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V60クロスカントリー。エンジンも走りもドイツ車とは世界が違う

2015-10-26 11:35| post: biteme| view: 224| コメント: 0|著者: 文:小沢 コージ /写真:望月 浩彦

摘要: ボルボがデンソーを選んだのはナゼか? かつてのボルボクロスカントリーと言えば、四角く背高なV70クロスカントリーに代表される“ちょっと無骨でタフ”なヤツ。でも、今やすっかりイメチェンですな。スタイリッシュ ...

V60クロスカントリー。エンジンも走りもドイツ車とは世界が違う

ボルボがデンソーを選んだのはナゼか?

かつてのボルボクロスカントリーと言えば、四角く背高なV70クロスカントリーに代表される“ちょっと無骨でタフ”なヤツ。でも、今やすっかりイメチェンですな。スタイリッシュで使えるコンパクトSUV、V40クロスカントリーに続き、ミディアムワゴンのV60ベースでも遂にクロスカントリー版が登場。それも注目のボルボ流新型クリーンディーゼルを搭載してだ。その名も「V60 クロスカントリー D4 SE」(494万円)!
※ガソリンモデルの「V60 クロスカントリー T5 AWD SE」(519万円)もラインアップ。

改めてこのディーゼルエンジンの説明をしちゃうと、ボルボがフォードから独立して作ったオールニューパワーボルボエンジン群がDRIVE-E。1気筒500ccの理想排気量を中心にエコとパワーを両立させているわけだが、なかでもディーゼルターボのD4がエコかつ強力で、そこで大きなサポートをしてるのがDENSO! みなさんも知る日本最強サプライヤーでトヨタグループの大番頭ですな。

しかし昨今のグローバル化で海外進出。中でも欧州進出の重要なキーがDENSOでしか作れないハイテクディーゼル。そこでキモになったのが新世代燃料噴射の「i-ART」なのだ。

これは現在乗用車系では新世代ボルボしか使ってないモノで、いわゆるNOxの排除に尿素を使わず根本の燃焼でなんとかしようって画期的技術。具体的になにが凄いかって、まさに神レベルの燃料噴射コントロールだ。

まず燃料噴射圧は最大2500bar! 従来は2000~2200barレベルだから恐ろしく高く、その分強く短時間に燃料が吹ける。しかも専用インジェクターは1本当たり噴射口が8コ!! と細かく、もっというと1気筒当たり1つの圧力センサーが付いていてそれも10万分の1秒!!! 単位でセンシングし、最大1秒に9回も吹く。

噴射圧、噴射のきめ細かさもそうだが、1気筒それぞれ独立して燃焼状態をコントロールできるのは世界広しといえどもDENSOだけ。まさに精密機械であり、だからスウェーデンのボルボもドイツ系サプライヤーを飛び越えて、日本技術を採用したわけなのだ。最近心配のドイツディーゼルのようなことは絶対にありません。

ワゴンの使い易さとオフロード性能のいいとこ取り

肝心のV60クロスカントリーだが、まずいいのはサイズ感。全長×全幅×全高は4640×1865×1540mmで、車高はV60のワゴンにプラス65mmとほどよい。幅は広めだがなんとか都会の立体駐車場にも収まるサイズだ。

さらに見た目がスタイリッシュなのよ。正直、悪路をガンガン行くタフイメージはそれほどでもない。だが、スマートなV60ワゴンに対し、グリルがシブいハニカムメッシュ、窓枠とドアミラーがシブいグロッシーブラックになり、前後左右にメタリック調スキッドプレートやルーフレールが付く。ホイールは専用デザインだし、ちょっとワイルドな都会の不良? ってところか。

実用性もなかなかでリアシートには身長176cmの小沢がフロントに座ったポジションでそれなりに座れるし、荷室はV60ワゴンそのものの430~1241Lだから広大だ。

さらに肝心なのが悪路走破性で、見てくれだけのSUVだけかと思いきや、全然違って最低地上高は200mmと本格的。レクサスNXやアウディA4オールロードクワトロよりよほど高く、レガシィアウトバック並み。凸凹道で重要なデパーチャー&ランプ&アプローチアングルもほぼ20°前後と安心なのだ。

スウェーデン車のスポーティな味とは?

ある意味予想外だったのは走りだ。正直、かつてのV70XCのゆったり加減が頭に残っていた小沢。しかし、乗るなりだいぶ違う。目線はまあ高いかな? ぐらいだったが走り出すなり、足は予想外に締まってるのだ。タイヤがオプションの大型18インチだったこともあるけど、最新型ボルボ独特のニブさと共にガチッとした剛性感が味わえる。

ハンドリングもフィール自体はニブめでドイツ車系のソリッドさはない。そこが今のボルボ特有の味だが、ステアリングの効き自体はかなり良く、切れば切るほどグイっとGを発生。いわゆるSUV的なロールの深さはほとんどない。もうボルボも癒し一辺倒の時代ではないんですな。

一方、肝心のクリーンディーゼルは凄い。相変わらず強力な190psのパワーと400Nmの最大トルク。これが掛け値なしに発揮されて1.7トン台の重めボディを発進からグイっと押し出し、高速での伸びも凄い。しかもレスポンスがよく、これは絶対にハイブリッド系じゃ味わえない毎日使える速さだ。

ついでに燃費はJC08モードで19.5km/L。正直、ビックリする数字じゃないけど、その分、実燃費との乖離は少なく、おそらく高速じゃ15km/Lは硬いでしょ。これ見よがしじゃないけど、ウソがなさそうなところがいいですな(笑)

スペック

【 V60 クロスカントリー D4 SE 】
全長×全幅×全高=4640mm×1865mm×1540mm
ホイールベース=2775mm
車両重量=1730kg
駆動方式=FF
エンジン=2.0L直列4気筒DOHCディーゼル
最高出力=140kW(190ps)/4250rpm
最大トルク=400Nm(40.8kg-m)/1750-2500rpm
トランスミッション=8速トルコンAT
JC08モード燃費=19.5km/L
使用燃料=軽油
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前後:235/55R17
       試乗車は前後:235/50R18
車両本体価格=494万円

【 V60 クロスカントリー T5 AWD SE 】
車両重量=1790kg
駆動方式=AWD
エンジン=2.5L直列5気筒DOHCターボ
最高出力=187kW(254ps)/5400rpm
最大トルク=360Nm(36.7kg-m)/1800-4200rpm
トランスミッション=6速トルコンAT
JC08モード燃費=12.6km/L
使用燃料=プレミアム
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前後:235/50R18
車両本体価格=519万円


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