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改良版デミオ&CX-3に試乗。毎日食べるお米はもっと旨くする…の巻

2016-12-20 13:20| post: biteme| view: 399| コメント: 0|著者: 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一

摘要: マジメすぎる大変身 なんともマツダらしいジミでなおかつクソ真面目な戦略でありましょうか。そう、新型デミオ&CX-3のコンパクトカー2兄弟の商品改良です。2年前ぐらいからマツダはいわゆるフルモデルチェンジの間 ...

改良版デミオ&CX-3に試乗。毎日食べるお米はもっと旨くする…の巻

マジメすぎる大変身

なんともマツダらしいジミでなおかつクソ真面目な戦略でありましょうか。そう、新型デミオ&CX-3のコンパクトカー2兄弟の商品改良です。

2年前ぐらいからマツダはいわゆるフルモデルチェンジの間に行う、ほぼカッコだけを目新しくした売らんがための「マイナーチェンジ」を嫌い、中身を時代進化分だけ良くする「商品改良」という手法を採ってますが、今回もその通り。デミオは2014年デビューのハッチバック、CX-3は2015年デビューのSUVで、小沢的にはデミオの方が年月分の進化分が大きいように感じましたが、いずれにせよ本当にマジメすぎる大変身!

実際、どちらも外観ほぼ変化ナシ。分かり易いところで両車とも今回から「マシングレープレミアムメタリック」という鮮やかかつ深い輝きを持つボディカラーが選択可能になったくらいで、これまた実車はお魚さんのごとき深い輝きですが、写真でみると「ううっ、これって黒?」って思う漆黒ぶり。やたらツウな色です。

そのほか発売から2年のデミオこそディーゼルモデルのフロントグリルから赤色バーがなくなり、フロントバンパー左右のフォグランプがLED化して形状が微妙に大きくなったことぐらい。

CX-3に関しては完璧に「一体どこが変わったの?」ってレベルで、インパクトではなく中身であり味わい優先。まさに男は黙って…の昭和の男みたいでシブすぎるっちゃシブすぎます。

日本のコンパクトクラスとは思えないインテリアの出来

とはいえインテリアは結構分かり易いです。乗る人が本当に喜ぶ改良がなされていて、ただし仕様によっても受けるイメージはかなり違います。

そもそも現行デミオはデビュー当初から、これが日本のコンパクトか? というリッチな質感のホワイト本革内装が自慢で、その後もチラホラ特別仕様のプレミアム内装が用意されてましたが、今回の商品改良でそのセレクト性がさらにパワーアップ。

L パッケージでは、ホワイト本革内装を一部デザイン変更したものに加え、よりベーシックなブラック本革内装が選べるようになりました(デミオ、CX-3共通)。さらに、デミオにはバックスキン風のブラウン内装で仕上げられた特別仕様の「Tailored Brown(テイラードブラウン)」まで用意。しかもこれがシート部だけをちゃちゃっと替えた安易なものではなく、エアコン吹き出し口のベゼルをちゃんとオレンジ色にコーディネイトしてたり、シート中央にキルティング加工をしてたりと細部まで凝っている。ブラック本革内装も本革だけでなく一部バックスキン風素材や縫い目加工も入れてたりと、確かにヴィッツやフィットと同クラスの日本車とは思えない出来。

加えてシブいのはステアリングの左右の握り部を微妙に細くして握り易くしてたり、エアバッグ格納部をより小さくスッキリ形状変更していること。メーターデザインもシンプルになって、非常に大人っぽい本質主義なデザイン変更がなされてます。

【インテリアの詳細はこちら】
マツダ CX-3とデミオを一括改良。それぞれに特別仕様車も設定

Gベクタリング標準化で走り味も向上

加え肝心の走り味がこれまた向上。進化は特にデミオの方に顕著に感じましたが、デミオ&CX-3ともに大きいのは、今年アクセラやアテンザに初採用されたGベクタリングコントロールがさっそく標準装備されたこと。

