パスワード再発行
 立即注册
検索

本日発表! 8年ぶりのFMCを受けた「ジャガーXF」に海外試乗

2015-9-25 19:30| post: biteme| view: 883| コメント: 0|著者: 文:川端 由美/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン

摘要: かの地ではスポーティネスなイメージ 燦々と太陽が降り注ぐ、スペイン・パンプローナ空港に降り立つ。国際試乗のステージに選ばれたのは、スペイン北部にあるパンプローナだ。牛追い祭りで知られるバスク地方の町で ...

本日発表! 8年ぶりのFMCを受けた「ジャガーXF」に海外試乗

かの地ではスポーティネスなイメージ

燦々と太陽が降り注ぐ、スペイン・パンプローナ空港に降り立つ。国際試乗のステージに選ばれたのは、スペイン北部にあるパンプローナだ。牛追い祭りで知られるバスク地方の町で、ヘミングウェイの小説『日はまた昇る』の舞台でもある。

英国生まれのアッパーミドル・サルーンの試乗ステージに、なぜ、このエリアが選ばれたか聞いてみたところ、意外なことにFIA認定のナバラ・サーキットがあるからだという。「ジャガー」=ラグジュアリー・サルーンというイメージが強い日本では意外に思われるかもしれないが、ヨーロッパにおいては、レース・シーンでの輝かしい実績を持ち、スポーティネスを重視する自動車メーカーとして認識されている。

ジャガーは一貫して技術志向が強く、イノベーションによって、車両価格と性能の高いバランスを実現してきた自動車メーカーでもある。前身にあたる「SSカーズ」時代に発売された最初のモデル「SS1」は、ベントレーやアストンマーティンに匹敵する性能を持ちながらも、手の届きやすい価格だったために人気を博したという歴史を持つ。戦後にはル・マン24時間耐久レースに参戦し、1950年代には「Cタイプ」と「Dタイプ」で合計5勝を上げている。

スタート価格は598万円~

今年3月のジュネーブ・サロンにて、CEOのDr.Ralf Spethにインタビューしたところ、「ラグジュアリー・ブランドの地位にふさわしいクルマ作りを心がけているが、一方で、顧客にむやみなコスト負担を強いるつもりはない」と語っている。9月25日、日本で「XF」が発表された段階で価格が598万円~1,105万円と知り、ジュネーブで聞いたCEOの言葉を思い出した。

最近では、5リッターV8エンジンを独自に開発し、小型スポーツカーの「Fタイプ」を世に送り出し、スポーツカー・ブランドとしての本来の姿を取り戻しつつある。今年に入って生産がスタートしたプレミアム・コンパクト・セダンとして競争力のある価格帯の「XE」でも、スポーティネスを重視しているのは明らかだ。

そして今年になって、いよいよ、ジャガーの中核を担うアッパーミドル・セダン「XF」が発表された。現行の「XF」は、世界累計で25万台を販売したヒット作である。その後を継ぐ新型だけに、当然、期待も募る。

躍動感と英国の気品漂うスタイリング

空港には、お馴染みのリーピング・ジャガーのマークを掲げたラウンジが特設されており、一通りの説明を受ける。全長4954×全幅1880×全高1457mmのボディ・サイズは、ライバルと目される「BMW 5シリーズ」と比べて、40mm長く、20mm広く、18mm低い。

見た目の印象も低くワイドだが、なによりも、ジャガーらしい伸びやかなスタイリングを保っている点を特筆したい。近年のジャガーのデザインを構築してきたイアン・カラム氏によるデザイン部門は、「XF」でも独自のエレガンスを追求してみせた。

いまや、ドイツ勢が主流であるこのクラスにおいて、「XF」ではひと目でジャガーとわかるフロント・グリルを持つ。フロント・ランプからサイドへ回り込んでリアエンドで集約するラインに、豊かな起伏によって生み出される面が組み合わされる。これらのすべてが複合的に組み合わされることにより、躍動感のあるスタイリングに仕上げられている。

水平基調のリア・ランプ周辺のデザインや、ピラーからランプまでのクロームまたはブラックの縁取りを入れるといった演出にも英国の香りを感じる。

最新のディーゼルターボも日本上陸

日本に導入されるパワートレインは、2.0L・直4ディーゼルターボ(180ps/430Nm)、2.0L・直4ガソリンターボ(240ps/340Nm)、出力の異なる2機種の3.0L・V6ガソリンスーパーチャージド(340ps/450Nmおよび380ps/450Nm)の合計4機種となる。組み合わされるトランスミッションは、ZF製の8速ATへとアップデートされている。

ちなみに本国では設定のある4WD仕様は、日本へは導入されない予定。実は、ジャガーの北米での主戦場は雪の降る東海岸にあるため、4WDが重視される。そのため、ジャガーの4WD仕様は、左ハンドル仕様で開発されているのだという。

初めにステアリング・ホイールを握ったのは、「XE」から搭載される新型の2.0L・ディーゼルターボ「INGENIUM(インジニウム)」を積むモデルだ。スタートボタンを押して、エンジンを始動すると、思いの外、室内が静かなのに驚く。最近では、日本でもクリーン・ディーゼル車に乗る機会が増えたものの、この新しい2.0L・ディーゼルターボの静粛性は特筆に値する。

ディーゼルターボの走り味は?

