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アジアが鍛えたワイルド&ゴージャスなSUV、パジェロスポーツに試乗

2015-12-2 09:45| post: biteme| view: 833| コメント: 0|著者: 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之

摘要: 正体は豪華版トライトン、日本導入は未定 ううっ……、あまり期待してなかったけど予想外にカッコ良くて骨太かつ実用的。これはいい。やっぱ三菱はこの路線なのかも? と思わせられましたよ新型パジェロスポーツ! ...

アジアが鍛えたワイルド&ゴージャスなSUV、パジェロスポーツに試乗

正体は豪華版トライトン、日本導入は未定

ううっ……、あまり期待してなかったけど予想外にカッコ良くて骨太かつ実用的。これはいい。やっぱ三菱はこの路線なのかも? と思わせられましたよ新型パジェロスポーツ!

後で聞くと悲しくなるので先に言っておくと、このモデルの日本導入は未定。ではなぜ乗れたかって、たまたま先日の東京モーターショー期間中、来日したASEAN系ジャーナリストなどのゲスト向けに開かれた三菱のクローズド試乗会。それこそがASEAN向けの新型SUV、パジェロスポーツのお披露目で、せっかく日本で開かれるんだからと日本メディアも呼んでくれたと。ある意味、おこぼれなワケです(笑)。

というのもこのパジェロスポーツ、実はほぼ完全にASEANや新興国やロシア向け。パジェロの名こそ付いているものの、実質アジアで人気のミッドサイズピックアップトラック「トライトン」の豪華版だからだ。

新たな三菱の4番バッター!?

歴史を紐解くと、源流は日本でも発売されていたチャレンジャー。当時は日産テラノやハイラックスサーフなどピックアップベースのSUVが人気だったからだが、その後日本は効率的な乗用車ベースのSUVに移行した。

かたや本格ラダーフレームの上にキャブ付きボディを載せた骨太ピックアップSUVは「パジェロスポーツ」と名前を変え、2000年代に入ってタイ生産に切り替わり、ASEANで伸びた。中でも2代目はタイ、インドネシア、フィリピンを中心に7年間で約40万台! 今やトライトンとあわせて三菱の世界販売の2割強を占めるというから凄い。もはや新たな三菱の4番バッターになりつつあるのだ!

絶妙にカッコいいマッチョスタイル

ってなわけで、小沢は富士山麓の本格オフロードコースに赴いたわけだが、まずビックリしたのは予想外のカッコよさ。写真で見ると、一瞬今どきの三菱SUV、アウトランダーにも似た流線型フォルム。横ジマで左右にハネたフロントグリルといい、ラテンオヤジのヒゲのようなバンパー周りといい、まごうことなき三菱マスク&フォルム。

が、どこかしら絶妙にイケてる。それは全長×全幅×全高で4785×1815×1805mmとひと回り長く高いボディもさることながら、ピックアップベース独特の腰高フォルムよね。ラダーフレームがゆえフロア全体が上がり、意外にフェンダーがブリッと膨らんでてオシリも上向いている。要はマッチョなアスリートの如き逆三角形スタイル。

タイヤはデカめで、室内に入れば明らかに床が高く、乗用車とは別物のアスレチックな世界。それでいてインパネやシフト回りには上質なソフトパッドやメタリックパーツが使われ、シートはリッチな本革タイプも選べる。もちろん室内はラダーフレームゆえさほど開放感はない。だが、3列シートが選べて最大7人乗れるし、3列目を畳めば広いラゲッジが得られる。

軟派なシティ派SUVとは違う

一方、それとはウラハラなのが骨太な走行フィールでメインエンジンはアジア的にエコな最新2.4リッター直4MIVECディーゼル。三菱初の8速ATと組み合わされ、従来モデルから17%も燃費を向上。それでいてパワー&トルクは180ps&430Nmで、特にトルクは極太。

しかも駆動方式はパジェロ譲りの本格4WDシステム「スーパーセレクト4WD-II」。フロアのダイヤル1つで「2H」「4H」「4HLc」「4LLc」とスーパーローギアまで選べる上、ボタン1つで電子制御の「ヒルディセントコントロール」や「オフロードモード」が選べる。

これがやっぱり軟派なシティ派SUVとは違うのだ。シフトを入れたとたんに、ガンと駆動系に振動が伝わり、ギア周りの剛性感を感じさせ、スーパーローの「4LLc」を選べば、エンジン高回転のまま超低速で急な荒れ地をグイグイ登っていく。この本格風味とゴージャスさの組み合わせは今までの三菱SUVにはないかもしれない。

アジアが育てたワイルド&ゴージャス。日本導入の可能性は?

しかし、なぜこんなバランスのクルマに育ったのかってそれは、ASEAN特有の需要だ。ポイントはラダーフレームボディと税制で、そもそもあちらでピックアップトラックはほどよい悪路走破性と利便性を兼ね備えた“半農民車”。フレーム付きで牽引は出来るし、人も荷物もほどよく載るからだ。

だから乗用車の税金が数10%なのに、ピックアップはわずか数%なんて国もあって、タイにしろ半分はこの手。まさしく日本の軽の如く“国民の足”となってしまい、最初は仕事用や農業用だったのだが乗用車としても使われ始めてゴージャス化。知られざるアジアの高級車となってしまったわけだ。だから新型パジェロスポーツもこれだけ骨太&ゴージャスなのである。

果たしてメインはASEANだが、今後先代と同じくオーストラリアやロシア、中南米、中東と世界展開をしていくとのこと。もしや日本の三菱ファンも本気で望めば、この知られざる高級骨太SUVを選べる日が来るかもしれない。

スペック例

【 パジェロスポーツ GT-Premium 】
全長×全幅×全高=4785mm×1815mm×1805mm
ホイールベース=2800mm
車両重量=2085kg
駆動方式=4WD
エンジン=2.4L直列4気筒DOHCディーゼルターボ
最高出力=133kW(181ps)/3500rpm
最大トルク=430Nm(43.8kg-m)/2500rpm
トランスミッション=8速AT
サスペンション=前:ダブルウィッシュボーン式
        後:3リンク式
タイヤサイズ=265/60R18
使用燃料=軽油
※日本未導入のため参考値


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