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大幅改良のフォード エクスプローラーに試乗。競合相手は大型ミニバン?

2015-11-2 16:00| post: biteme| view: 146| コメント: 0|著者: 文:島下 泰久/写真:菊池 貴之

摘要: 細かな部分にまで手が入れられた力作 振り返れば、2011年に現行エクスプローラーが出た時には色々な意味で驚かされたものだった。最初の驚きは、車体をそれまでのラダーフレーム構造から、ユニボディ構造と呼ばれる ...

大幅改良のフォード エクスプローラーに試乗。競合相手は大型ミニバン?

細かな部分にまで手が入れられた力作

振り返れば、2011年に現行エクスプローラーが出た時には色々な意味で驚かされたものだった。最初の驚きは、車体をそれまでのラダーフレーム構造から、ユニボディ構造と呼ばれるフレーム一体のモノコックへと一新してきたこと。本格オフローダーのエクスプローラーがまさか! と、第一報を聞いた時には何とも衝撃的だったのである。

続く驚きは、実際にステアリングを握った瞬間に訪れた。ユニボディになり、前輪駆動ベースで必要な時だけ4輪駆動になるという乗用車的なスペックになったエクスプローラーは、想像をはるかに超える爽快なオンロード性能を獲得していたのだ。しかもオフロードでも、電子制御の力も活用しながら期待に違わぬ走破性を実現していたのだから、本当にスゴい! と感心したのを覚えている。

そんなエクスプローラーの最新版は、非常に細かな部分にまで入念に手が入れられた力作である。もっとも、まず目が行くのはその大胆に変更されたフロントマスクだろう。より強い存在感を打ち出したいというメーカーの狙いは確かに達成されていると言えそうだが、率直に言って、個性が薄まってしまった感はある。まあしかし、その充実した中身の前では大した問題じゃない。

装備が大幅に充実、荷室は広大

室内に乗り込むと、基本レイアウトこそ不変ながら、アームレストの位置を調整したり、スイッチをタッチ式からプッシュ式に改めたりといった細かな修正によって、使い勝手が向上していることに気付く。スマートキー、ステアリングシフトパドル、ウォッシャー付きのリアビューカメラも搭載。電動テールゲートには足のジェスチャーでの開閉機構も追加されるなど、装備も充実度が大幅に高められた。

もちろん、元々のゆったりとした乗員スペース、3列目までしっかり使える7人乗りのシートレイアウトといった部分は変わっていない。荷室は広大で、3列まで使用した状態でも容量は実に595Lを確保。更に2~3列目をすべて倒してしまえば、2285Lという巨大で、且つフルフラットなスペースが現れるのだから使い出は十分以上と言える。

この3列目には上級グレードのリミテッドとタイタニウムでは電動折り畳み機能がつくのだが、これが無いXLT/XLT エコブーストでは、操作にちょっとコツが要る。2列目も同様で、ちゃんと押し込んで固定しないといけないので、女性は扱いに困るかもしれない。この辺りは、やっぱりアメリカ車という感じ。でも、それならそれで、こういう作業は男がやればいいのだ。

人気のXLT エコブーストに試乗。印象は?

試乗したのは人気のXLT エコブースト。走りだすと、すぐに解るのが静粛性の向上ぶりである。ドアシールの改良、防振性能の高いマウントを採用したサブフレームなどにより遮音、吸音にはかなり気を使ったようだし、XLT エコブーストでは排気系も専用チューンとして音を抑えたのだという。

感動すらもたらす乗り心地も、これまで通り変わりない。いかにも堅牢なボディに、豊かなストローク感のあるサスペンションの組み合わせは、フレーム付きの時代のようなユサユサといつまでも揺すられるような感覚とは無縁で、それでいてSUVらしい大らかな乗り心地として結実。高い目線、広い視界と相まって、ロングクルージングになるほど真価を発揮しそうな印象だ。

しかも、それでいてコーナーの連続するような場面では、遅れ感のない正確なレスポンスで、とてもコントローラブルなハンドリングを楽しませてくれる。今回は他のモデルは試していないが、その上でオフロードでも、これまで通りの類い稀な走破性を堪能させてくれるはずだと考えれば、走りにはもう何の不満もない。

出来がいい新エンジン。心地よい加速をエンジョイできる

XLT エコブーストのエンジンは、従来の直列4気筒2.0Lターボから、同2.3Lターボへとスープアップが図られた。これにより最高出力、最大トルクが向上しているだけでなく、燃費の改善まで実現している。

従来の2.0Lターボでも、この大柄な体躯を軽々と引っ張る実力に驚かされただけに、新型の走りが不満であろうはずが無い。特に感心させられるのは発進の際にも、まったくかったるさが無いこと。低回転型とは言えターボエンジンだし、まして車重は結構ある。発進の際の多少のもたつきは、何となく覚悟の上でアクセルを踏むわけだが、実際にはすぐにトルクが立ち上がり、ストレス無く走り出せるのだ。組み合わせる6速ATのセッティング、そして2.3Lへの排気量アップなど、理由は様々あるはずだが、とにかくよく出来ていることは間違いない。

しかも単に実用域で扱いやすいだけでなく、回せば気持ち良い伸びまで味わわせてくれる。従来のセレクターレバーの親指部分にあったシフトアップ/ダウンのスイッチが廃されて、ステアリングシフトパドルに改められたのも朗報。前が開けた場面では、心地よい加速をエンジョイできる。

大型ミニバンに代わる選択肢にも

新型エクスプローラー、価格を見ると同じXLTに、V型6気筒3.5Lエンジン+4WDのモデルとこのエコブーストの2種類があり、しかも価格は同じ489万円となっている。一瞬戸惑うが、フォードとしては4WDモデルは従来からのエクスプローラーのファンを、そしてエコブーストは新規のユーザーをターゲットにしているのだという。

実は、3列シートを備え7人乗りが可能ということで、大型ミニバンに代わる選択肢として検討されることも増えているのだとか。要するに競合相手はアルファード/ヴェルファイア。そこを意識して、同じグレード名でもエコブーストは本革シート+シートヒーターが備わるなど、FFとする代わりに装備を充実させている。大きなラジエーターグリルが目をひくフロントマスクの迫力も、そうしたユーザーにはアピールとなるに違いない。

そんなXLT エコブーストだけでなく、もともと不満の無かった実力に、更に磨きがかけられた新型エクスプローラーは、アメリカンSUVのファンだけではなく、次の選択としてSUVを検討している人、特に欧州プレミアム勢を候補に挙げている人も、きっと満足させる出来映えとなっている。

問題はサイズとステアリングの位置(左ハンドル仕様のみ)だけ。でも、それが乗り越えられたら、きっと幸せなSUVライフが待っているはずだ。

スペック

【 XLT エコブースト 】
全長×全幅×全高=5050mm×2000mm×1820mm
ホイールベース=2860mm
車両重量=2040kg
駆動方式=FF
エンジン=2.3L直列4気筒DOHC直噴ターボ
最高出力=192kW(261ps)/5500rpm
最大トルク=420Nm(42.8kg-m)/3000rpm
トランスミッション=6速AT
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=245/60R18
JC08モード燃費=8.6km/L
使用燃料=レギュラーガソリン
車両本体価格=489万円


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