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新型GLCに試乗。好調メルセデスのミドルサイズSUVに死角はあるか?

2016-3-21 10:00| post: biteme| view: 319| コメント: 0|著者: 文:石井 昌道/写真:菊池 貴之

摘要: GLKの後継となるGLC 2015年に輸入車販売台数ナンバー1の座を射止めたメルセデス・ベンツ。デザインや商品力が向上しているのはもちろんだが、ここ数年で車種が爆発的に増えているのも販売台数増に繋がっているのは間 ...

新型GLCに試乗。好調メルセデスのミドルサイズSUVに死角はあるか?

GLKの後継となるGLC

2015年に輸入車販売台数ナンバー1の座を射止めたメルセデス・ベンツ。デザインや商品力が向上しているのはもちろんだが、ここ数年で車種が爆発的に増えているのも販売台数増に繋がっているのは間違いないだろう。

それゆえ車名も煩雑になってきたので最近は整理する動きが出てきている。今回、GLCとしてデビューした新型ミドルサイズSUVもGLKの後継だが、先にMクラスがマイナーチェンジを機にGLEに改めたことにならい、相当する車格のセダン系のアルファベットを末尾に付けることでわかりやすくした。

GLもゆくゆくはGLSになり、GLAも含めてSUV系はフルラインアップが整理された車名で揃うことになる。ちなみに従来のGLKでは車名の後に“クラス”が付けられていたが、今はAクラスやCクラスなどアルファベット1文字の場合のみとされ、GLCなどには付かない。

まずはガソリンの2.0L直噴ターボを導入

GLCはCクラスと共通のプラットフォームを使うFRベースの4WD。一つ下のGLAはFFベースだから、そこが決定的に違う。GLKと同様に2WDは用意されず4MATICのみだが、先代はトランスファーから前輪へ駆動を配分するシャフトが右側にあったため左ハンドルしか設定できないとされていたが、今回は右ハンドルが用意された。

パワートレーンはCクラスのように多彩に用意する計画ではあるが、まずはガソリンの2.0L直噴ターボの250から導入。今年中にはPHEV(プラグイン・ハイブリッド)が追加され、待望のクリーンディーゼルはおそらく来年になる。

すべての動きが滑らかに感じられる

その昔のメルセデス・ベンツの乗り味は、快適で安心感が抜群だったが、最近ではスポーティさを追求するようになってきた。現行のCクラスも、ライバルのBMW3シリーズのお株を奪うぐらいに俊敏なハンドリングで「もうつまらないなんて言わせない」という強い意志を感じるが、それと引き換えに少しばかり乗り心地が硬い面もある。可変ダンパーやエアサスまで用意して快適性と両立させようとしてはいるが、日本仕様はランフラットタイヤを装着していることもあって、全般的には硬めの方向だ。

それに比べるとGLCは200kgほど重い車両重量とストローク感のあるサスペンションが乗り味に程よい丸みと上質な乗り味をもたらしている。GLC250 4MATICスポーツは19インチ・タイヤとスポーツサスペンションを装備するためロールは少なめで、最新のメルセデス・ベンツらしいスポーティさをもっているのだが、不快な突き上げがなく、すべての動きが滑らかでしなやかに感じる。

Cクラス以上に快適。いいモノ感に溢れる

ステアリングを切り込めばノーズは俊敏に反応するが、キュンッといきなり曲がり始めるのではなく、外側のタイヤにしっかり荷重がかかりサスペンションが沈み込みつつ、自然な感覚でヨーイング(曲がる力)が発生するわかりやすいプロセスを経ているので、じつに素直で上質な感覚なのだ。

前後輪へのトルク配分が33:67固定のフルタイム4WDも、この感覚を後押ししている。路面が荒れていてもライントレース性が高く、駆動力が安定しているのでステアリングに伝わってくるフィーリングも良好。FR以上に一体感の高いハンドリングを実現している。

突き上げや嫌な硬さが抑え込まれているとともに、剛性感たっぷりで高品質なボディによって細かなノイズや振動までもがピシャリとシャットアウトされていることも上質さを引き上げている。Cクラス以上に快適で、いいモノ感に満ち溢れているのだ。

9速ATがドライバビリティの改善に貢献

メルセデス・ベンツがラインアップする2.0L直噴ターボでも、ハイパフォーマンスな250用ユニットは1200~4000rpmで350Nmもの大きなトルクを発生するので動力性能に不満はない。

メルセデス・ベンツは全般的にアクセル操作に対する反応がおっとりとしていて、時にはもどかしく感じることもあるのだが、9速となったATはギア比が適切でドライバビリティの改善に貢献している。このボディに最大トルク300Nmの200用エンジンと7速ATの組み合わせで乗ったとしたら、パドルでの任意のシフトダウン、もしくはドライビングモードをスポーツ寄りに切り替える頻度が高くなるだろうが、250+9速ATならばそんな必要もない。トルクに余裕のあるクリーンディーゼルならばもっといいだろうと想像できるが、現状でも満足度は高い。

激戦のミドルサイズSUVの勢力図を大きく塗り替えそう

従来のGLKも評価は高く、通の間では隠れた名車的に囁かれていたが、左ハンドルのみだったこととオフローダー的なボクシーなスタイルは受けが悪かった。それに比べれば、GLCは最近のメルセデス・ベンツの好調さを支える洗練されたエクステリア・デザインとライバルを凌駕する高級感のあるインテリアで商品力は大幅に増した。

都市部で使いやすいサイズでありながら、FF系のGLAとは一線を画す上質さもある。そして何より、今風のスポーティさだけではなく、ちょっと古いメルセデス・ベンツが持っていた特有の快適性が上手く織り込まれ、絶妙なハーモニーを奏でているのが素晴らしい。使い勝手や安全装備などもクラス最高レベルで死角はほとんど見当たらない。激戦のミドルサイズSUVの勢力図を大きく塗り替えることになりそうだ。

スペック

【 250 4MATIC スポーツ 】
全長×全幅×全高=4670mm×1890mm×1645mm
ホイールベース=2875mm
車両重量=1830kg
駆動方式=4WD
エンジン=2.0L直列4気筒DOHC・直噴ターボ
最高出力=155kW(211ps)/5500rpm
最大トルク=350Nm(35.7kg-m)/1200-4000rpm
トランスミッション=9速AT
サスペンション=前:4リンク式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=235/55R19
JC08モード燃費=13.4km/L
使用燃料=プレミアムガソリン
車両本体価格=678万円


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