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新型Eクラス試乗。自動運転+新世代の軽さでゴージャスの定義が変わる?

2016-8-16 09:40| post: biteme| view: 645| コメント: 0|著者: 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹

摘要: 自動運転技術を重視するメルセデス もしやメルセデス・ベンツは「ゴージャス」の定義を変えるつもりなんだろうか? 不肖小沢はふと直感してしまった。そう、やっと乗れた新型「Eクラス」にだ。ご存じだとは思うけど ...

新型Eクラス試乗。自動運転+新世代の軽さでゴージャスの定義が変わる?

自動運転技術を重視するメルセデス

もしやメルセデス・ベンツは「ゴージャス」の定義を変えるつもりなんだろうか? 不肖小沢はふと直感してしまった。そう、やっと乗れた新型「Eクラス」にだ。

ご存じだとは思うけど、今の注目は半自動運転技術だ。一体どのクルマにいち早く最新技術を搭載するかで、その会社の姿勢が露骨に伝わってくるが、テスラがプレミアムな「モデルS」に「オートパイロット」をいち早く搭載したのに対し、日産は庶民派ミニバンの「セレナ」に「プロパイロット」を初搭載。

一方、メルセデス・ベンツは今回の高級車Eクラスに半自動運転技術であり、アシスト機能をてんこ盛りにしてきた。導入はワケあって多少遅れたようだが、ハッキリ言って書くのがイヤになるくらいのネタ数で、安全運転支援システムの「ドライブパイロット」の中に「ディスタンスパイロット・ディストロニック」「ステアリングパイロット」「アクティブレーンチェンジングアシスト」「アクティブエマージェンシーストップアシスト」などの多数機能があって、それ以外も「トラフィックサインアシスト」やら「アクティブブラインドスポットアシスト」やら「アクティブブレーキアシスト」やら「渋滞時緊急ブレーキ機能」やら「緊急回避補助システム」などを搭載。

しかもテスラが基本オートクルーズ用のシングルカメラと1つのミリ波レーダーとパーキング用ソナー、日産が単眼カメラと専用チップだけのハードなのに対し、メルセデスはステレオマルチパーパスカメラに、複数のそれも機能が違うミリ波レーダーを前後左右に搭載して車両周囲をほぼ360度監視。ぶっちゃけこのハード代だけでも数10万円かもしや3ケタ万円ぐらい行きそうな気配。

さらに、Eクラスはこれらをすべてオプションではなく標準装備! もう一つの売りのハイテクLEDヘッドライトもグレードによって標準装備して車両価格は「E 200 アバンギャルド」の675万円スタート。今回の試乗は昼間だったので残念ながら試せなかったが、片側84個のLEDを使い、ハイビーム時だけでなく、ロービーム時も見事に照射して良い場所といけない場所を分けて照らし出せるとか。(※マルチビームLEDヘッドライトはアバンギャルド スポーツ、エクスクルーシブモデルに標準装備。)

なんていうんでしょうか? もはや「今後の高級=ラグジュアリーは自動運転技術なしじゃあり得ない!」と言ってるよう。おそらく10万円以下でプロパイロットを導入する日産とはある意味正反対の姿勢なんである。

インテリアの裏テーマは豪華帆船のイメージ?

加えて驚いたのは新世代のリッチテイストの表現で、新型Eクラスのもう一つのウリはインテリア。特にドライバー目前から助手席にかけて連なる12.3インチ×2の超ワイド横長モニターは圧巻だが、デザイナー曰く「帆船のインテリアをイメージした」とか。

確かに今のメルセデスのデザインテーマは「モダンラグジュアリー」。清々しいくらいの金持ち直撃方向で、昔のドイツ的質実剛健主義は微塵もなく、いよいよ地中海のニースやカンヌあたりを漂ってそうな豪華ヨットの優雅さを本気でモチーフにしている。

言わば裏テーマは「走るハイテク豪華客船」であって、自動運転と地中海的享楽テイストの融合がメルセデスの言う「未来のゴージャス」。あからさまといえばあからさまだが、この路線に逆らえる人はおそらくいない。つくづく恐ろしきは最新メルセデスだ。

とはいえ実際にはどうかというと、見た目は簡単に言うとミニ「Sクラス」であり、ビッグな「Cクラス」だ。イマドキの丸みを帯びたイルカのようなセクシーフォルムに迫力のメルセデス顔を組み合わせたもので分かり易くセクシー。ちなみにスリーポインテッドスターがデカく入ってない旧式セダン顔は、今後出る「E 400 4マチック エクスクルーシブ」じゃないと選べないもよう。

超ロング横長モニターや新型シートに注目

さてベーシックな「E 200 アバンギャルド」の全長×全幅×全高は4930×1850×1455mmとかなりデカいが実際はそれほどデカく感じない。ギュッと締まっていて小さく感じる。

一方、インテリアは明らかに現行Cクラスの延長方向。あれよりもっと横方向のゆったり感を強調してあり、超ロング横長モニターを覆うヒサシやおっとりとしたS字カーブのパネルがヨットっぽいが、個人的に試乗車のブラック塗装のウッドはあまり好きになれない。それからセンターのエアコン吹き出し口やセンターコンソールの曲面もCクラスっぽい。明らかにラテンテイストが入ってる。

