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新型フリードにチョイ乗り。ハイブリッド+4WDも選べる多目的ミニバン

2016-9-16 15:00| post: biteme| view: 441| コメント: 0|著者: 文:塩見 智/写真:市 健治

摘要: シエンタに対する明確なアドバンテージ コンパクトミニバンのホンダ・フリードがモデルチェンジした。フリードとしては2代目、フィットベースのミニバンということでは、その前の「モビリオ」を含め、3代目というこ ...

新型フリードにチョイ乗り。ハイブリッド+4WDも選べる多目的ミニバン

シエンタに対する明確なアドバンテージ

コンパクトミニバンのホンダ・フリードがモデルチェンジした。フリードとしては2代目、フィットベースのミニバンということでは、その前の「モビリオ」を含め、3代目ということになる。3列シートの6~7人乗り仕様が特徴だが、どの世代にも2列5人乗り仕様で多少外観デザインが異なる「スパイク」という派生モデルがあった。新型は、6~7人乗り仕様も5人乗り仕様もほぼ同じ外観デザインとなり、6~7人乗り仕様が「フリード」、5人乗り仕様が「フリード+(プラス)」として発売された。

フリードにもフリード+にも、ガソリン1.5リッター直4エンジン(最高出力131ps/6600rpm、最大トルク15.8kgm/4600rpm)と、ガソリン1.5リッター直4エンジン(同110ps/6000rpm、同13.7kgm/5000rpm)と電気モーター(同29.5ps/1313-2000rpm、同16.3kgm/0-1313rpm)を組み合わせたハイブリッドが設定される。ガソリンはCVTと、ハイブリッドは7速DCTと組み合わせられる。サイドリフトアップや車いす仕様などの福祉車両もガソリン、ハイブリッドともに用意される。

同クラスの3列シートの6~7人乗り仕様としてはトヨタ・シエンタがある。シエンタにもハイブリッドがあり、JC08モード燃費は27.2km/L。後から出たフリード・ハイブリッドもぴったり同じ27.2km/Lで追従した。ガチガチガチンコ勝負なのだ。

新型フリードシリーズは豊富なバリエーションが売りで、フリードは、6人乗り仕様でも7人乗り仕様でもガソリンとハイブリッドを選ぶことができる。6人乗りに限り4WDを選ぶことができ、その場合でもガソリンとハイブリッドを選ぶことができる。フリード+は、ガソリンとハイブリッド、FWDと4WDを好きに組み合わせられる。ライバルのシエンタは、ハイブリッドと4WDの組み合わせを選ぶことができない。

本当に使える多彩なシートアレンジ

新型は全長4265mm、全幅1695mm、全高1710mm、ホイールベース2740mmと、先代よりも60mm長くなり、5mm低くなった。全幅は元々5ナンバーいっぱいなので同じ。ホイールベースも変わらない。6人乗り仕様の場合のウォークスルーをしやすくするため、リクライニング機構を薄くつくるなどの涙ぐましい努力によって、車幅が変わらないのにカップルディスタンス(左右シート間隔)を1列目で50mm、2列目で25mm拡大した。先代のキャッチフレーズは「最高にちょうどいい」だったが、新型は「ダントツにちょうどいい」だという。これについてはどっちがすごいのかよくわからない。

シートアレンジはいく通りもある。フリードは1列目と2列目を使ったフラットモードもあれば、2列目と3列目を使ったフラットモードもある。荷物をたくさん積むならフリード+が便利。感心したのは、フリード+の前席を一番前へ追いやってシートバックを前傾させ、後席の座面を起こしてから背もたれを前倒ししてフラットなスペースをつくりだした状態。上の写真を見ていただければわかるように、この状態だと大人ふたりが足をのばして寝られるし、前傾させた前席シートバック裏を背もたれにして後ろ向きに座ってもリラックスできる。

