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M4コンペティション・パッケージ緊急試乗。“GTS”を逃した人たちへ

2016-6-17 11:05| post: biteme| view: 334| コメント: 0|著者: 文:木村 好宏/写真:Kimura Office

摘要: M4 GTSは発売と同時に完売してしまった… BMWのハイエンド・ハイパフォーマンス・モデルをプロデュースするBMW M社は最近「M4 GTS」というM4ベースのクラブ・スポーツ仕様を発表した。2015年の東京モーターショーで ...

M4コンペティション・パッケージ緊急試乗。“GTS”を逃した人たちへ

M4 GTSは発売と同時に完売してしまった…

BMWのハイエンド・ハイパフォーマンス・モデルをプロデュースするBMW M社は最近「M4 GTS」というM4ベースのクラブ・スポーツ仕様を発表した。2015年の東京モーターショーで量産型が世界初デビューしたので、我々の記憶にも新しいところだ。

わずか700台という限定販売台数ゆえに、ドイツおよびヨーロッパでの割り当て台数は発売と同時に完売してしまったという。欧州以外ではアメリカに300台、英国と日本にそれぞれ30台が割り当てられており、日本での価格は1950万円と発表されている。

ところで、BMW M社はこの過熱する「M4 GTS」フィーバーの対処療法としてM4に「コンペティション・パッケージ」という工場仕様のオプションを設定して、GTSを入手する事が叶わなかったオーナーを少しでも納得させることにした。

エクステリアはあまり変わらない?

さて、この「M4 コンペティション・パッケージ」だが、エクステリアの変更に関しては説明が難しい。BMWのプレス車両プールで最初にキーを受け取った時には、このスペシャル仕様はスタンダードのM4とあまり変わらないように見えたのだ。

フロントエンドではM関連のバッジ類、さらにフロントのキドニーグリル、フェンダーのエアアウトレット・エレメントがすべてブラック・クロームである。さらにリアエンドから覗く2本のエキゾーストパイプも黒く光っている。

シャシーはGTSに準じて、コイル、ダンパー、スタビライザーまでがさらにスポーティにチューンされている。装着されるタイヤも、フロントが265/30R20(9J×20)、リアは285/30R20(10J×20)とアップグレードされている(ノーマルはフロントが255/40R18、リアが275/40R18)。アルミ鍛造ホイールは「スタイリング666M」でM4 GTSと同じデザインである。ただし、こちらはシルバーでM4 GTS専用のオレンジの縁取りは入らない。

専用の軽量バケットシートやシートベルト

一方、インテリアは説明が要らないほどの変化に満ちている。まず、専用の軽量スポーツシートが私を迎え入れる。身体を囲むようなサイドサポートのお陰でコーナリング時には最高のホールディングを約束してくれる。乗り降りにはちょっと不便だが、リクライニングはパワー・システムも採用されている。

キャビンを見渡すとMデザインのステアリングホイール、ダッシュボード、そしてシートベルトにまでM専用カラーのステッチが入り、スポーツムードを高めると同時にコンペティション・パッケージを選択したオーナーの所有する歓びを増幅させる。

エンジン、DSC、デフも専用セッティング

搭載される3.0リッター直列6気筒 ツインターボ(S55B30A)にも変化が見られる。Mスポーツ・エキゾースト・システムの採用や、DSCとアクティブMディファレンシャルの専用セッティングなどのアップグレードに加え、エンジン・マネジメントの最適化が行われ、最高出力はスタンダードから19ps上昇して450psとなった。一方、最大トルクは550Nmで変わらない。

この結果、スタンダード仕様のM4 コンペティション・パッケージのパフォーマンスは、7速DCTで0-100km/hが4秒フラット(ノーマル比-0.1秒)、最高速度は250km/hでリミッターが介入する。しかし、「M ドライバーズ パッケージ」が用意されており、ハイスピード・ドライバーズ・トレーニングへの参加を条件に最高速度が280km/hにアップされるのはノーマルM4同様だ。

私の今回の試乗計画は、BMWプレス・センターを出発して24時間レースの開催されるニュルブルクリンクまで、およそ600kmのグランド・ツーリングである。ちなみに試乗車は250km/hのリミッターが引き上げられ、最高速度は280km/hまで到達するM ドライバーズ パッケージ装着車だ。

ニュルではすっかり人気者に!