一方、ファッションデザインのデッサンから作ったというシートは明らかに腰にピタっとフィットするモダンな作り。これまた往年の椰子素材(古いメルセデスなどに多い、パーム椰子の繊維を成型して使うシートクッション)を使ったゴワゴワ感あるシートとは別物。今回は印象に残ってないが、その真価は少なくとも2~3時間座り続けてみないとわからないだろう。

それと右ハンドル車はエンジン後ろのギアボックスが大きめなせいか、運転席に座ると意外と左足をゆったり置けない。

意外な軽い乗り心地でEクラスは新時代に

肝心の走り味だが、試乗した「E 200 アバンギャルド スポーツ」は184ps&300Nmの2L直4直噴ターボを搭載。ギアボックスは全車新開発の9速ATの9Gトロニックだ。

果たしていかにもEクラスならではの、重いローラーで地面を均すような重厚な走り味を予想したが、全く違った。軽い! 全体にとにかく軽いのだ。

まず直4エンジンは特にトルクが濃厚でもなく薄くもなく、実用的に回る。個人的にはBMW製直4ターボに比べると少々物足りない。

そして乗り心地だ。確かにいい。ボディ剛性もガチっとしていて素晴らしいが、どうにも震動の伝わり方がアルミボディっぽい。聞けばホワイトボディは旧型に比べアルミの割合を7%から16%に、超高張力鋼板の割合を3%から6%に増やしただけで、重量が70kg軽くなってはいるが、走った感触はボディの半分ぐらいにアルミを使っているような感じ。

同時にステアリングはメルセデスらしいしっとり感もあるが、こちらも手応えは予想していたより全然軽い。

もはやメルセデスの走りも新時代に入ったのかもしれない。かつての重厚風味を知る人にとっては少々残念だが、コチラの方が運転はラクなはず。

ドライブパイロットはテスラより大人しい制御

肝心の半自動運転を試すべくステアリング左下のコラムレバーを上げてドライブパイロットを作動させてみた。まずは高速で試したがどのスピードでも白線を認識するなりモニター下のステアリングマークが緑になり、前走車を認識すると前走車マークが緑になる。白線がハッキリしていて、前走車が近いとものの数秒で反応する。

あとは右足をアクセルペダルから離し、ステアリングをやんわりと握っていればOK。その時のスピードで白線に沿うか、前のクルマに従ってそのまま進む。この感覚はまさに「ザ・自動運転」だ。

とはいえステアリングを自動で操作する力やシャープさはテスラのオートパイロットの方が上で、日産のプロパイロットの方がグイグイ切り込む。メルセデスはクルマ全体の上品な味付けもあるのか、全体に大人し目だ。

注目の自動レーンチェンジことアクティブレーンチェンジングアシストだが、ウィンカーを左右どちらかに出し、2秒以上経過して隣にクルマがいないとゆっくりと車線変更する。これまたテスラより大人し目で穏やか。ちゃんと動くがギュンギュン作動している感じはない。

それと隣車線が前後3台分ぐらい開いている時にウィンカーを出してみたが結局入らなかった。微妙な位置関係もあると思うが、テスラより安全方向の設定とみた。

一般道ではレーンキープ機能をチェックしてみた

ドライブパイロットは高速道路での使用が前提で、特にレーンチェンジングアシストはナビで高速を認識してないと使えないが、レーンキーピングアシストは一般道でも一応作動する。だが、これまた道が急カーブするとすぐ解除されるし、前のクルマを追ってグイグイ勝手に曲がることもない。路上の白線が途切れても前走車を認識していれば追従するって話だったが、一般道では確認できなかった。まだまだ運転に関して積極介入はしてこないようだ。

それと本国では導入されている路上の標識を読んで速度制限を変える「スピードリミットパイロット」。ある意味警察の手先のような新機能だが、日本の道は道路標識がまちまちなので導入できなかったとか。これには逆にひと安心(笑)。

ついでに話題の9速AT「9Gトロニック」だが、ギア数が多すぎるのかメーター読み100km/hちょいの速度でも9速に入らなかった。もしや日本じゃ要らない装備かもしれません。

とはいえ今回メルセデスが考える「近未来高級車像」であり「ラグジュアリーイメージ」はハッキリわかったと思う。もはや妙なゲルマン的こだわりはない。とことんハイテクで、とことんクラシカルで享楽的なのだ。それは遂にピンクやらブルーやら64色選べるセクシーな室内のアンビエントライトを見ても感じられる。

目指すは「走るハイテク豪華客船」。それがEクラスの本質なのかもしれない。

スペック

【E 200 アバンギャルド スポーツ 】
全長×全幅×全高=4950×1850×1455mm
ホイールベース=2940mm
車両重量=1700kg
駆動方式=FR
エンジン=2.0L直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボ
最高出力=135kW(184ps)/ 5500rpm
最大トルク=300Nm(30.6kg-m) / 1200-4000rpm
トランスミッション=9速トルコンAT
サスペンション=前:4リンク式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前:245/40R19、後:275/35R19
JC08モード燃費=14.7km/L
使用燃料=プレミアム
価格=727万円


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