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アルピナの新型B7ビターボに試乗。フラッグシップでふれた真骨頂

2016-8-22 16:25| post: biteme| view: 140| コメント: 0|著者: 文:竹花 寿実/写真:Kimura Office

摘要: 3世代目のアルピナB7ビターボ バイエルン州ブッフローエに本社を構えるアルピナは、BMW各モデルをベースにしたラグジュアリーで個性的なオリジナル・モデルを生産する事で知られる小さな自動車メーカーである。その ...

アルピナの新型B7ビターボに試乗。フラッグシップでふれた真骨頂

3世代目のアルピナB7ビターボ

バイエルン州ブッフローエに本社を構えるアルピナは、BMW各モデルをベースにしたラグジュアリーで個性的なオリジナル・モデルを生産する事で知られる小さな自動車メーカーである。その生産規模は年間1700台程度だが、その極めて上質な走りは、世界中で高い評価を得ている。今回は、そんな彼らの最新作であるニューB7ビターボLWBアルラート(AWD)の出来映えを確認すべく、彼の地へ向かった。

アルピナB7ビターボは、今回登場した新型で3世代目となる。初代は2001年デビューのE65型7シリーズを、2代目は2008年に登場したF01型7シリーズをベースにし、本家7シリーズのV12エンジン搭載モデルやメルセデス・ベンツSクラスのAMGモデルなどと競合するモデルとして、どちらも存在感を放った。それだけに、新型にも大きな期待を抱かずにはいられない。

控えめなルックス。内装はアルピナらしい上品な雰囲気

新しいG11型7シリーズのロングホイールベース・バージョンをベースに開発されたニューB7ビターボは、全長5250mm×全幅1902mm×全高1491mm、ホイールベース3210mmで、ボディ寸法はほぼ変わらない。

エクステリアには、「ALPINA」のロゴをあしらった専用デザインのフロント・リップ・スポイラーやトランクリッド・スポイラー、オーバル形状の4本のテールパイプを持つ専用エグゾースト・システムを採用するが、そのルックスはあくまでも控えめだ。アルミホイールは、20本の細身のフィンが特徴的な、20インチのアルピナ・クラシックを装着し、エレガントなイメージを醸し出している。

最上級のナッパ・レザーや専用のウッドトリム、「ALPINA」のイルミネーションロゴ入り専用ドアシル・プレート、アルピナ独自のシフト・ボタンを備えた、ブルーとグリーンのステッチが目に鮮やかなマルチファンクション・レザー・ステアリング・ホイール、そしてブルーLEDのバックライトがハイテク感を演出する専用のメーターパネルなどを採用したインテリアは、アルピナらしい上品さとラグジュアリーな雰囲気に溢れている。

加速フィールは圧巻だが、過剰な演出は一切無し

注目のパワーユニットは、従来通り4.4リッターV8ツインターボを搭載する。だが、大型のコンプレッサーを備えた2基のツインスクロール・ターボチャージャーの採用などにより、B5ビターボやB6ビターボを上回る最高出力447kW(608PS)/5750~6250rpm、最大トルク800Nm/3000~5000rpmというスペックを獲得した。

この強心臓に組み合わされるトランスミッションはZF製の8速ATで、駆動方式は電子制御フルタイム4WDとなっている。加速性能は0~100km/h加速3.7秒、最高速度330km/hと発表されているが、実際の加速フィールも圧巻だ。アクセルペダルを軽く踏み込むだけで、瞬時に超高速域まで達する。車両重量が2110kgもあることなど全く感じさせない強烈な加速を披露する。しかし、全開加速時でも過剰な演出は一切無く、V8サウンドはあくまで控えめ。加速そのものが上質なのだ。

アルピナ独自のスポーツ+モードを追加

ハンドリングも見事な出来映えである。エアサスペンションを備えた足回りは20mmローダウンされ、20インチのアルミホイールには、フロントが255/40ZR20、リアは295/35ZR20のミシュラン・パイロット・スーパー・スポーツを履く。さらにドライビング・ダイナミクス・コントロールには、アルピナ独自のスポーツ+モードが追加されているが、たとえスポーツ+モードを選んでも、快適性を十二分に保ったまま、スポーティかつ正確なコーナリングを実現しているのだ。

また高速コーナリング時のレスポンスとスタビリティは特に素晴らしく、リア・アクスル・ステアに高速域で操舵角を若干大きめにした独自のプログラムを採用したことが、奏功していることは間違いない。アウトバーンにおける高速安定性も申し分ない。直進性は素晴らしく、超高速域でも狙い通りのラインを正確にトレースする。ロングツーリングでも疲労を感じる事は無いだろう。

年内生産は約200台。日本には2WDの右ハンドル仕様を導入

極めて高い快適性とダイナミックな走りを兼ね備え、インテリジェンスを感じさせるルックスを備えたラグジュアリー・リムジンであるニューB7ビターボは、7シリーズでは飽き足らないエクスクルーシブなモデルを望む世界の富裕層を大いに満足させることだろう。おそらくキャラクターは全く異なるだろうが、年末頃には発売されると言われている、448kW(610PS)と800Nmを発揮する6.6リッターV12ツインターボを搭載したBMW M760Li xDriveの強力なライバルとなるはずだ。

アルピナのアンドレアス・ボーフェンジーペン社長は、「ニューB7ビターボは、我々にとってフラッグシップ・モデルです。最高のラグジュアリー性とセンセーショナルな走りを兼ね備え、乗った瞬間にアルピナの世界観に包まれる最高のラグジュアリー・リムジンを目指しました。ニュー7シリーズに物足りなさを抱く、スペシャルなモデルを求める方々に喜んでいただけるはずです。」と語っている。

まさにアルピナの真骨頂とも言うべき素晴らしい出来映えのニューB7ビターボだが、年内に約200台、来年以降も年400台程度しか生産されず、貴重な存在となることは確実である。なお、日本には2WDの右ハンドル仕様が導入され、8月中には上陸する予定である。価格は消費税込みで2395万円となっている。


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