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新型 BMW 7シリーズに試乗。ハイテクとぶれない哲学がそこにはある

2015-12-14 10:55| post: biteme| view: 787| コメント: 0|著者: 文:九島 辰也/写真:篠原 晃一

摘要: 量産車初のハイテクを満載 およそ7年ぶりに「BMW 7シリーズ」のフルモデルチェンジが実施された。このクラスのユーザーは保守的な層が多いのか、6世代目となる新型は、かつてのクリス・バングル氏がデザインしたよう ...

新型 BMW 7シリーズに試乗。ハイテクとぶれない哲学がそこにはある

量産車初のハイテクを満載

およそ7年ぶりに「BMW 7シリーズ」のフルモデルチェンジが実施された。このクラスのユーザーは保守的な層が多いのか、6世代目となる新型は、かつてのクリス・バングル氏がデザインしたようなドラマチックな変化は見受けられない。が、その中身はまるで未来カーのようになっている。まさにリアル世界の“ボンドカー”とも言えそうだ。

そう感じたのは先だってポルトガルで行われた国際試乗会が最初である。7シリーズから降りたったドライバーがクルマをキーでコントロールし、エンジンの停止/再始動はもちろん、車庫入れまでできるというのだから恐れ入る。この「リモート・コントロール・パーキング」のデモを目の当たりにした時は、感嘆の声を上げるしかなかった。

また、LEDライトの約2倍の照射距離(最大600m)を持つという「レーザー・ライト」も驚きに値する。他社の各モデルがようやくLEDヘッドライトを装備し終わったタイミングで、7シリーズはさらに先へと進んだ。

ウルトララグジュアリーな装備はロールス譲り

リアシートのタブレット型操作パネル「タッチ・コマンド」も、まさに時代の最先端をいっている。ここでは、マッサージ機能(リアシートはオプション)やブラインドの操作、アンビエントライトの調光などが行える。もちろん、インターネットもそう。クルマがWi-Fi電波を発するので、ネットサーフィンを気軽に楽しむことができる。

指や手の動きでオーディオなどを操作する「ジェスチャー・コントロール」もそうだろう。ドライバーは進行方向から目線を逸らすことなく好みの操作を行える。

「スカイラウンジ・パノラマ・ガラスルーフ」も見逃せない。天井一面に満天の星空のようなライティングが広がる。この辺はどうやらロールス・ロイスのノウハウを採り入れているらしい。走りのパフォーマンスはBMWが、ウルトララグジュアリーな装備はロールス・ロイスがそれぞれ知恵を働かせているという図式だ。

実際よりも軽く、小さく感じる

そんな新型7シリーズだが、やはり走ってナンボというのは変わらない。このサイズであっても、BMWらしい走りを実現することは大命題だ。

今回の試乗では、ガソリンエンジンの3リッター直6ターボに乗った。要するに「740i」と「740Li」だ。ポルトガルでは同排気量のディーゼル「740d」とV8ユニット搭載の「750Li」をテストしたが、今回それはない。日本市場へはまず「740i」と「740Li」がデリバリーされ、遅れてV8がやってくる。

走りだして最初の印象は、実際よりもクルマが軽く感じられること。従来より130kg減量したというボディは想像以上に軽やかにスタートし、軽快なフットワークでワインディングを駆け抜ける。しかも、BMW初となる前後エアサスペンションが絶妙に慣性モーメントをコントロールし、キャビンをフラットにキープする。いやはや、お見事な躾けだ。

さらに走り続けていると、だんだんクルマが小さく思えてくる。あまりの機敏さに、2クラスくらい小さく感じられるのだ。これはある意味、大きなクルマを動かす精神的な負担を軽減する。細めの路地に入ったときに、いま自分が運転しているのがフルサイズサルーンであることを思い出すほど、であった。

こうした恩恵の源は、「カーボン・コア」と呼ばれる独自のフレーム構造にある。BMWは次世代モビリティ「i」シリーズの開発によって、CFRP(カーボンファイバー強化樹脂)の成形ノウハウを手に入れた。ポルトガルではそのカットモデルを目にしたが、かなりユニークな手法が使われていた。アルミニウムでCFRPをサンドイッチするというものだ。これを強度の必要なピラーに採用し、剛性アップと軽量化を両立している。

ブランド哲学に直結する先進テクノロジー

今回BMWジャパンは、かなり新型7シリーズの販売にチカラを入れている。丸の内に期間限定のシークレットラウンジ「BMW 7 Lounge」を設けたり、7つのブランドとのコラボを行った。ブルガリ、ライカ、リーデル、モエ・エ・シャンドン、などなど。これまでもこのクラスのモデルは様々なコラボが行われてきたが、これだけ集めたのはすごい。チカラの入り具合がお分かりいただけるだろう。

ハイテクで彩られた新型7シリーズの個性は強い。モデル末期のレクサスLSとの違いは明確だし、メルセデスSクラスとはベクトルが異なるのが分かる。前述したような未来的装備はBMWが考える高級サルーンの在り方であり、アイデアだ。

そして走り。クルマを軽く作ることのメリットを最大限に活用する方針は、「駆けぬける歓び」を実践するBMWならではと言えなくもない。どのクラスであってもBMWらしい走りを手に入れられるのは、実に素晴らしいことである。

 

関連記事:新型「BMW 7シリーズ」がハイテク満載でデビュー

スペック

【 BMW 740Li 】
全長×全幅×全高=5250×1900×1485mm
ホイールベース=3210mm
車両重量=1980kg
駆動方式=FR
エンジン=3.0リッター直列6気筒DOHC・直噴ターボ
最高出力=240kW(326ps)/5500rpm
最大トルク=450Nm(45.9kg-m)/1380-5000rpm
トランスミッション=8速AT
サスペンション=前:ダブルウィッシュボーン式
        後:インテグラル・アーム式
タイヤサイズ=245/50R18
JC08モード燃費=12.2km/L
使用燃料=プレミアムガソリン
発売日=2015年10月29日


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