さらに、この状態でできたフラットスペースに合わせたサイズのラゲッジクッションマットも「ホンダアクセス」のオプションとして設定されていて、会場に用意されていたので横になってみたら数秒で寝そうになってしまった。このサイズでふたりまでが最も快適に車中泊できるクルマではないか。

新型では駆動用バッテリーを前席下へ搭載したことで低床化され、(4WDでも)そのフラットスペースの下に結構な荷室スペースがある。荷物をここへ突っ込んでフラットスペースを丸々使える。絶対的なサイズが限られたクルマのシートアレンジはカタログを彩るだけで本当は使えないのが多いが、フリード+の場合、実際に座ってみて、寝てみて使えると思った。このあたりは昔からの日本車の真骨頂で、外国車に対する大きなアドバンテージだと思う。何十キロもあるシートを取り外せたって、それマンションの8階まで抱えて上がれというのか! って思うばかり。格納できないと。

進化したハイブリッドの走りに期待大

この日はまだクルマにナンバーが付いていなかったのだが、会場となったツインリンクもてぎ敷地内の移動用の道路を少し走らせてみた。グレードは売れ筋の「フリード ハイブリッド G Honda SENSING」。50km/h前後までの、ちょうど市街地を走らせるような感じで走らせた。

まず静か。コンパクトカーやコンパクトカーから派生したSUVやミニバンは、うるさいというほどではないが、加速中は「ブーン」と積極的に聴きたくはないエンジン音を発する。特にハイブリッドだと音と加速が必ずしもリンクしているわけではないので、音がよけいに目立つ。普段はこのクラスだとそういうのは当たり前と思っているためにさして不満に思わないのだが、フリードは遮音の面で不利なはずのワンボックスにもかかわらず、エンジン音の車内への侵入がマイルドなので気に入った。今後はこれを基準にしてコンパクトカーでもうるさかったらうるさいと言おう。

これなら運転席と2列目や3列目の乗員が声を張り上げずとも会話が可能。運転中のお父さんが後ろで爆笑している妻と子供が羨ましくって「何をそんなに盛り上がってるの?」と尋ねるものの、もうその話題は終わっていて「え、何が?」と質問に質問でそっけなく返される……といった悲哀を味わう機会が減るだろう。静粛性こそ家族円満の秘訣なのだ!

ステアリングのギア比がクイックになった(+10%)こともあって、操舵に対する反応が素早く、キビキビ走らせることができる。そこはかとなく重心の低さを感じさせるのは、駆動用バッテリーが前席乗員の尻の下に配置されているからか。少なくともリアオーバーハングにあった先代よりもハンドリングによい影響を与えているはずだ。

まぁきわめて限定的な試乗なので、走りについて断定的なことは書けない。そのあたりは公道試乗の機会を待ちたいのだが、じろじろ眺めていろいろ触ってみた限りにおいて、フリードの完成度は高そうだ。最初からハイブリッドも選べるし、4WDを選んでもハイブリッドを選べる。価格はフリードのガソリンが188万円~、ハイブリッドが225万6000円~、フリード+はガソリンが190万円~、ハイブリッドが227万6000円~。

スペック例

【 フリード ハイブリッド G Honda SENSING(FF/7人乗り) 】
全長×全幅×全高=4265mm×1695mm×1710mm
ホイールベース=2740mm
車両重量=1430kg
駆動方式=FF
エンジン=1.5リッター直列4気筒DOHC
最高出力=81kW(110ps)/6000rpm
最大トルク=134Nm(13.7kg-m)/5000rpm
モーター最高出力=22kW(29.5ps)/1313-2000rpm
モーター最大トルク=160Nm(16.3kg-m)/0-1313rpm
トランスミッション=7速DCT
バッテリー=リチウムイオン
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:車軸式(トーションビーム式)
タイヤサイズ=前後:185/65R15
使用燃料=レギュラーガソリン
JC08モード燃費=26.6km/L
車両本体価格=251万7600円
発売日=2016年9月16日

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