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さらに細分化した最新トランパス、ミドルクラスミニバン専用の「ML」を試走

2016-5-11 11:50| post: biteme| view: 145| コメント: 0|著者: 文:竹内 龍男/写真:トーヨータイヤ

摘要: ミニバン黎明期から開発をスタート トーヨータイヤの初代トランパスmpがミニバン専用タイヤとして世に初めて送り出されたのは1995年。初代トヨタ・エスティマが1990年、初代ホンダ・オデッセイが1994年にデビューし ...

さらに細分化した最新トランパス、ミドルクラスミニバン専用の「ML」を試走

ミニバン黎明期から開発をスタート

トーヨータイヤの初代トランパスmpがミニバン専用タイヤとして世に初めて送り出されたのは1995年。初代トヨタ・エスティマが1990年、初代ホンダ・オデッセイが1994年にデビューしたばかりで、もちろんまだセダン全盛期だ。ミニバンというジャンルさえ知らない人が多い時代だった。その後、1996年にはトヨタ・イプサムやホンダ・ステップワゴンなどが登場し、瞬く間に人気を獲得。ミニバンが日本のファミリーカーとして多くのユーザーに楽しまれるようになった。

20年以上の長期にわたり、ミニバン専用タイヤを作り続けてきたトーヨータイヤが今年リリースしたのは、ミドルクラスミニバン専用タイヤの「トランパスML」だ。ターゲットはトヨタ・エスクァイア/ノア/ヴォクシー、日産セレナ、ホンダ・ステップワゴンといった中型ミニバンの上級グレード。2014年に登場したトランパスmpZに対し、アッパークラスの位置づけになる。

大変ニッチな商品のように思えるが、いまやミニバン専用タイヤは各社が参入しライバルも多い。2010年発足のラベリング制度による低燃費タイヤも種類が増えてきた。昨年あたりからは、付加価値を高めて細分化した新型タイヤのデビューが目立っている。

転がり抵抗性能を「A」から「AA」に向上

トランパスMLは、ミニバン専用タイヤの中で付加価値を高めて細分化した、この時代らしい新型モデルだ。技術面はしっかりしており、パターンデザインやコンパウンドを新開発。従来のトランパスmpZ対比で転がり抵抗を8%低減させた。ラベリング制度のグレードは、全サイズ転がり抵抗「AA」、ウェットブレーキ「b」。ミニバン用の低燃費タイヤとしてトップクラスの性能の持ち主だ。ラインナップは15~19インチ、全17サイズを設定。1インチアップだけでなく2インチアップサイズまで豊富に用意する点も注目したい。

トランパスmpZから非常に短期間で転がり抵抗が「A」から「AA」に進化したわけだが、これには開発陣の努力が光る。転がり抵抗低減効果のある新ポリマーを接地部分や内部のゴムにも採用した上、独自のナノバランス・テクノロジーを駆使して製造過程を根本的に見直した。具体的には素材を混合する温度や時間、順序などを様々な条件から徹底研究。結果として他性能を犠牲にせずに転がり抵抗のみ低減可能になったという。

非対称パターンデザインはアウト側に大型ブロックを配置。イン側は溝を細かく刻みウェットグリップ向上を狙う。センターにシャープなL字の溝を刻んだ点が特徴だ。パターンノイズ抑制や耐摩耗性にも配慮した。転がり抵抗低減のため、溝は若干浅めにしている。

走りの安定感も高まる

試乗はまず安全性を確保したサーキットでウェットから。トヨタ・ヴォクシー・ハイブリッドに装着した新型トランパスMLは、アンダーステアが出にくく、コーナリングがしやすかった。限界域でもフロントの粘りがあってアウト側に逃げていかない。同じ速度条件でトランパスmpZを試すと、アンダーステアが発生してアウト側に逃げてしまう。ラベリング制度のグレーディングは変わらないが、ウェットの安全性はアップする方向だという点が確認できた。

ドライ操縦安定性はホンダ・ステップワゴンで試乗した。危険回避を再現したダブルレーンチェンジを試すと、ミニバン専用タイヤならではの安定感が味わえる。トランパスMLは操舵に対して挙動の遅れが小さく、リアの揺れ戻しもほとんどない。ステアリングに素直に反応してくれるので狙ったラインをトレースできる。

比較で試乗した一般的なエコタイヤ、ナノエナジー3プラスは、車重に対して剛性が不足ぎみで変形が大きい。挙動が遅れがちになる。ミニバンにはやはり専用タイヤがマッチすることが確認できた。

価格面にも努力のあと

一般道はVWシャランで試乗。基本的には路面への当たりがソフトでマイルド。突き上げ感がなくフラットな乗り心地を示す。転がり抵抗を低減したためか、ダンピング感はmpZからわずかにダウンしているが、比較しなければわからない範囲といえる。

既存のトランパスmpZはライバルに対抗すべく、年初に値下げを実施。上級モデルの位置づけとなる新型のトランパスMLは、従来のmpZの価格帯に収まるという。

新世代トランパス・ブランドの中で細分化が進んでいるが、コストパフォーマンス派はスタンダードな「mpZ」、転がり抵抗低減など性能面では「ML」、大型ミニバンにはラグジュアリー志向の「LuII」、軽ハイトワゴンには「LuK」というポジショニングがはっきりしてきて、わかりやすい。

【 トランパスML・サイズ展開 】

■15インチ
195/65R15 91H
205/65R15 94H

■16インチ
195/60R16 89H
205/60R16 92H
215/60R16 95H
205/65R16 95H
215/65R16 98H

■17インチ
205/50R17 93V
205/55R17 95V XL
215/55R17 94V
225/55R17 101V XL
215/60R17 96H

■18インチ
225/40R18 92W XL
215/45R18 93W XL
225/45R18 95W XL
225/50R18 95V

■19インチ
225/40R19 93W XL

発売=2016年6月1日


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