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Cカブリオレ海外試乗、ベストグレードはAMG C 43。Eワゴン発表会も報告

2016-6-21 12:00| post: biteme| view: 931| コメント: 0|著者: 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本

摘要: CクラスもSクラスもソフトトップを採用 太陽がまぶしい季節に「Cクラス カブリオレ」の試乗会に参加してきた。場所はスロベニアとクロアチアの国境に近い、イタリアの小さな避暑地トリエステだ。オープンカーで走る ...

Cカブリオレ海外試乗、ベストグレードはAMG C 43。Eワゴン発表会も報告

CクラスもSクラスもソフトトップを採用

太陽がまぶしい季節に「Cクラス カブリオレ」の試乗会に参加してきた。場所はスロベニアとクロアチアの国境に近い、イタリアの小さな避暑地トリエステだ。オープンカーで走る初夏のヨーロッパは素晴らしい。

実は今年の4月には「Sクラス カブリオレ」に南フランスで試乗したばかりなので、贅沢な余韻も残っている。Sクラス カブリオレもCクラス カブリオレも、ソフトトップを採用。クルマのサイズこそ異なるが、メルセデスの2+2クーペ・オープンカーはソフトトップで開発されているのだ。また、Cクラス カブリオレのソフトトップはSクラス カブリオレと同じ素材で、三層構造から成るルーフは異なる周波数の音を吸収できる。ソフトトップは室内の静粛性にも一役買っているわけだ。

Sクラス カブリオレの試乗会で聞いた話だが、ソフトトップのほうがコストは高く、さらにメタルトップとは違って素材を活かした色が選べるのは高級車に相応しいという。

一方、2シーター・スポーツカーの「SL」と「SLC」はルーフが小さいので、電動格納式ハードトップのバリオルーフを使うのがメルセデス流だ。一方、BMWは4シリーズのオープンに2+2のキャビンにもかかわらず電動格納式のハードトップを与えている。ソフトトップかハードトップか議論が分かれるところだが、ルーフを閉めた時にどんなキャラクターを与えるのか、そこで決まるはずだ。

メルセデスはベントレーやアストン・マーチンと同じようにソフトトップが持つ柔らかい素材が、温かみとラグジュアリー感を与えると考えている。一方、BMWはルーフを閉めた時は通常のクーペ・スタイルになるようにハードトップを採用する。どちらも一理あり、各ブランドの考え方の違いが現れていて興味深い。

頂点モデルのAMG C 63はオーバースペック!?

Cクラス カブリオレはCクラス・ファミリーの最後に登場した。同じプラットフォームに載っているので、パワートレーンもCクラスに準じている。試乗は頂点グレードの「AMG C 63」からスタートした。476ps/650Nmというド迫力の加速が自慢だが、タイトなコーナーでもパフォーマンスを無駄なく路面に伝えることができるだろうか。

AMG C 63は4.0L V8ツインターボを搭載する。このエンジンはAMGの掟に従って「ワンマン・ワンエンジン」のコンセプトで組み立てられる。その精密さはF1のエンジンに匹敵するほどだ。「AMG GT」と同じV8ターボで、2つのタービンがVバンク内に搭載される「ホットインサイドV」コンセプトで設計されている。ちなみにAMG GTにはドライサンプ、AMG C 63にはウェットサンプが採用されている。

Vバンク内にタービンを配置すると、排気バルブからタービンまでの距離が短くなるので、ターボのレスポンスが高まるほか、エンジン全体がコンパクトになるというメリットもある。BMWやアウディも同じコンセプトのV8ターボを持っている。また、シリンダーのウォールにスチールカーボンを溶射するアーク溶射ナノスライドによって、フリクション低減と耐久性向上も図られている。

ただ、AMG C 63はコンパクトな二輪駆動のFRなので、このエンジンはあまりにも過激すぎる。S字が連続するコーナーでスロットルをさらに踏み込むと、グッと車体が沈みこむが、リヤがムズムズしてくる。ESCが備わっているが、0-100km/h加速=4秒台前半というパワーを持て余し気味だった。

