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フォレスター、XVのマイナーチェンジモデルに試乗。進化のポイントは?

2015-11-24 13:00| post: biteme| view: 397| コメント: 0|著者: 文:島下 泰久/写真:菊池 貴之

摘要: 登場3年目の大きな進化 毎年のように小改良を実施して、どんどんアップデートされていくのがスバル車にとっての“当たり前”である。それじゃあ、いつ買ったらいいか判らない? いやいや、そうではなく逆にいつ買っ ...

フォレスター、XVのマイナーチェンジモデルに試乗。進化のポイントは?

登場3年目の大きな進化

毎年のように小改良を実施して、どんどんアップデートされていくのがスバル車にとっての“当たり前”である。それじゃあ、いつ買ったらいいか判らない? いやいや、そうではなく逆にいつ買っても最新のスペックが手に入ると解釈するべきだろう。

今回のフォレスターのマイナーチェンジは、登場3年目という節目でもあり、規模は大きめである。見た目や装備はもちろん、実質的な面でも「ここまでやるんだ」というぐらいの大きな進化を遂げている。

本格志向のSUVらしさを更にアピール

まずエクステリアは、バンパーやグリル、そして前後のライト類に手が入れられている。全体にワイド感、背が高くガッシリとした雰囲気が強調された印象なのは、気付けばバリエーションが増えているスバルのSUVの中で、もっとも高い最低地上高を持つ本格志向のモデルだということを更にアピールしていく狙いだろうか。

一方、インテリアはセンターコンソールやドアグリップにレザーが巻かれたり、メッキの加飾が増やされたりして、見た目そして手に触れた感触をより質高く仕立てている。運転席のシートポジション記憶機能やリアシートヒーターなど、ユーザーからの要望に応えた細かな装備の充実も嬉しい。

継続的なアップデートでバリューを高める先進安全装備

目玉は、やはり先進安全装備の更なる進化だろう。まず自慢のアイサイトは最新のVer.3が搭載されている。高精細のカラーステレオカメラを使うことで、歩行者認識も含む、更に緻密な状況認識が可能になった。また、左右後方から近づく車両や、駐車場などからの後退時に後方を横切る車両を検知し警告する機能も追加されている。つまり360°に目を光らせることができるようになったのだ。

またヘッドランプもシグネチャーライトで目ヂカラが強められただけでなく、ハイビーム照射エリアを自動調整するADB(アダプティブ・ドライビング・ビーム)、コーナリング時にライトを操舵方向に向けるSRH(ステアリング・レスポンシブ・ヘッドライト)などの機能が追加された。

アイサイトをはじめとする、これらの先進安全装備は今やスバルにとって最大のキラーコンテンツ。とはいえ、決して巨大メーカーではないスバルが、ここまで継続的なアップデートを実現し、そのバリューをますます高めているのは見事と言うほかない。これだけを理由に選んだとしても後悔しない。そう思わせるだけの価値、アリだ。

静粛性が向上。乗り味は大人っぽく進化

その上で新型フォレスター、目に見えないけれど身体ではすぐに感じられる、走りっぷりの方も大幅なステップアップを実現していた。誰もがすぐに気付くに違いないのが静粛性の向上である。

テストコースでの試乗だったので、決して解りやすい環境ではなかったはずだが、走り出すとすぐに「これは静かだな」と実感できる。各部シールの二重化、インストルメントパネル先端部のシーラー強化といった程度には留まらず、左右各3枚のドアガラスの板厚変更にホイールエプロン部のボディ板厚アップ、トランスミッションの騒音低減等々、対処療法だけでなく源流まで立ち返っての対策は、しっかりと成果が出ている。

乗り心地も、以前にあった粗さがきれいに消え去り、とてもしなやかなタッチを身につけた。ステアリングの中立位置での据わり感が濃くなり、その先の応答性も、正確さを増したフットワークも上々の仕上がり。ターボ車にブレーキ制御でアンダーステアを抑制するアクティブ・トルク・ベクタリングが採用されたのも効いているのだろうか。全体に、すっかり大人っぽい乗り味に進化しているのである。

あえて不満を言えば……

パワートレインには大きな変化は無いが、2.0L直噴ターボエンジン車のCVTには有段ATのようなステップ変速のロジックが採り入れられている。確かにコレ、ボクサーエンジンの吹け上がりを楽しむには悪くないが、効率は落ちるわけで、個人的には疑問符がつく。どうせなら普通のATにしたらいいのに……と思うが、それこそマイナーチェンジでは無理な相談というものだろう。

