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限定500台のザ・ビートルデューンに試乗。1.4L直4ターボの走りは?

2016-6-3 14:00| post: biteme| view: 719| コメント: 0|著者: 文:塩見 智/写真:篠原 晃一

摘要: 本来の姿なんじゃないかと思えるハマリかた いま世間はクロスオーバー祭り真っ盛り。洋の東西を問わず、ノーマルモデルの車高をちょちょいと上げて、はいクロスオーバーのいっちょ出来上がり! というビジネスを展開 ...

限定500台のザ・ビートルデューンに試乗。1.4L直4ターボの走りは?

本来の姿なんじゃないかと思えるハマリかた

いま世間はクロスオーバー祭り真っ盛り。洋の東西を問わず、ノーマルモデルの車高をちょちょいと上げて、はいクロスオーバーのいっちょ出来上がり! というビジネスを展開しているメーカーが多い。そのほとんどは悪路に強そうなルックスをまとっているものの、実際に悪路に強いわけではなく、あくまで”~風”に過ぎない。

4WD化されるわけではなくFWDのままというモデルのほうが多いし。ま、多くのユーザーも本格的な悪路走破性を望んでいるわけではなく、”~風”くらいがちょうどニーズに合致しているわけで、だからこそ流行しているのだろう。

元がカッコ悪かったら車高を上げてクロスオーバーでござい! としたってカッコ悪いというケースがほとんどだが、まれに車高を上げた姿こそが本来の姿なんじゃないかと思えるほどにクロスオーバー化がどハマリするモデルがある。今回試乗したザ・ビートルデューンはそのレアケースのひとつだと思う。

いかにも”特別仕様車”という感じ

わずかに引き上げられた車高(+15mm)、タイヤをより大きく見せる効果を狙って黒い樹脂で縁取りされたホイールアーチ、車両前後のアンダーガード風デザイン、それにプチダックテールのリアスポイラーといった専用装備が、いちいちザ・ビートルを引き立てている。

カスタマイズの方向としてはクロスゴルフやクロスポロで採用されたやり方に近い。砂丘をイメージした「サンドストームイエローメタリック」というボディカラーは、率直に言うと単なるカラシ色なのだが、見方によって派手にも地味にも見える不思議な色で、遠目にも存在感がある。

特別な仕立てにあふれる外観に負けず、ボディと同じサンドストームイエローメタリックに塗装されたインストゥルメントパネル(とドア内張りの一部)や、シート、シフトレバーブーツ、ステアリングホイールの黄色いステッチなど、内装にも専用装備がいっぱい。内装が黒一色で薄暗いVW各車とは違っていかにも”特別仕様車”という感じがする。ザ・ビートルビューンは500台限定なのだ。

1.4リッター直4ターボ搭載。1.2リッター版を上回る燃費

通常のザ・ビートルのエンジンは、1.2リッター直4ターボか2リッター直4ターボの2種類だが、ザ・ビートルビューンはそれらの中間に位置する排気量1.4リッターの直4ターボを搭載する。最高出力150ps/5000-6000rpm、最大トルク25.5kgm/1500-3500rpm。

これくらいのパワーとトルクがあれば、車両重量1340kgの車体をキビキビ走らせるには十分だ。ターボのおかげで高回転まで回さずとも充分なパワーを得られるのはフールプルーフで好ましい。7速デュアルクラッチ・トランスミッションの印象は残っていない。つまり終始スムーズだったということだ。

また、ザ・ビートルとして唯一アイドリングストップとブレーキエネルギー回生装置が備わる。その結果、JC08モード燃費は1.2リッターバージョンを上回る18.3km/Lとなっている。が、燃費については昨今いろいろ言われているようにあくまで参考数値と考えるべき。

高速道路ではビシっとした高い直進安定性

ハンドリングは基本的に素直なのだが、20~30km/hで街中を走らせている時にステアリングが重いのが気になった。フィーリングがしっとりというよりねっとりしているので、タイヤの空気圧でも足りないのかなと思って確認したが、空気はちゃんと入っていたのでこういう仕様なのだろう。

まるで10~15年くらい前のドイツ車のようなステアリングフィールで、それはそれで懐かしい感じがしたが、もう少し軽く操舵できたほうがうれしい。もっと速度を上げるとちょうどよいフィーリングとなった。特に高速道路ではビシっとした高い直進安定性を味わわせてくれた。

乗り心地は速度域や状況にかかわらず、常にダンピング強めのキビキビ系。シートクッションの硬さもこの印象を強めている。一般道ではもう少しソフトな乗り心地を好む人もいるかもしれないが、ドイツ車を好む人は、よくよく話を聞いてみるとこのダンピングの利いた乗り心地を好んでいることが多い。

使い倒してこそ真価を発揮

ザ・ビートルは何が魅力かというと、見て乗って楽しくなるようなルックスと真面目な機関部分の両立にほかならない。遊び心にあふれるユニークなスタイルやコンセプトのクルマを選ぶと、信頼性や道具としての利便性をある程度我慢しなければならないこともあるなかで、ザ・ビートルは丸いゴルフとしてガンガン使える。そしてそれはザ・ビートルデューンとなっても変わらない。少しワイルドな丸いゴルフとして使い倒してこそ真価を発揮するはずだ。価格は321万9000円。

スペック

【 ザ・ビートルデューン 】
全長×全幅×全高=4285mm×1825mm×1510mm
ホイールベース=2535mm
駆動方式=FF
車両重量=1340kg
エンジン=1.4L直列4気筒DOHCターボ
最高出力=110kW(150ps)/5000-6000rpm
最大トルク=250Nm(25.5kg-m)/1500-3500rpm
トランスミッション=7速DSG(デュアルクラッチ)
サスペンション=前:マクファーソンストラット式、後:4リンク式
タイヤサイズ=235/45R18
JC08モード燃費=18.3km/L
使用燃料=プレミアムガソリン
車両本体価格=321万9000円


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