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ボルボV40、ディーゼル版のポールスター パフォーマンスパッケージに試乗

2015-10-2 10:25| post: biteme| view: 734| コメント: 0|著者: 文:石井 昌道/写真:菊池 貴之

摘要: D4用が新たにラインアップ ボルボ車によるレース参戦やチューニングを手がけてきたポールスター。昨年には初のコンプリートカー「S60/V60 ポールスター」を手がけ、日本にも導入されたことは記憶に新しい。パワート ...

ボルボV40、ディーゼル版のポールスター パフォーマンスパッケージに試乗

D4用が新たにラインアップ

ボルボ車によるレース参戦やチューニングを手がけてきたポールスター。昨年には初のコンプリートカー「S60/V60 ポールスター」を手がけ、日本にも導入されたことは記憶に新しい。パワートレーンからシャシーまで全面的に手が入れられたS60/V60 ポールスターは、コンペティション・シーンを彷彿とさせつつ日常域とのバランスを巧妙にとったモデルで実力の高さをみせていた。

今回導入された『ポールスター パフォーマンスパッケージ』はコンプリートカーではなく、エンジンのマネージメント・プログラムをチューニングするもの。2012年からT4やT6用に発売を開始していたが、新世代のDrive-EパワートレーンのD4、T5用が新たにラインアップされた。

最高出力は+10ps、最大トルクは+40Nm

ちなみにDrive-Eパワートレーンは2010年に立ち上げた自社開発パワートレーンのプロジェクトで高効率化やランニングコストの低減、ドライビングの歓びなどがテーマ。ガソリンとディーゼルは25%を共通部品、25%を異なる部品、50%を類似部品として、同じコンセプト、同じアーキテクチャーで開発される。

つい先日、D4が日本、ドイツのメーカーに続く第3のディーゼルと謳って導入されたばかり。今回はそのD4のポールスター パフォーマンスパッケージを装着したモデルのうちV40に試乗する。

スタンダードのD4が最高出力190ps/4250rpm、最大トルク400Nm/1750-2500rpmなのに対して200ps/4000rpm、440Nm/1750-2250rpmとなり、とくに2000-4500rpmの中速回転域でのパフォーマンスアップを主眼としている。最高出力は10ps増だが、中速回転域においては最大16ps向上しているともいう。ソフトウエアを書き換えるだけなので作業は簡潔で、18万8000円と価格もリーズナブルだ。

日常域ではさほどの違いを感じない

ポールスター パフォーマンスパッケージを装着したD4で走り始めてみても、最初はスタンダードとの違いをあまり感じられなかった。そもそもD4はアイドリングや低回転域ではわずかにガソリンよりも大きな音がするが、少し速度があがれば気にならなくなり、40~50km/h程度の巡航でもガソリンより静かなぐらいで快適性が高い。

動力性能も高く、街中を普通に走るだけなら1000rpm台でほとんど事足りる。高速道路だとしても、合流や追い越しなどで強めの加速を求めた時以外は、あまり回転をあげずとも余裕でこなしてしまう。

日常域でのディーゼルは、もてる性能のほんの一部しか使っていないのでパフォーマンスが増強されたポールスター パフォーマンスパッケージに乗り換えたとしても、さほどの違いを感じないのだ。

踏み込むと目覚める活発なキャラクター

だが、アクセルを強めに踏み込んでそこそこのハイペースを楽しもうとすると、違いが明確になってくる。今回の試乗でも淡々と走ってきた郊外路からワインディング区間に入り、右足がアクセルを深めに素早く踏み込んだときからポールスター パフォーマンスパッケージの活発なキャラクターが目覚めた。

アクセル操作に対するレスポンスが鋭くなり、D4以上に厚みのあるトルク感で背中が強くシートに押しつけられる。きつい登りの区間でもグイグイと頼もしい加速をしていくのだ。

ガソリン車でワインディングを楽しもうとすると、ついエンジンをトップエンドまで回したくなるが、このチューニング・ディーゼルはそこまでしなくてもスポーティな気分になれる。むしろ、得意とする2000-4500rpmあたりを使っているときのほうが、いいエンジンだなということが実感できるような気さえするのだ。

ディーゼルは全開加速やトップエンドで得られる最高出力よりも、その手前の過渡領域にこそ旨味があるからだろう。ポールスター パフォーマンスパッケージは、そこをぐっと伸ばしている。

スポーツマインドを満たすチューニング・ディーゼル

D4にはアイシンAW製の8ATが組み合わされているが、シフトスピードやダイレクト感などもスポーティな走りに対応するものだった。以前ボルボが採用していた6ATで強い加速をすると、シフトチェンジ時にトルコンが滑ってエンジンが瞬間的に空回りしたりシフトスピードの遅さが気になったりすることもあったが、今やそんな悪癖はみせずにDCT並に素早くガツンと繋がっていく。パドルシフトで積極的にマニュアル・シフトしていくとなおさら楽しめるのだ。

日本では、低燃費ながら動力性能が高いディーゼル自体がまだ新鮮に感じられるものだが、そこから一歩踏み出したポールスター パフォーマンスパッケージのチューニング・ディーゼルは新しい世界を垣間見せてくれた。圧倒的なトルクを持ちつつ、アクセル操作に対する反応がいいので、いわゆるアクセルのツキが究極に良く感じられるのだ。

ディーゼルは日常域での優位性が高い乗用車であるものの、スポーティさではガソリンが有利と思っていたが、これならディーゼルでもスポーツ心をかなり満足させられることだろう。

スペック

【 V40 D4 SE ポールスター パフォーマンスパッケージ】
全長×全幅×全高=4370mm×1800mm×1440mm
ホイールベース=2645mm
車両重量=1540kg
駆動方式=FF
エンジン=2.0L直列4気筒DOHCディーゼルターボ
最高出力=147kW(200ps)/4000rpm
最大トルク=440Nm(44.8kg-m)/1750-2250rpm
トランスミッション=8速AT
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=205/50R17
JC08モード燃費=20.0km/L
使用燃料=軽油
車両本体価格=399万円
ポールスター パフォーマンスパッケージ価格=18万8000円


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