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AMG GT Rサーキット試乗。GT Sから370万円プラスはバーゲンプライスだ

2017-1-5 10:35| post: biteme| view: 683| コメント: 0|著者: 文:木村 好宏/写真:Kimura Office

摘要: ニュルブルクリンクでFRモデル過去最速 南ポルトガルのアルガルヴェ・サーキットで行われる国際試乗会への参加を翌週に控えた12月9日、驚くべきニュースが飛び込んできた。メルセデスAMG GTの新たなトップ・パフォー ...

AMG GT Rサーキット試乗。GT Sから370万円プラスはバーゲンプライスだ

ニュルブルクリンクでFRモデル過去最速

南ポルトガルのアルガルヴェ・サーキットで行われる国際試乗会への参加を翌週に控えた12月9日、驚くべきニュースが飛び込んできた。メルセデスAMG GTの新たなトップ・パフォーマンス・バージョンである「メルセデスAMG GT R」が、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(北コース)で7分10秒9のラップタイムを記録したというのだ。

7分10秒というのは「ポルシェ 911 GT3 RS」の7分20秒を軽く上回り、「日産 GT-R NISMO Nアタックパッケージ」の7分8秒に肉薄する。世の中には「ポルシェ 918スパイダー」(6分57秒)や「ランボルギーニ アヴェンタドール」(6分59秒)といった7分を切るモデルも存在するが、後輪駆動のモデルとしては過去最速である。

果たしてどんな走りを見せてくれるのか、期待に胸を躍らせつつ、12月15日早朝に氷点下のドイツから冬でも春並みに温暖なポルトガルへ向かった。

専用エアロで本格的なダウンフォースを発生

昼過ぎにアルガルヴェ・サーキットに到着すると、早速サーキット走行がスタートした。ピットレーンに並ぶAMG GT Rは、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェの別名である「グリーン・ヘル」の名が与えられた、マットなグリーン・メタリックのボディに揃えられていた。7分10秒を記録した車両と同じで、ますます高ぶる演出である。

エンジンは最高出力430kW(585ps)/6250rpm、最大トルク700Nm/1900~5500rpmの4.0リッターV8ツインターボを搭載する。612psを発揮する「AMG E63 S 4マチック+」に最高出力では引けを取るが、7速ギアと最終減速比を「メルセデスAMG GT S」より低めたAMGスピードシフトDCT 7スピード スポーツ トランスミッションとの組み合わせで抜群に優れたレスポンスを実現している。

走行モードにより80~120km/hで上下に40mmほど動く、フロントのアクティブ・ディフューザーや、高速域でフラップが閉じるエアパネル、そして大型のリア・ウイングなど、エアロダイナミクスも専用に開発されている。アクティブ・ディフューザーは250km/hで40kg、リア・ウイングは最高速度の318km/hで150kgものダウンフォースを発生させる。

カーボンなどの軽量素材をふんだんに採用

軽量化も徹底している。カーボン製ルーフを採用していることは一見して明らかだが、エアロパーツはもちろん、フロントフェンダーやボンネット内のブレース、アンダーボディのクロスメンバー、ドライブシャフト、トルクチューブなどがカーボン素材で製作されている。さらに、各部にマグネシウム素材を使用したほか、チタン製サイレンサーや軽量なAMGスポーツ・バケット・シート、鍛造アルミホイール、軽量リチウムイオン・バッテリーなどを採用し、車両重量1555kg(DIN)と、AMG GT Sから15kgの軽量化を達成。結果、僅か2.66kg/psというパワー・ウェイト・レシオを実現した。

専用のアグレッシブなエアロパーツに加えて、1952年にカレラ・パナメリカーナ・メヒコで優勝した「300SL」をモチーフにした「パナメリカーナ・グリル」を与えられ、ドロドロという重低音を発するアイドリング・サウンドと相まって妖艶なオーラを放つAMG GT Rに乗り込むと、ベルント・シュナイダー氏がドライブする先導車に続いてピットレーンを後にした。