しかもカブリオレなのでダンパーを「スポーツ+」にセットするとボディが負けている感じがする。荒れた路面では突き上げも大きい。AMG C 63のパフォーマンスはサーキット以外では堪能できないだろう。

ベストハンドリングはAMG C 43 4マチック

ボディ剛性との関係では「AMG C 43 4マチック」がベストハンドリングだ。エンジンはEクラスにも使われている3.0リッターV6ターボで、367ps/520Nmのパフォーマンスは立派。ギアボックスが9速トルコンATなので、町中でも走りやすい。また、4WDの4マチックを採用しているので峠でも敵ナシで、ウインタードライブにも連れ出せる。攻めれば適度にアドレナリンが出て、ハンドリングに夢中になれる。ボディ剛性とサスペンションも程よいマッチングを見せてくれる。お金に余裕があるならAMG C 43 4マチックはオススメだ。

一方、2.0リッターターボを搭載する「C 300」、245ps/370Nmは乗り心地が抜群に快適だった。実は、AMGの2台はパフォーマンス重視でノーマルタイヤを、C 300はランフラットタイヤを装着しているのだが、オプションのエア・サスペンションを装備していたので快適な乗り心地だったのだ。ボディ剛性とのマッチングはエア・サスペンションを装備したC 300がベストだろう。

Cクラス カブリオレは後席の居住性も満足できる。1時間くらいなら乗っていても疲れない。確かに荷室は犠牲になるが、後席にゴルフバックを放り込めば問題ないし、なによりも2+2のソフトトップの優雅な佇まいに惚れ込んでしまう。今は亡き徳大寺先生の「ルーフに落ちる雨の音がいいんだよね」という名言を思い出した。たしかに、その通りだ。

新型Eクラス ステーションワゴン発表

Cクラス カブリオレの試乗会の前日に、ドイツのシュトゥットガルトで新型「Eクラス ステーションワゴン」が発表された。SUV全盛時代に、ステーションワゴンの存在感は薄くなっている。実車はエレガントなスタイルとワゴンとしての機能がうまくバランスしている感じだが、ステーションワゴンのテイストをメルセデスはどう考えているのだろう?

私はチーフデザイナーのロバート・レズニックに、ステーションワゴンのデザインの難しさを聞いてみた。ドイツには機能美を表現する「形態は、機能に従う」というバウハウスの教えがあるし、ステーションワゴンは実用車なので、あまりエモーショナルにならないようにデザインしたとコメントしてくれた。

ラゲージスペースは数字的には先代モデルよりも小さいが、実際は使いやすくなっているという。車体設計のエンジニアは「リヤサスペンションの張り出しがラゲージスペースの邪魔にならないように専用設計しています」と説明していた。たしかにダンパーマウントの張り出しが小さい。また、各国で厳しくなる衝突安全を満足させるために、リヤ回りのボディ剛性が高められている。床下はワゴン専用のボディ補強パーツも付加されている。

発売開始時は、3.0リッターV6ターボを積んだAMG E 43 4マチック(401ps/520Nm)と、新開発の2.0リッター・ディーゼルを積んだE 200 d(150ps/360Nm)が主力だろう。個人的には右ハンドルの4マチック・ディーゼルが気になるが、パフォーマンスが高いAMGE43に人気が集まりそうだ。500Nm強のトルクとAWDは最強のワゴンになるからだ。

Cクラス カブリオレのスペック例

【C 300】
エンジン=2.0L 直列4気筒DOHC直噴ターボ
最高出力/最大トルク=245ps/370Nm
0-100km/h加速=6.4秒
燃費=6.7~7.1L/100km
価格=5万1437.75ユーロ

【AMG C 43 4マチック】
エンジン=3.0L V型6気筒DOHC直噴ターボ
最高出力/最大トルク=367ps/520Nm
0-100km/h加速=4.8秒
燃費=8.3~8.4L/100km
価格=6万7919.25ユーロ

【AMG C 63】
エンジン=4.0L V型8気筒DOHC直噴ターボ
最高出力/最大トルク=476ps/650Nm
0-100km/h加速=4.2秒
燃費=8.9~9.3L/100km
価格=8万3419ユーロ
※すべて欧州参考値。価格は19%の付加価値税を含む。


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