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44年ぶりに復活したSクラスカブリオレとSLKのMC版・SLCに試乗

2016-5-3 10:00| post: biteme| view: 965| コメント: 0|著者: 文:清水 和夫/写真:メルセデス・ベンツ日本

摘要: 最高に贅沢なドライバーズカー ときおり冷たい風が吹き下ろす南フランスのリゾート地・ニースでメルセデスのオープンカーの最新モデル2台に試乗した。1台は「Sクラス カブリオレ」。 2+2シーターの高級クーペのオー ...

44年ぶりに復活したSクラスカブリオレとSLKのMC版・SLCに試乗

最高に贅沢なドライバーズカー

ときおり冷たい風が吹き下ろす南フランスのリゾート地・ニースでメルセデスのオープンカーの最新モデル2台に試乗した。1台は「Sクラス カブリオレ」。 2+2シーターの高級クーペのオープンカーなので、メルセデスの最上級ドライバーズカーだ。もう1台はメルセデスのスポーツカーのエントリーモデルであり、バリオルーフという電動ハードトップの「SLC」。タキシードとブラックタイが似合いそうなSクラス カブリオレと、ジーパンTシャツで乗れるSLCをレポートする。

Sクラスというと最高級セダンのイメージが強いが、クーペも用意されている。ちょうどベントレーのコンチネンタルGTと同じセグメントだ。そんなメルセデスの高級クーペをベースにしたカブリオレが1961から71年に生産された「W111」で、気品にあふれるスタイルは富豪の間で人気が高かったという。

そのSクラス カブリオレが44年ぶりに復活したのだ。オープンのスタイルはボディのエッジラインがシャープで、リアエンドのスタイルはむしろハードトップよりもスポーティだ。高級クーペはビジネスシーンでも似合いそうだが、オープンモデルこそ大人の贅沢という感じがする。

贅沢なカブリオレはソフトトップに限る

多くの高級カブリオレがそうであるように、Sクラスもソフトトップにこだわっている。2+2シーターはキャビンの開口部が2シーターよりも大きいので、ハードトップは技術的に困難だし、見た目もソフトトップのほうがセレブだ。スタイルもいいし、性能はSクラス譲りなので、足りないものはないだろう。このクルマこそ、メルセデスの頂点に君臨する最高に贅沢なドライバーズカーではないだろうか。

三層構造のソフトトップは異なる素材を組み合わせているので、振動や騒音を上手に吸収してくれる。音の残響も少ないので、むしろハードトップよりも快適かもしれない。とにかく静かなキャビンの静粛性に驚いた。60km/h以下なら20秒くらいでルーフをドロップできる。オープンカーって、こんなに爽快なのかと感動する。

雲の上を走るようなS500と速さのAMG S63

エンジンは「Sクラス カブリオレ S500」が4.7L V8ツインターボ、「メルセデスAMG Sクラス カブリオレ S63 4マチック」は5.5L V8ツインターボを積む。この2台はかなりキャラクターが異なる。

AMG S63はパフォーマンスも高いが、1000Nm近いトルクを無駄なく路面に伝えるために4マチック(AWD)で武装している。オープンカーでもパフォーマンスに妥協はなく、0-100km/h加速はツインクラッチのAMGスピードシフトMCT 7を駆使すると3.9秒。この速さならポルシェターボ Sカブリオレ(同3.1秒)がライバルになってきそうだ。

S500はS63のような速さはないが、まるで雲の上を走っているようなしなやかな乗り心地が得られる。この感覚はポルシェやベントレーでは味わえないかもしれない。開口部が大きいカブリオレだが、荒れた路面でも、ボディはミシリともいわない。驚くほどボディ剛性が高いのだ。

名前をSLCに変え、SL風にフェイスリフト

ライトウェイトスポーツカーの「SLK」がフェイスリフトを機に「SLC」というモデル名に変わった。SLCの「C」はCクラスと共通のパワートレーンを使う意味があるらしい。SLKの「K」はショートホイールベースの「短い」という意味で、SLの「S」はスポーツ、「L」は軽いという意味だったが、SLCになっても基本的なコンセプトは変わらないという。