これはマツダ独自のハンドリング向上プログラムで、ステアリングを切ると同時に微妙にフロント荷重をかけて効きを良くするもの。正直どこでどう効いてるかは分かりにくいですが、効果は確実で、特にデミオは走り始めからステアリングの座りが違います。

パワステ制御、ダンパー、ブッシュが同時に変わってることもあって、操舵の重さ、しっとり感がかなり増して、一回切っただけでも安っぽさが減ってるのがわかるという。特に切り始めの手応え、ノーズの動きの変化はかなり大きく、オオゲサに言えば50万円ぐらいお値段が高くなった感じでしょうか(笑)。特に高速走行は素晴らしく、直進時の安心感、舵の効きがかなり違います。

乗り心地もブッシュのチューンが効いてて道路の継ぎ目通過時のショックもかなり減少。一方、CX-3も同様のGベクタリング効果を感じましたが、元々がデミオをベースにしっかり目にチューニングされてただけあって、差はデミオほどではない感じ。より乗り心地に一体感が増したのが印象的です。

最新LEDライトシステムをデミオ、CX-3から導入

そのほかデミオに限って大きいのは、この世代から1.5Lディーゼルエンジンに独自の騒音防止システム、ナチュラルサウンドスムーザーが加わったこと。CX-3には既にデビュー時から備わっていたパーツで、ピストンのピンをダンパー代わりに使ってディーゼル特有のガラガラ共振音を抑えるもので、完璧に消し去れはしないけど非常に効果的。特にこの世代から、周波数を散らす機能も加わって静粛性は確実に増してます。

さらにこれぞマツダならでは! と思ったのがなんとアテンザやCX-5を差し置いて投入してきたALH、アダプティブLEDヘッドライト。これは基本的にはアテンザに搭載されていたハイテクライトシステムで、従来はハイビーム用LEDを4分割し、前方を明るく照射しつつも、対向車が来たら部分的に消して安全性を保つもので、この世代から11分割に進化。より広く細かく照射コントロールができるようになったわけで、これを後付けで買ったら20万円はする!? という高価なライトシステムを一番安いデミオ、CX-3に入れてきたから凄い。

言わば家族で一番小さい小学生の末っ子に最新iPhone7を買い与えるような平等具合でありまして、これぞマツダの真骨頂。良いモノはとにかく一番早いタイミングで、与えられる車両から与えるという理想主義です。

そのほかハイテク安全システム「i-ACTIVSENSE(アイアクティブセンス)」もほぼ最新世代にアップデートされて上記ライトシステム以外にスマート・ブレーキ・サポートやスマート・シティ・ブレーキ・サポート、レーダー・クルーズ・コントロールや、バック時も効くAT誤発進抑制制御も搭載。

まさに見た目を変えずに、中身、つまり味だけを良くするという超マジメでマツダらしい改良。毎日食べる地味なお米をより旨くするような進化で、果たしてこの理想主義、どこまで突き通せるかますます見ものですな。

スペック例(デミオ)

【 デミオ 13S ツーリング(4WD) 】
全長×全幅×全高=4060mm×1695mm×1550mm
ホイールベース=2570mm
駆動方式=4WD
車両重量=1130kg
エンジン=1.3L 直列4気筒DOHC・直噴
最高出力=68kW(92ps)/6000rpm
最大トルク=121Nm(12.3kg-m)/4000rpm
トランスミッション=6速AT
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:トーションビーム式
タイヤサイズ=185/65R15
JC08モード燃費=20.6km
使用燃料=レギュラーガソリン
車両本体価格=189万円

スペック例(CX-3)

【 CX-3 XD Lパッケージ(FF) 】
全長×全幅×全高=4275mm×1765mm×1550mm
ホイールベース=2570mm
駆動方式=FF
車両重量=1290kg
エンジン=1.5L 直列4気筒DOHC・直噴ディーゼルターボ
最高出力=77kW(105ps)/4000rpm
最大トルク=270Nm(27.5kg-m)/1600-2500rpm
トランスミッション=6速AT
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:トーションビーム式
タイヤサイズ=215/50R18
JC08モード燃費=23.0km
使用燃料=軽油
車両本体価格=280万8000円


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