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ポルシェ911 GT3 RSとケイマンGT4、富士スピードウェイで徹底試乗【前編】

2015-12-25 14:25| post: biteme| view: 572| コメント: 0|著者: 文:島下 泰久/写真:篠原 晃一

摘要: もっともレーシングカーに近いポルシェ 2015年、ハードコアなポルシェフリークたちの話題の中心となったのがこの2台、「911 GT3 RS」と「ケイマンGT4」だ。いずれもポルシェモータースポーツが開発に携わり、走りに ...

ポルシェ911 GT3 RSとケイマンGT4、富士スピードウェイで徹底試乗【前編】

もっともレーシングカーに近いポルシェ

2015年、ハードコアなポルシェフリークたちの話題の中心となったのがこの2台、「911 GT3 RS」と「ケイマンGT4」だ。いずれもポルシェモータースポーツが開発に携わり、走りに特化して性能を磨き上げたラインナップの中でもっともトンガッたモデルである。

そんな飛び切りの2台を、富士スピードウェイで存分に試す機会に恵まれた。実は筆者は2015年、ポルシェのワンメイクレースである「ポルシェGT3カップ チャレンジ ジャパン」を戦っており、ちょうど試乗の前の週にここ富士スピードウェイでのレースを終えたばかり。まだ身体の中に残るカップカーの記憶とも照らし合わせつつ“もっともレーシングカーに近いポルシェ”を味わってみたのだった。

自然吸気エンジンのくせして

レースの時と同様にレーシングスーツを着てヘルメットを被り、まず乗り込んだのは「911 GT3 RS」。背が高く、背中を丸めるように座るドイツ人に合わせているらしいフルバケットシートは相変わらずどうにもポジションを取りにくいのだが、それでもキーをひねり、GT3の3.8Lから4.0Lへと排気量が拡大されて、最高出力500ps、最大トルク460Nmを発生するに至ったフラット6ユニットを目覚めさせると、荒ぶるサウンドとダイレクトに伝わる振動が、気持ちを自ずと昂らせる。

「PDK SPORT」をオン、ESCとTCはともにオフにして、PDKのフロアセレクターをDレンジから横に倒し、マニュアルモードにして発進させると、ピットロードを抜けて1コーナーまで加速していく時点で、早速エンジンの低速トルクの厚みに感心させられることとなった。8800rpmまで回る自然吸気エンジンのくせして、踏み込んだ瞬間から背中をドンと押されるかのようなパワフルさ。GT3との、たった200ccの排気量の差を、まざまざと実感させる。

しかも、その力感は決して頭打ちすることなく、回転上昇に伴って更に迫力を増していくのだから堪らない。押し寄せるパワーとトルクに豪放なサウンド。思わず首が仰け反りそうになり、ヘルメットの中でひきつった笑いを浮かべてしまう。素晴らしい快感。そう表現するほか無い。レヴリミットはGT3の9000rpmより若干下がっているが、そこに至るまでの迫力は完全に一枚上手。PDKのまさに電光石火のシフトアップの後も、まったく勢いが削がれることなく回転計の針が駆け上がっていく様には、頭の中が真っ白になる。

この日の911 GT3 RSは…

コーナリングも「GT3」とはちょっと違った印象だった。まず単純に、ターンインからして速度が更に高い。918スパイダー用のタイヤと近い構造を採るよりワイドなタイヤに、よりワイドなトレッドのおかげだろう。しかもステアリングは操舵力こそ重めながら、そのぶん饒舌な手応えを返してくるから、狙ったラインに鼻先を滑り込ませるのは容易い。このダイレクト感には、運転がうまくなったかのような錯覚すら覚えてしまう。

もう少し細かく見ていくと、1コーナーではその高い速度を保ったまま、想像以上にクルリと向きが変わった。さすがリアアクスルステアの効果……なんて最初は思ったが、速度域からすれば後輪は同位相に切れているに違いなく、つまりはむしろ高いグリップとそれを活かす明らかに剛性高いボディ、更にはアクティブエンジンマウントなどの効果が表れているのだろう。

正直なところ、この日は特にこの1コーナーは時にオーバーステア気味にすら感じられたが、それだけで特性を評価できない。GT3の伝統でこのクルマもサスペンションのアライメント、リアウイングの角度などセッティングの幅が、まさにレーシングカー並みにとられている。タイヤの内圧設定も含めて、それをコースごとにベストに合わせ込んでいくのが、本来のGT3 RSの走らせ方のはずである。つまり“この日の911 GT3 RSは”、1コーナーでややオーバーステア気味だったという話だ。

レーシングカーに肉薄するパフォーマンス

一方で、ヘアピンの後の右高速コーナーである300Rなどでは、ベタッと路面に貼り付くかのような安心感を味わわせてくれた。この辺りは、高速域では後輪を同位相に操舵するリアアクスルステアや大きなダウンフォースを生む空力性能の貢献度が大きいはずである。

1周してきてメインストレートへ。1コーナーに向けてブレーキングに入る直前、ちらりと目をやった速度計には268km/hという数字が表示されていた。速い。今回、自分では計測はしていないが、1周のラップタイムは筆者が今年走らせたタイプ997のカップカーの2秒落ちくらいだったという。市販車に公道走行用タイヤで、スリックタイヤの本物のレーシングカーにそこまで肉迫して走れるのだ。

最後の周はクーリングに徹し、ピットロードへ。センターコンソールの「PIT SPEED」ボタンを押すと、予め設定しておいた制限速度でリミッターがかかる。こんなところまで、レーシングカーさながらなのが911 GT3 RSである。

■後編につづく

スペック

【 911 GT3 RS 】
全長×全幅×全高=4545mm×1900mm×1290mm
ホイールベース=2455mm
駆動方式=RR
車両重量=1420kg
エンジン=4.0L 水平対向6気筒DOHC
最高出力=368kW(500ps)/8250 rpm
最大トルク=460Nm/6250rpm
トランスミッション=7速PDK(DCT)
使用燃料=プレミアム
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前:265/35ZR20
       後:325/30ZR21
欧州複合モード燃費=12.7L/100km
0-100km/h加速=3.3秒
最高速度=310km/h
車両本体価格=2530万円


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