早速、ナバラ・サーキットを目指して、ステアリングホイールを切る。アッパーミドル・クラス・セダンの試乗にあたってサーキットでの試乗を用意したことは、当然、ジャガーがこのクルマをスポーティに作り上げた自信の表れでもある。

430Nmもの最大トルクを1750rpmから発生して後輪で路面を蹴るという、高級セダンらしいパワフルな走りに好感が持てる。吹け上がりも軽快で、エンジン回転数のレブリミットさえ見なければ、ディーゼル・エンジンとは思えないほどだ。ZF製8速ATは変速マナーがよく、多段化されていてもビジーな感じはしない。

フロント・サスペンションの形式がダブルウィッシュボーンを採るのは先代と同じだが、インテグラル・リンクに刷新されたリア・サスペンションが乗り心地に及ぼす効果は絶大だ。28%も剛性が高められたボディと相まって、スペインの荒れた道でも乗り心地がいい。

それでいて、高出力版でも、4.3L/100kmという燃費性能なのには驚かされる。軽量なアルミ素材を多用した構造にボディを刷新し、最大で190kgもの軽量化が図られたことは、走行性能と燃費性能の双方に好影響を及ぼしている。

高性能版たるV6スーパーチャージドは?

サーキットに着くと、今度は、340ps/450Nmを生むスーパーチャージド3.0LV6ユニットを積んだハイ・パフォーマンス・モデルに乗り換える。ナバラ・サーキットは、全長約4kmのテクニカルなコースである。

アクセルの踏み込みにあわせて、滑らかにエンジン回転数が高まり、6500rpmでトルクが最高潮に達する。充分に速度を落として、コーナーへと進入すると、前輪に荷重が移動していき、操舵にあわせて素直に姿勢を変えていく。アッパーミドルに属するボディ・サイズの割に、すっと鼻先が曲がっていき、まるで一回り小さなクルマかのような軽快な印象だ。トルクベクタリング機構の採用により、回頭性が高められているのはもちろんだが、軽量化の効果も大きいだろう。

タイヤが路面に食いついたのを感じたところで、アクセルを開けていくと、強大なトルクが後輪に伝わっていく。こうしたシーンでリア・サスペンションの追従性が高く、安定したコーナーリングができることにより、結果としてクルマの限界をつかみやすい。スポーティな走りに充分に耐える実力を持つと同時に、大トルクでボディを押し出していく、余裕のある加速はアッパーミドル・サルーンにふさわしい。

ジェントルな振る舞いも忘れていない

一夜明けた後、ターボチャージャー付き2L直4ガソリン・エンジンを積むモデルに乗り換えて、フランス国境方面を目指した。いかに、ターボによって過給されるとはいえ、わずか2.0Lの排気量から240ps/340Nmを絞り出すのでは非力に感じるかと想像していた。

しかしながら、鼻先が軽いぶん、軽快な走りを披露するのには驚かされた。高速道路やサーキットではV6モデルが圧倒的なパワフルさを発揮するが、ワインディング・ロードでの楽しさは2.0Lモデルに軍配があがると言っていい。

アクセル操作に対するトルクの出方も滑らかで、過日のターボ付きエンジンとは違って、低回転域から滑らかにパワーを発揮する。スポーティネスを重視しながらも、ジェントルで操りやすいのは、ジャガーのサルーンとして重視すべき点であり、新型「XF」の美点の一つである。

この2日間で500km以上ものマイレージを後にして、ジャガーというブランドの根底にはスポーツカー・メーカーとしての血筋が脈々と流れていると、身を持って知ることができた。たとえ、ラグジュアリー・サルーンであっても、その遺伝子は変わらずに受け継がれているのである。

日本導入グレード

【ガソリン・エンジン搭載モデル×5機種】
●XF Pure
2.0L・直4ターボチャージド(240ps/340Nm)
598万円

●XF Prestige
2.0L・直4ターボチャージド(240ps/340Nm)
668万円

●XF R-Sport
3.0L・V6スーパーチャージド(340ps/450Nm)
969万円

●XF Portfolio
3.0L・V6スーパーチャージド(340ps/450Nm)
1,027万円

●XF S
3.0L・V6スーパーチャージド(380ps/450Nm)
1,105万円

【ディーゼル・エンジン搭載モデル×2機種】
●XF Pure
INGENIUM・2.0L・直4ターボチャージド(180ps/430Nm)
635万円

●XF Prestige
INGENIUM・2.0L・直4ターボチャージド(180ps/430Nm)
693万円


さようなら

なるほど

共感した

ありがとう

相关分类

Archiver|携带版|BiteMe バイトミー

GMT+9, 2025-5-1 03:37 , Processed in 0.232391 second(s), 18 queries .

Powered by Discuz! X3.5

© 2001-2025 BiteMe.jp .

返回顶部