。そう言ってた意味が実車をマジマジとみるとよく分かります。

ドイツプレミアムブランドに迫る内装クオリティ

さらにビックリするのがインテリアで、造形が変わっているだけでなく、マテリアルが全然違う。まず最も広範囲に使われるマットな色のソフトパッドは、シボのキメが細かくなって上質感が増してるし、本革素材のステッチは本当の糸目で、間隔もキレイに揃ってる。

ドアハンドルのメタリックパーツは、さすがにリアル金属は使われてないものの、より無垢素材っぽくなってるし、今までのCX-5には使われてなかったレベルの平滑なピアノブラックパネルも随所に採用。簡単に言うと、ドイツのプレミアムブランドに迫るクオリティ。超えているか? は正直、微妙なんでわからないですけど。

一方、気になっていた室内の広さだけど、全長×全幅×全高は4545×1840×1690mmと旧型と同等で、スタイル優先でフロントピラー位置が35mm後退してるだけに微妙に狭くなってるか? と思いきやピラー位置が後退した分ダッシュボードが狭くなっただけで、インパネ位置は逆に前進して広く感じるほどだし、他の新世代マツダ車同様ナビモニターが独立タイプになってスッキリ感向上。

そのほかルーフが低くなった分、シートを薄くして室内高を確保。ついでにラゲッジスペースもほぼ変わらない上、シートとリアのトーボードの隙間もしっかり樹脂パーツで埋めて、静粛性に寄与。リアシートのリクライニング調整も細かくしたりと、とにかくビックリするくらい全面改良してます。

静粛性や一体感が大幅に増した上質感のある走り

最後に走りだけど、今のCX-5の7割以上(2012年発売~2016年9月のトータルでディーゼルは77%)を占めるという175馬力の2.2リッターディーゼル車に乗ったところ、まずエンジン音がやけにスッキリ聞こえます。というのも全体の静粛性が大幅に増してるのと、実はプラットフォームは基本キャリーオーバーですけど、北米向けのCX-9開発時に、上質感や一体感を増すため大幅改善。徹底的にシーリングを良くして音の侵入を防ぐとともに、足回りの取り付け方を変えてまで剛性感アップ。ついでにワイパー位置を変更して乱気流ノイズも低減しているそう。結果、走り出した瞬間から、いままでよりダイレクト感が増しつつ、フロアに1枚ゴムというか布団でもかませたような上質感が味わえるというわけ。

また、自慢のクリーンディーゼルも基本構造は同じまま、今までとは違うEGR制御を採用して、踏み始めのレスポンス向上。いままでのどっかんターボ感は減ったけど、より素早くスムーズに上まで回る感じで、元々ディーゼルとガソリンのあいの子みたいなエンジンだったのがより進化したという具合。

ってなわけで、全域で良くなってる2代目CX-5ですけど、正直誰が一番違いがよくわかるかって前オーナーでしょう。逆にあまり興味がない、大雑把な人からみるとやはり「あまり変わってないじゃん」となっちゃうかもしれない。

でもそれこそが新世代マツダの挑戦なんですね。まさにこれ見よがしでないフルモデルチェンジであって、同じ赤ワインを一本3000円の味から5000円ぐらいまで引き上げた様な進化。果たしてどう受け止められるか。実はコイツは初代の時以上の挑戦なのかもしれません。

スペック例

【 CX-5 XD 】
全長×全幅×全高=4545×1840×1690mm
ホイールベース=2700mm
駆動方式=4WD
エンジン=2.2L 4気筒DOHC ディーゼル
最高出力=129kW(175ps)/4500rpm
最大トルク=420Nm(42.8kg-m)/2000rpm
トランスミッション=6速トルコンAT
JC08モード燃費=17.2km/L
使用燃料=軽油
サスペンション=前:マクファーソンストラット
        後:マルチリンク

【 CX-5 25S 】
駆動方式=4WD
エンジン=2.5L 4気筒DOHC直噴
最高出力=135kW(184ps)/6000rpm
最大トルク=245Nm(25.0kg-m)/4000rpm
トランスミッション=6速トルコンAT
JC08モード燃費=14.6km/L
使用燃料=レギュラーガソリン

【 CX-5 20S 】
駆動方式=FF
エンジン=2.0L 4気筒DOHC直噴
最高出力=114kW(155ps)/6000rpm
最大トルク=196Nm(20.0kg-m)/4000rpm
トランスミッション=6速トルコンAT
JC08モード燃費=16.0km/L
使用燃料=レギュラーガソリン

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