しかしながら不満と言えば、そのぐらい。新型フォレスターが見た目、クオリティ、安全性に走りと、あらゆる部分で確実に進化を遂げていることは間違いない。

SUVが人気だとは言っても、本格志向のものを望む人、雰囲気だけでいいという人、あるいはオンロードでのパフォーマンスを望む人、快適性を望む人と、実はニーズは細分化しているのが現状。フォレスター独自の魅力をキープしながら、更に広くアピールしていく1台を仕立てるという命題は、開発者にとっては厳しいものだったに違いない。しかしながら、そのタスクは達成された。限られたシチュエーションでの試乗ではあったが、そんな確かな手応えを感じたのだった。

XVのガソリン車もアイサイトVer.3に

同時にマイナーチェンジを受けたXVについても触れておこう。こちらも内外装がリフレッシュされ、これまでよりちょっと装飾が増えた感じ。特にガソリンエンジン車のインテリアは各部にオレンジのステッチが入れられて、従来の素っ気無さがやっと解消された。せっかくインプレッサじゃなくコレを選ぶんだから、インテリアだって気分をアゲて欲しいというもの。小さいけれど、大きなステップだ。

アイサイトも、先にVer.2へと進化していたハイブリッドはそのまま、ガソリン車のそれがVer.3へと進化。左右後方の死角に居る車両の検知、車線変更支援、後退時に横切る車両の検知などを可能にするスバルリヤビークルディテクション、自動的にハイ/ロービームを切り換えるハイビームアシストなどを含んだ、アドバンスドセイフティパッケージもオプションで設定された。

走りの面では、こちらもドアガラスの板厚アップ、シール強化などを含む騒音、振動対策が実施されている。また、サスペンションセッティングやステアリングのギア比も見直された。

オススメは断然ガソリン車

試乗したのはガソリン車。正直言ってハイブリッドが出た後の改良では、快適性も走りも、あまり良い方向に進んでいるように感じられなかったのだが、新型はとてもいい感じに熟成されていてホッとした。端的に言って騒音は静かだし、乗り心地は滑らか。実に快適だ。

フットワークも、これまで以上に“意のままになる”感覚が増している。エンジンは非力で、しかもCVTしか設定が無いのは変わらず、ここが面白みを削いでいる部分はあるものの、それでも説得力は十分あるなと思えてしまうほどよく仕上がっていて、軽快な走りに気を良くして、狭いテストコースで何度も“おかわり”して楽しんでしまった。

ガソリン車とハイブリッドが用意されるXVだが、今回のマイナーチェンジを経て、オススメは断然、このガソリン車となった。ハイブリッドはまだアイサイトがVer.2だし、そもそも肝心な燃費への貢献度、大きくないからだ。

新色のハイパーブルーも鮮やかで目をひく。持ち前のカジュアルな、それでいて質の高いライフスタイルカーとしての魅力、更に磨きがかかったようである。このXVも、欲しいと考えている人にとっては、まさに今が買い時である。

スペック例(フォレスター)

【 フォレスター 2.0XT EyeSight 】
全長×全幅×全高=4595mm×1795mm×1715mm
ホイールベース=2640mm
車両重量=1610kg
駆動方式=4WD
エンジン=2.0L 水平対向4気筒DOHC直噴ターボ
最高出力=206kW(280ps)/5700rpm
最大トルク=350Nm(35.7kg-m)/2000-5600rpm
トランスミッション=CVT(スポーツリニアトロニック)
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:ダブルウィッシュボーン式
タイヤサイズ=225/55R18
JC08モード燃費=13.2km/L
使用燃料=プレミアムガソリン
車両本体価格=312万8760円

スペック例(XV)

【 XV 2.0i-L EyeSight 】
全長×全幅×全高=4450mm×1780mm×1550mm
ホイールベース=2640mm
車両重量=1410kg
駆動方式=4WD
エンジン=2.0L 水平対向4気筒DOHC
最高出力=110kW(150ps)/6200rpm
最大トルク=196Nm(20.0kg-m)/4200rpm
トランスミッション=CVT(リニアトロニック)
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:ダブルウィッシュボーン式
タイヤサイズ=225/55R17
JC08モード燃費=16.2km/L
使用燃料=レギュラーガソリン
車両本体価格=259万2000円


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