スポーツ+モードを試す

まずはスポーツ+モードを試す。パワートレインやシャシーはスポーティなセッティングだが、ESPはアクティブという状態だ。シートに身体が押しつけられる強烈な加速と、カーボン・セラミック・ブレーキによるこれまた強烈な減速に身体が慣れてくると、このスーパーカーが予想外に扱いやすいことに気づく。エンジンとブレーキは極めてコントローラブルで、ステアリング・ホイールからのインフォメーションも豊富であるため、すぐに積極的にドライビングが楽しめるようになるのだ。

ハイパワーの後輪駆動モデルであるため、神経質なハンドリングかと思いきや、100km/h以上でフロントと同位相に最大1.5度切れる、メルセデスAMG初のアクティブ・リアホイール・ステアリングを搭載していることもあり、極めて俊敏なハンドリングと高いスタビリティを両立している。限界も高く、車載のGセンサーでは、最大コーナリングGが1.3Gを超えていた。これは市販車としては相当に高い数字だ。

RACEモードでも振り回せる!

次にRACEモードを試してみた。パワートレインはパフォーマンス最優先となり、ESPはリアのスライドをある程度許容する状態である。コースインしてアクセルペダルを踏み込んだ瞬間から、ダイレクト感がまるで違う。エンジンが右足に直結しているようだ。加速力も半端ではない。カタログには0-100km/h加速が3.6秒、最高速度318km/hとあるが、過少に申告しているのではないかと思うほど強烈な加速を披露する。メインストレートでは250km/hを軽く超えていたほどである。

コーナーでは、アクセル操作で容易にリアがスライドし、カウンターステアを当てながら立ち上がってゆく。とはいえESPをカットオフしない限り、コントロールを失うことはないので、安心してアクセルペダルを踏み込めるのだ。

AMG GT Sのわずか3万ユーロ高はバーゲン価格

これほど豪快で荒々しい、しかも安心感を持って振り回せるクルマは滅多にない。それでいて速さを極めようとすると、ドライバーにそれなりのドライビング・スキルを要求する。敷居は低いが奥が深い走りを実現したAMG GT Rは、素晴らしい出来映えである。ドイツでは、19%の付加価値税込みで、AMG GT Sの僅か3万ユーロ(約370万円)高となる16万5410ユーロ(約2030万円)で販売されるが、この走りを考えるとバーゲンプライスである。極めてコストパフォーマンスに優れたスーパーカーだ。

「ハイパワー・エンジンや専用のエアロダイナミクス、軽量化、リア・ステアなどは、全てドライビング・プレジャーを最大化するために必要だから採用したのです。我々は、クルマが勝手に速く走るのではなく、ドライバーにスキルがあれば、よりハイレベルなドライビング体験ができるクルマを目指しました。A地点からB地点の間に存在する無限のディテールを、濃密に味わえるクルマに仕上がっていると自信を持っています」と、プロダクト・マネジメントを担当したヨルグ・レッツェル氏は語っていたが、彼らは本当に良い仕事をしたと言っていいだろう。

ヨーロッパでは2017年3月にデリバリー開始となるAMG GT Rは、日本には左ハンドル仕様が6月末頃に上陸する予定である。

スペック

【 メルセデスAMG GT R 】
車両重量=1555kg
駆動方式=FR
エンジン=4.0L V型8気筒DOHC直噴ガソリンターボ
最高出力=430kW(585ps)/ 6250rpm
最大トルク=700Nm / 1900-5500rpm
トランスミッション=7速DCT
タイヤサイズ=前:245/40R19、後:275/35R19
0-100km/h加速=3.6秒
最高速度=318km/h
欧州複合モード燃費=11.4L/100km
使用燃料=プレミアム
価格=16万5410ユーロ(約2030万円)
※欧州参考値


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