スタイリングは前のモデルよりも精悍さを増している。すれ違ったが、兄貴分のSLと間違えてしまいそうだ。3サイズで比べるとSLのほうがよりワイドなので実物は低く見える。SLはポルシェと並んでスポーツカーの黄金比を持っているのだ。

トレッドがSLよりも狭いSLCはやや背が高く見えてしまうが、そのコンパクトなボディが使いやすさにもつながっている。ニースの裏山の山岳路はアルトワークスで走りたくなるほど狭い道が続くが、なんのことはない。コーナーのインをギリギリまで攻めることができる。

日本には直4ターボとV6ターボを導入予定

SLCはSLと同じ電動格納ハードトップが特徴だ。40km/hまで開閉が可能で、ルーフを格納しても335Lのトランクスペースが確保されている。

テスト日はあいにくの小雨だったが、止んだらルーフを開け、降ったら閉め、というのを繰り返した。そんなときバリオルーフはあっという間に開閉できて便利だ。開けるとアルプスの冷たい風が吹き込むが、シートヒーターと、首周りを温風で温めるエアスカーフがあれば快適にオープンドライブが楽しめる。特にエアスカーフが効果大で、熱いシャワーを浴びたときのように首筋を温めてくれる。

パワートレーンは3つのエンジンが搭載される。「SLC 300」は245psの2リッター直4ターボ。もっともホットなモデルは「メルセデスAMG SLC 43」で367psの3リッターV6ターボだ。このエンジンはCクラスのC450に搭載されるエンジンと同じ。そして「SLC 250 d」は2.2リッターディーゼル。国内はSLC 300とSLC 43が導入されそうだ。

気軽に楽しめるSLC 300

SLC 300は気軽に楽しめるスポーツカーだ。ポルシェのような本気モードにならなくてもいい。9Gトロニック(9速トルコンAT)が備わるので、100km/hまではクロスギアレシオで想像以上に加速がシャープ。公表されるデータでは0-100加速は5.8秒の速さを持っている。新型ボクスター(2L直噴ターボ)が5.1秒であることを考えると、SLC 300も頑張っている。

ライバルとなりそうな「アウディ TT」や「ポルシェ ボクスター」と比べると、SLCは乗用車ライクなテイストと言える。サスペンションもストロークするし、乗り心地は快適だ。スポーツモードにセットすると、サスペンションはダンピングが高まりステアリング・レスポンスが機敏になる。

サーキットも意識したSLC 43

リアルAMGではないが、AMGのDNAを持ったSLC 43はトルクフルなV6ターボを搭載する。ワインディングで不用意にアクセルを踏み込むと、簡単にリヤがブレークする。機械式LSDもオプションで用意されるなど、サーキットを少し意識して開発されたようだ。非公式だが、ニュルを7分50秒くらいで走る実力を持っている。

SLCは実用性とスポーツ性を兼ね備えたメルセデスカーだが、そのキャラクターは決してチープなものではなかった。SLCの成長によってSLの存在感が脅かされるかもしれないが、それはそれで面白い兄弟対決がみられそうだ。

スペック例

【 メルセデス・ベンツ Sクラス カブリオレ S500 】
全長×全幅×全高=5027mm×1899mm×1417mm
ホイールベース=2945mm
車両重量=2155kg
駆動方式=FR
エンジン=4.7L・V型8気筒DOHC直噴ターボ
最高出力=335kW(455ps)/5250-5500rpm
最大トルク=700Nm/1800-3500rpm
トランスミッション=9速AT
サスペンション=前:マルチリンク式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前後245/50R18
0-100km/h加速=4.6秒
欧州複合サイクル燃費=8.5L/100km
使用燃料=プレミアムガソリン
※欧州参考値

【 メルセデス・ベンツ SLC 300 】
全長×全幅×全高=4133mm×1817mm×1301mm
ホイールベース=2430mm
車両重量=1505kg
駆動方式=FR
エンジン=2.0L・直列4気筒DOHC直噴ターボ
最高出力=180kW(245ps)/5500rpm
最大トルク=370Nm/1300-4000rpm
トランスミッション=9速AT
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前225/45R17、後245/40R17
0-100km/h加速=5.8秒
欧州複合サイクル燃費=5.8L/100km
使用燃料=プレミアムガソリン
※欧州参考値


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