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レグノの軽専用タイヤ「GRレジェーラ」試乗。性能面を徹底追求した異色の存在

2016-3-31 15:20| post: biteme| view: 894| コメント: 0|著者: 文:竹内 龍男/写真:小林 俊樹

摘要: 軽自動車用レグノは開発が難しかった!? ついに軽自動車専用レグノが誕生した。レグノといえばラグジュアリーサルーン向けとして広く知られているが、最近ではミニバン用やコンパクトカー用などにも注力している。今 ...

レグノの軽専用タイヤ「GRレジェーラ」試乗。性能面を徹底追求した異色の存在

軽自動車用レグノは開発が難しかった!?

ついに軽自動車専用レグノが誕生した。レグノといえばラグジュアリーサルーン向けとして広く知られているが、最近ではミニバン用やコンパクトカー用などにも注力している。今回デビューしたREGNO GR-Leggera(レグノ ジーアール・レジェーラ ※以下、GRレジェーラ)は、パターンデザイン、構造、コンパウンドなど全て専用開発した意欲的な最新作だ。Leggeraはイタリア語で「軽量」の意味を持つ。

2015年にセダン&ミニバン用の新型REGNO GR-XI(レグノ ジーアール・クロスアイ)が登場したとき、実は軽自動車用も同時にリリースするはずだった。しかし克服すべき課題が山積し、完成までさらに1年を要したという。

克服すべき課題とは、まず耐摩耗性能だ。軽自動車の走行シーンといえば街中がメインで、小さな路地や車庫入れでタイヤは酷使される。とくに停止時に操舵を行う「据え切り」は、タイヤ表面に大きなダメージを与え摩耗を促進する。

さらに、軽自動車のタイヤは外径、外周が小さい。これは耐摩耗性や転がり抵抗、グリップにも不利に働く。例えば軽自動車用として一般的なサイズ、155/65R13の外周は約1670mm。乗用車用の一般的なサイズ、195/65R15の外周約2006mmと比較すると約20%短い。つまり、一定距離を走行したとき、1つのブロックが路面に当たる回数が1.2倍に増加。接地圧が同じと仮定した場合、摩耗が1.2倍も早く進むことになる。ほかにも外径が小さいと接地部の屈曲が大きくなり転がり抵抗は不利になる。また、接地長が短いため前後グリップを得にくく、結果としてブレーキ性能を向上しにくい。

軽自動車タイヤとしては破格の豪華仕様

ではGRレジェーラは具体的にどのように課題を克服したのか。レグノは静粛性や乗り心地、操縦安定性なども含めて「グレートバランス」をコンセプトに掲げている。特徴的なのが、接地面内部のスチールベルトの振動を抑えるノイズ吸収シートIIの採用だ。ロードノイズ抑制のほか、耐摩耗性や高速域の操縦安定性にも効果があるが、軽自動車のタイヤはコストを考慮して同素材を採用しない場合が多い。レグノらしい豪華な部材といえる。

トレッドパターンはピッチノイズを徹底的に抑え込むため横溝を廃した、専用新開発の非対称デザインを採用。ブロック剛性が上がり過ぎると荒れた路面でロードノイズを拾いやすくなるため、サイプを千鳥に刻み、ノイズを抑えながら耐摩耗性を引き上げるべく剛性を最適化した。ショルダー部のサイプは内部をM字に立体化してブロックの倒れ込みを抑制。偏摩耗対策と前後グリップの向上に効果がある手法だ。

サイドウォールは非対称形状を採用。プレイズで培った操縦安定性向上技術で、高速直進性やコーナリング時のリニアリティを高める。サイド内部はハイトワゴンに対応するため高剛性のパワーサイド構造を搭載した。

コンパウンドはシリカの分散性を向上。転がり抵抗とウエットグリップの両立、さらに耐摩耗性を引き上げたニュータイプで、世代としてはGR-XIより新しいものになる。

いずれも軽自動車用タイヤとしては破格の豪華仕様だ。気になる走りはどうなのか。

従来の軽用タイヤには無い静粛性と剛性感

ダイハツ・ムーヴとホンダN-BOXで155/65R14サイズのGRレジェーラを試乗した。スタートした瞬間、良路ではタイヤから侵入するノイズがほとんどないことに気づく。表面が荒れた路面では「サー」や「ザー」というロードノイズが聞こえるが、高めの周波数ですっきりしていた。比較用のエコピアEX20Cに乗り換えると低周波のこもり音や「ゴー」というロードノイズが聞こえる。一般的な軽自動車用タイヤから比べれば静かだが、音質はGRレジェーラの方が軽やかで疲れにくいだろう。ピッチノイズはエコピアEX20Cがわずかに聞こえる程度で、GRレジェーラは耳を澄ましてもほとんど聞こえない。

静粛性より印象的だったのは走りのしっかり感だ。60km/hぐらいの速度でも直進性の良さが実感できる。非対称形状の効果で、タイヤそのものがクルマのトーイン方向に働く内向きの力を発生し、直進性を高める。修正舵も少ない。コーナリングやレーンチェンジでは、パワーサイド構造のおかげで切れ遅れやロールが小さくスムーズだ。

軽自動車用タイヤとしては異例のしっかりした剛性を感じる。乗り心地は若干固めといえるが、当たりは丸く、タイヤの変形よりサスペンションを積極的に動かすタイプだ。

メーカーのテストではエコピアEX20C対比、ロードノイズが24%低減、耐摩耗寿命10%向上、ウエットブレーキは4%短縮しながら転がり抵抗を同等に抑えたという。軽自動車用タイヤはコスト最重視のモデルが多い中、GRレジェーラは性能面を徹底追求した異色の存在だ。摩耗したタイヤから履き替えた場合、その静粛性に驚くだろう。上級セダンから軽自動車に移行したダウンサイザーには最適。上質な走りを求めるドライバーにぜひ試してほしい。

サイズ

165/55R15 75V 1万7820円
165/55R14 72V 1万6308円
155/65R14 75H 1万3500円


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