まずはミュンヘン郊外を抜け、アウトバーンをひたすら北上する。アウトバーン上ではドライビング・プログラムのコンフォートを選択。乗り心地はフラットで快適そのものだ。速度制限が解除された区間では「スポーツ」にスイッチすると、しっとりとして、フィードバックの確かなステアリングが200km/h以上でも確かな直進安定性を約束し、全く不安は感じられない。およそ3時間で250km離れたこの日の目的地へ到着することができた。疲労感は全くなく、軽いジョギングを済ませた感覚だ。

翌日の午後に一気に300kmをこなし、いよいよニュルブルクリンクへ到着する。沿道は24時間レースの観客で一杯だ。驚いたことに彼らは私のクルマがコンペティション・パッケージだと分かるらしく、しきりにジェスチャーで「エキゾースト・サウンドを聞かせて!」とせがむ。仕方なしにこちらもスポーツ・プラスを選択、スロットル・バックファイヤー・サービスをすると拍手喝采が返って来る。ギャラリーも一緒にモータースポーツを楽しむ状況はうらやましい限りだ。

日本での追加価格は98万1000円

ニュルブルクリンクへ到着すると驚きのプレゼントが待っていた。「北コースを一周して良い!」というのだ。もちろんレーシング・スピードではなく、先導車(なんとM6 GT3)を追ってのスポーツ走行だが、これが冗談ではなく速く、有名なカルーセルを含む各コーナーではきちんとラインをトレースしないと追いついて行けないほどだ。

しかし、ここでもコンペティション・パッケージの固められたスポーツシャーシによる敏捷(びんしょう)な反応と、十分なパワーを持った直6ツインターボエンジン、正確なEPSステアリング・システム、強力無比でコントローラブルなカーボンセラミック・ブレーキ(オプション)などのおかげで、先導車から大きく遅れる事無く一周を終える事ができた。

その後、日が暮れるまでニュルブルクリンクコース周辺のワインディング・ロードを心行くまで楽しませてもらったが、その時までにはこのM4 コンペティション・パッケージはまるでオーダーメイドのスポーツジャケットのように私にフィットしており、脱ぐのが惜しいほどになっていた。

コンペティション・パッケージはスタンダードのM3あるいは M4、M4カブリオレ(日本未導入)に追加注文可能で、その価格はベース車両(セダン、クーペ、カブリオレ)によって若干の差があり、ドイツでは6400ユーロ~7300ユーロ(約78万円から89万円)となっている。※1ユーロ=122円換算

日本でのオプション価格はクーペとセダンが同じ98万1000円で、すでにBMWの正規ディーラーで発売されている。※新車のM3、M4オーダー時にのみ装着が可能。

コンペティションパッケージの内容

・エンジン最高出力=331kW(450ps)※ノーマル317kW(431ps)
・アダプティブMサスペンション(コンペティション・パッケージ専用セッティング)
・専用DSCセッティング
・専用アクティブMディファレンシャル・セッティング
・ハイグロス・ブラック・キドニー・グリル、サイド・ギル、リヤ・モデル・バッジ
・20インチMライト・アロイ・ホイール(スタイリング666M、鍛造)
 ※フロント9J×20ホイール+265/30R20タイヤ
  リヤ10J×20ホイール+285/30R20タイヤ
・Mスポーツ・エキゾースト・システム(ブラック・クローム仕上げ)
・専用軽量Mスポーツ・シート
価格=98万1000円
※日本で正規販売されるM3/M4には、速度リミッターを引き上げるM ドライバーズ パッケージは未設定。


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